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日本とトルコ両国に息づく「100年を越える助け合いの心」を伝える絵本を届けたい!

日本・トルコ外交樹立100周年「ヒラルちゃんとあさひくん」の絵本を出版します。多くの人に読んでいただきたいので完成した本を日本とトルコの図書館に贈呈するためにクラウドファンディングに挑戦します。

現在の支援総額

1,415,000

28%

目標金額は5,000,000円

支援者数

14

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/09/27に募集を開始し、 14人の支援により 1,415,000円の資金を集め、 2024/12/10に募集を終了しました

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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現在の支援総額

1,415,000

28%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数14

このプロジェクトは、2024/09/27に募集を開始し、 14人の支援により 1,415,000円の資金を集め、 2024/12/10に募集を終了しました

日本・トルコ外交樹立100周年「ヒラルちゃんとあさひくん」の絵本を出版します。多くの人に読んでいただきたいので完成した本を日本とトルコの図書館に贈呈するためにクラウドファンディングに挑戦します。

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この絵本をつくっているさなかの2023年2月6日、トルコ南東部でマグニチュード7.7と7.6の大きな地震がつづき、日本はいち早く救援隊や医療チーム、専門家チームを送りました。たくさんの犠牲者がでた悲しい出来事ですが、トルコと日本の強いきずなは、いまでも続いています。それはエルトゥールル号の沈没事故から続いているのです。「分断される世界」という言葉が聞かれるようになる、この時代だからこそ、両国の歴史をしっかりと伝え、残していきたいーそう願って、絵本を一冊いっさつ丁寧に届けていきます。ご支援、ご協力をどうぞお願い申し上げます。1999年〈平成11〉トルコ北西部地震1999年8月17日、トルコ北西部で発生したマグニチュード7.6の地震は37秒もの間ゆれ続け、1万7000人あまりが死亡し、およそ60万人が家を失いました。この地震で日本政府はトルコの被災民救援のため、プレハブ500戸を自衛隊の艦船でトルコへ輸送しました。トルコに向かうプレハブを搭載したコンテナを載せた自衛艦2011年〈平成24〉東日本大震災2011年の東日本大震災では、トルコ政府が救助チーム32人を派遣します。宮城県内でおよそ3週間の救助活動を行ったほか、缶詰およそ6万個、水およそ18.5トン、毛布およそ5,000枚が宮城県や福島県の被災地に届けられました。活動期間は約3週間で、海外の救助隊の中で最も長かったとされています。100年以上にも及ぶ両国間の助け合いの歴史、そして心の交流を、いま生きる子どもたちに知ってもらいたい。そしてこの国際交流が次の100年、その次の100年と続いていくことを願い、この本の出版と配布の支援を決意しました。


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2023年はトルコ建国100周年の年でした。また本年は日本・トルコ外交樹立100周年の記念すべき年にあたります。「分断される世界」という言葉が聞かれるようになる、この時代だからこそ、両国の歴史をしっかりと伝え、残していきたいーそう願って、絵本を一冊いっさつ丁寧に届けていきます。本日はトルコと日本との間の助け合いの歴史をご紹介させてください。1890年〈明治23〉エルトゥールル号の沈没事故トルコは親日国として知られています。そしてトルコ人は1890(明治23)年におこった事故をいまでも語り継いでいます。130年以上も前、トルコから軍艦エルトゥールル号で日本へ使節団がやってきました。しかし1890年9月16日、日本からトルコへ帰国途中の軍艦エルトゥールル号は台風のために和歌山県の樫野崎灯台付近で沈没。500人以上が亡くなるという大事故が起きます。オスマン帝国海軍「エルトゥールル号」の写真灯台のある大島村(現在の串本町)は村をあげて救助にあたり69人の乗組員を救助しました。生存者は明治天皇の命により日本の軍艦でトルコへ送りとどけられたのです。1985年〈昭和60〉イラン・イラク戦争中、トルコ政府による日本人救出劇1980年から始まったイラン・イラク戦争。1986年3月17日、イラクのフセイン大統領が、48時間後以降イランの上空をとぶ飛行機をすべて撃墜する宣言を出しました。        1985年3月日本人を運んだトルコ航空のDC-10イズミル号この時、イランの首都テヘランには日本人200人以上が取り残されていました。その日本人を救うため、トルコ政府は2機のトルコ航空機をテヘランに派遣して、日本人を救出してくれました。


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発行人 伊藤玄二郎この絵本は、原作者の遠山敦子さんの体験から生まれました。「体験」とは、1999年8月17日午前3時ごろトルコ共和国で起きた大きな地震のことです。震源地はトルコ北西の都市イズミットのあたり。マグニチュードは7.4、約2万人がいのちをなくしました。遠山さんは当時、日本の大使としてトルコに駐在していました。地震が起きたときはトルコの首都アンカラの大使公邸にいました。イズミットから300キロほど離れているアンカラは夜中にゆったりと揺れました。遠くで大きな地震が起こったに違いない。目をさました遠山さんは、とっさにそう思いました。夜があけると遠山さんは大使館にかけつけました。時間がたつにつれて大きくなる被害状況に、「地震大国の日本は何とかトルコのために役に立ちたいし、トルコに恩がえしをしなくては」という思いがつのります。というのは、1985年、トルコと国境を接するイラクとイランの戦争がつづくなか、イラクによるイランの首都テヘランへの空爆をまえにトルコ政府は危険をおかして飛行機をとばし、テヘランに取りのこされた200人以上の日本人を間一髪、救出するという出来事があったからです。救出劇の背景には、伊藤忠商事の森永堯さんという商社マンのトルコ政府へのはたらきかけがありました。★軍のヘリコプターに特別に乗せてもらい被災地にとんだ遠山さんは、その被害の大きさに驚きました。家を失った人々が道路に出て呆然と立ち尽くしていました。すぐにでも仮設住宅が必要だと判断しました。トルコでは9月下旬には雨期がはじまります。そして短い秋のあと寒い季節がやってきます。そんななか、遠山さんは1995年の阪神淡路大震災で使用され、兵庫県や神戸市に保管・管理されているプレハブ住宅があると知りました。でも、どのようにトルコまで運べばいいのか? 脳裏にうかんだのはエルトゥールル号の遭難事件です。1890年9月、日本からトルコへ帰国途中の軍艦エルトゥールル号は台風のために和歌山県の樫野崎灯台付近で沈没。灯台のある大島村(現在の串本町)は村をあげて救助にあたり69人の乗組員を救助しました。生存者は明治天皇の命により日本の軍艦でトルコへ送りとどけられたのです。もし自衛隊の船が仮設住宅をトルコへ運んでくれたら、2つの国の間の100年の時をこえた助け合いの物語としてトルコの人たちはよろこんでくれ、両国のきずなは、もっと強くなるはずだ――そう考えた遠山さんは、海上自衛隊から大使館に派遣されていた防衛駐在官を通じて藤田幸生幕僚長にその思いを伝えました。藤田さんは快諾し、ひそかに自衛艦の装備の準備をはじめてくれました。他国の大使たちは、日本大使の働きを驚きの目でみていたそうです。★自衛隊の任務ではないのではという国会での激しい論戦はありましたが、やっと認められました。願いは実をむすびました。旗艦「ぶんご」はじめ3隻の自衛艦が500戸の仮設住宅を積んで神戸港を出航したのは1999年9月23日のことでした。輸送作戦は、大震災から不フェニックス死鳥のごとくよみがえった神戸市にあやかり「ブルー・フェニックス大作戦」と名づけられました。すでに自衛艦にプレハブを固定させる工夫をしてあったので、プレハブを無事に積みこみ、波高いマラッカ海峡をこえて海賊にもあわずに船は進みました。隊員の努力の甲斐あって、艦船が無事にイスタンブルのハイダルパシャ港に入ったのは10月19日でした。遠山さんは到着するまえに大使の任期を終えて帰国していましたが、当時をふりかえり、到着を歓迎するトルコの人たちの笑顔が目に見えるようでしたと語っています。――この絵本もまた、トルコと日本、ふたつの国がこれまで以上に仲よしになるためにお役にたてればうれしいです。★この絵本をつくっているさなかの2023年2月6日、トルコ南東部でマグニチュード7.7と7.6の大きな地震がつづき、日本はいち早く救援隊や医療チーム、専門家チームを送りました。たくさんの犠牲者がでた悲しい出来事ですが、トルコと日本のきずなは、この災害緊急援助チームの活動をつうじて、さらに強くなったように思います。


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NPO法人「日本語の美しさを伝える会」が2005年より名作朗読を耳から聞くことで子どもたちに日本語の美しさと物語のおもしろさを伝えようと毎週土曜日鎌倉・建長寺で開催している 「親と子の朗読会」が1000回を迎えました!9月28日に記念プログラム公演には300名を上回る来場者がありました。週末のご多忙の中、足をお運びいただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。「ヒラルちゃんとあさひくん」 はまだ出版前ですが、原画をスクリーンに投影しながら、渡邉瑞紀さん、長井知茅さんが朗読をしてくれました。お二人は小さい時からこの朗読会の常連です。朗読会で育ち20歳になった2人が、聞く側から朗読する側に!バトンはつながれていきます。 ギュンゲン駐日トルコ共和国大使、「ヒラルちゃんとあさひくん」の原案者元駐トルコ日本大使遠山敦子さんも来てくださいました。「ヒラルちゃんとあさひくん」の朗読を皆さん真剣に聞いている姿が印象的でした。今年(2023年)は「日本・トルコ外交樹立100周年」です。多くの子どもたちに両国に息づく「100年を越えるロマン」(助け合いの心)を絵本を通じて知ってもらいたい。末永い交流を実現したいと、強く願うイベントとなりました。クラウドファンディングの挑戦も残り68日となりました。目標金額の500万円まで388万円と長い道のり。ぜひ応援をいただけると幸いです。