こんばんわ、安達です。
タイトルのJCMUってなんだかわかりますか?Japan Center for Michigan Universitiesの略です。彦根の松原、鳥人間コンテストの舞台のすぐ北隣に位置するミシガン州立大学連合日本センターのことです。滋賀県とミシガン州は姉妹都市で、当センターが彦根に設立されたのは1989年、もう35年もの歴史があるんですね!
彦根に市街地付近に住む方なら親しみのある光景だと思うのですが、ここのセンターの学生さん(アメリカ・ミシガン州からの留学生)がよくカラフルなヘルメットをかぶってママチャリでベイシア・カインズホームに買い物に行ったり、スタバでお茶したり、市内を探索したりと何かとこのスタイルで移動されているのを見かけます。彼らのドミトリーは松原のセンター内にあり、徒歩圏には買い物するところもなかなかないのでセンターから支給される自転車は彼らの足として必須なのです。週末には京都・大阪や名古屋など近隣都市にも遊びに行く彼らを、駅前のひこちゃり付近でもよーく見かけます。留学して日本やセンターのルールを遵守して生活しなければならない彼らなのでヘルメット着用を必ず守っているところが彼らだとわかるポイントでもあります。
自転車を支給されてそれを使っている彼らにはレンタサイクルは無縁です。が、はるばる母国から彼らを訪ねて遊びにやって来る家族や友人たちにはなくてはならない手段になります。彼らが自転車しか足がないので、同じように自転車がないとどこへ行くにも歩調が合わせにくいですよね。実際、センターのドミトリーに住む友人を訪ねてとか、ボーイフレンドに会いに来たと言って利用されたミシガンからの方々が過去に何人もいらっしゃいました(めぐりんこ時代)。
さて、ということはこの写真の方は…そう、JCMUの学生さんです。と言っても、13年前にJCMUの学生さんだった方がついこの3月に再来彦されたときのお写真です。そしてなんとこの方、クラファンスタートして最初の頃に、はるばるアメリカからご支援くださったのです!アメリカからのご支援にまあびっくりして、お礼のメッセージを送りつつもお名前に見覚えがあったもので尋ねてみると当たっていて五環生活のインスタグラムをフォローしてくださっていた方でした。フォローされていた理由がご支援にもつながるのですが、13年前留学生だった時にJCMUからのインターンシップで五環生活で少しお仕事されたことがあるからでした。当時インターン生を担当されていた五環生活のT氏にとてもお世話になったからと、T氏の当時の本職の現場であるここ「エコスタイル自転車店」(花しょうぶ商店街にありました。今は閉店されています)を来彦された3月にめぐりんこで借りた自転車で訪ねてみたというわけでした。それ以来五環生活のインスタグラムをフォローしてくださり、クラファンのことも知り、T氏にお世話になった思い出が素晴らしかったあまりに、ご支援してくださるに至ったと。感動のあまりすぐにFBの記事にしましたが(それを既に見ていただいた方もおられるかもしれませんが)、こちらではシェアしていなかったので今回ご紹介させていただきました。
このことからは、今回のクラファンは、五環生活という団体として行っているのであって、私や理事やスタッフの個々の繋がりを越えて、過去に関わってくださって今はおられない方を通しても、その方が五環生活としてどう人々に関わり影響してきたかが関わられた人の中に生きているがために、ご支援を受ける可能性があるのだと学びました。五環生活が長きにわたって活動を続け団体として維持しているからこそです。続けていく、時間を経ても維持していく、それは決して易しいことではありません。改めて、当初から今に至るまで、実に様々な活動に奔走された歴代の方々に敬意を示したいと思いますし、このような海を越えてのご支援につながったように、活動を通して地域の方々とのつながりと信頼を築いていただき残してくださったことに感謝したいと思います。
それにしても、海を越えてのBill(この方)のパッションとその行動力こそ素敵すぎます。次に来彦される際には必ずお会いして直接お礼を言いたいです。
▼先日見かけたJCMUの学生さんたちの集団ライド。城町あたり。