
園庭整備の現状とこれから
いつも札幌第一幼稚園の教育・保育活動、そして園庭整備プロジェクトへのあたたかいご支援をありがとうございます。11月の活動報告を最後にご連絡が途絶えてしまっていたこと、心よりお詫び申し上げます。
昨年度は、2度にわたって花壇整備や冬支度を、ボランティアの皆さまのお力をお借りして無事に終えることができました。その甲斐もあり、今年の春からは園庭に色とりどりの花や香りの良いハーブが咲き、子どもたちや来園される方の目と心を楽しませています。
昨年度から草花に触れていた園児たちは、今年は春から自分たちで水やりをしたり、観察した植物を色水遊びに取り入れたりと、遊びの中で自然との関わりがさらに深まりました。
Do-Canプロジェクト】を発足

そして今年1月、新たに【Do-Canプロジェクト】を発足。改めて、今ある園庭の強みや課題を洗い出し、皆さまからのご支援をどのように活かすかを話し合いながら検討を進めています。
←【Do-Canプロジェクト】メンバー
現状の園庭の強み
1.多様な遊びの基盤が揃っている
・砂場・泥場・平坦な広場・コンビネーション遊具で運動・感触・造形遊びが可能
・タイヤ・塩ビ管などの可動素材で創造的な遊びが広がる
2.自然や生き物と関われる環境がある
・メダカのビオトープ、小さな家庭菜園、花壇があり、季節や命の循環を感じられる
・自然観察・栽培・収穫など探究的活動のきっかけになる
3.素材と場所のバランスが良い
・固定遊具(コンビネーション遊具)+自由素材(タイヤ・塩ビ管)
・動きのある場所(広場)と静かに過ごせる場所(花壇・菜園)が共存
足りない点・発展の余地
★立体感・高低差が少ない
→ 築山を設け、登る・見渡す・転がるなどの立体的な遊びを可能にする
★探検や隠れ家要素が少ない
→ トンネルや茂み、小屋などを取り入れ、冒険心をくすぐる空間をつくる
★季節ごとの変化を遊びにもっと活かしたい
→ 築山を冬は雪山、トンネルを雪洞として活用するなど、四季を生かした遊び場づくり
このように整理した上で、築山とトンネルの新設を軸に、
園庭を「もっと立体的に」「もっとつながりのある」遊び空間へと発展させていくことに決定いたしました。
すでに築山づくりに必要な土の3分の1が運び込まれ、今月18日には残りの土の搬入と工事を予定しています。工事完了後は、来週中にいよいよ完成を迎える見込みです。
完成後は、子どもたちが築山を駆け上がったり、トンネルをくぐったりと、これまでになかった立体的な遊びや探検遊びが園庭いっぱいに広がっていくことでしょう。
次回の活動報告では、完成直後の園庭の様子や、子どもたちが初めて遊ぶ様子を報告いたします。支援者の皆さま、どうぞお楽しみに!




