今日は東京での稽古最終日でした。
明日は移動日、5、6日に仕込み、リハーサルをして、あとは本番です。
今回は、演出助手の黒住葵さんをぜひ紹介させて下さい。通称、黒ちゃん。就活もしながら本公演に参加してくれている大学4年生。2022年、2023年のノトゲキ参加者です。
今回、彼女の仕事は多岐に渡ります。稽古スケジュール管理から始まり、小道具手配・製作、稽古場代役、稽古場でブラッシュアップされた変更点の記録、稽古の動画撮影と共有、台本の変更点反映作業…他にもきっと色々やってくれているはずです。稽古場では常に真剣かつニコニコ。ぶっちゃけ、わたしの癒しキャラです!
↑作った小道具を見せてくれる黒ちゃん。
本公演は、彼女なしにはあり得ませんでした。昨年のノトゲキが「銀河鉄道の夜」上演だったというのもあり、その演目を今回リメイクしようと今回企画が立ち上がりました。その元となる昨年の「銀河鉄道の夜」は黒ちゃんの発案で実現し、彼女が演出しました。
なぜ、「銀河鉄道の夜」だったのか?聞いてみました。すると思いがけない答えが返ってきました。
「能登の生活環境がとても素敵で。ノトゲキ初参加の2022年当時、夜、空を見上げると星空が本当に綺麗で。その星空を背景になにか野外劇が出来たらいいな、と思ってたんです。その翌年の能登滞在時に、ふと、『銀河鉄道の夜』が頭の中に降ってきたんです。あの作品をここでやるべきなのかも、と直感的に思いました」との事。能登の夜空がそうさせた、運命的な出来事だったのかも知れません…。
(黒ちゃんPCには能登演劇堂のステッカーも)
…なんて良いエピソードなんでしょう!確かに能登の夜空は真っ暗で、月や星々が本当に綺麗です。そこから、銀河鉄道の夜を上演を決めた。昨年は紆余曲折あり、のと鉄道の車両が舞台の貸切公演と、能登演劇堂での舞台公演という形になりました。そしてまさかの二年連続、能登での「銀河鉄道の夜」上演。彼女も当日を本当に楽しみにしてくれています。ネタバレというほどでもないのでここで言ってしまいますが、そんな彼女も、出演者の一人として当日、役を演じる事になりました!観劇に来られる方は、ぜひ彼女の活躍ぶりにも注目して下さい。
そんな彼女への恩返し、という事もあり、このクラウドファンディングでは、ネクストゴールに挑戦します!
と言いますのも、彼女は無償で、気持ちだけで参加してくれているのです。私はそれを聞いた時驚愕しました…。あんなに働いてるのに!?黒ちゃん無しでは考えられない稽古になってるのに!?彼女にもきちんと謝礼をお渡しすべきだと思います。皆様のお力を、あと少し、もう少し貸してください!よろしくお願いします!!
明日、そんな黒ちゃんも含め、みんなでレンタカーで能登入りします。