8/27の北陸中日新聞朝刊にて、ノトゲキの事を取り上げて頂きました!取材して頂き、ありがとうございます!
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7月下旬、ノトゲキ瀧腰と、演出中村さんが2日間にわたって、能登演劇堂、東雲高校、西岸小学校(現在は被災した能登エリア全域の災害支援のNGO拠点になっています)を上演のため、下見も兼ねて訪れました。
ちなみに瀧腰くんはなぜか下見日程を間違えて、1日遅れて能登入りしたそうで、中村さんは1日目はひとりで過ごされ、2、3日目に下見されたそうです。瀧腰くん、別舞台の本番日と能登入りをダブルブッキングしてしまったらしく…。早く能登へ向かいたい想いが溢れたようです。(夢中になると猪突猛進してしまうところがある瀧腰くんです…笑)
さて、話を戻します!
当初、演劇堂の前にある広場での野外公演を計画していました。
ただ、野外だと天候に左右されるというのと暑さ対策優先という事で、建物内のホールに会場を変更したという経緯があります。中村さんには、展示ホールを演劇空間として使うための舞台配置を考えて頂きました。
野外公演は、野外公演なりの面白さがあって、現実世界の中に突如出現する劇空間というのは他の何にも変え難い魅力があります。風や木々の音、虫や鳥の声、見上げれば太陽、雲、どこまでも続く空…そんな中で俳優のセリフが響き渡る。開放感が半端ないです。
まあただ、9月上旬はまだ真夏ですよね…きっと。皆さんを炎天下の中にさらしては、元も子もないので方針転換しました。しっかり空調の効いた室内でお楽しみいただける予定です。そして広場ではマルシェ屋台がやっているので、そちらもお楽しみ頂くという予定です。
下見の時を瀧腰くんに振り返ってもらうと、
「中村さんもそうですが、県外から来る方を演劇堂や七尾にお連れすると、みんな生き生きとしてくれて、いつも嬉しいです。
土地がもつパワーやそこに住む方々から、いろいろなものを感じ取っている様子でした。
能登演劇堂は特に演劇人にとっては、目にした瞬間、心が動く何かがあるのだと思います。下見とはいえ、最初の能登との出会いを繋ぐひとときは自分にとっても大切で、僕も心が動きます。」
との事でした。その気持ち、すごく分かります。地元を紹介する時、なんだか恥ずかしいような、嬉しいような、でも誇らしい…そんな気持ちになりますよね。
能登演劇堂の大扉機構(舞台奥にあるもので、観音開きで開くと雄大な山々の景色が広がる借景を舞台演出に活かせる)も、演劇と外界を繋ぐ素晴らしいものです。ご覧になった事のない方は、演劇堂が本格再開したら、大扉が開く公演を観劇して下さい!大扉が開く公演は、チラシに「大扉開閉アリ」マークを目立つように載せてもらいたいくらいです。…まあそんなマークは存在しませんが…笑
話は変わりますが、延期になっていた無名塾さんの能登限定公演『肝っ玉おっ母と子供たち』が来年5/30(金)〜6/22(日)に開催される事が発表されました。もちろん仲代達矢さん主演です。演劇堂、再開に向けて確実に一歩ずつ向かっているんだなあと感じ、本当に嬉しい発表でした。
わたくし勢登も必ず、肝っ玉おっ母を観に足を運びたいと思っています。きっと、大扉機構を使った壮大な演出をなさってくださるはずです!
私たちも、来年また学生たちがノトゲキの活動で、能登演劇堂の舞台に立てるよう頑張っていきます!
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