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金沢で発酵×アートの旅を! そして、金沢の発酵文化のバトンを未来に!

2024年9月21日〜12月8日に金沢21世紀美術館の他、石川県内エリアを会場として行う「発酵文化芸術祭 金沢」。その運営とPRのためのクラウドファンディングを行います。

現在の支援総額

182,500

2%

目標金額は7,000,000円

支援者数

21

募集終了まで残り

33

金沢で発酵×アートの旅を! そして、金沢の発酵文化のバトンを未来に!

現在の支援総額

182,500

2%達成

あと 33

目標金額7,000,000

支援者数21

2024年9月21日〜12月8日に金沢21世紀美術館の他、石川県内エリアを会場として行う「発酵文化芸術祭 金沢」。その運営とPRのためのクラウドファンディングを行います。

自己紹介

はじめまして。発酵デザイナーの小倉ヒラクです。今回の「発酵文化芸術祭 金沢」クラウドファンディングを行う発酵ツーリズム金沢実行委員会の委員長もしています。僕は発酵醸造文化の素晴らしさ、目に見えない微生物たちの不思議を伝える活動をしています。テレビをはじめメディアにも度々出ているので僕のことを見たことある方もいるかもしれません。


このプロジェクトで実現したいこと

さて。このページを開いた皆様にお願いです。この度、人生最大のプロジェクトに全力を賭けることになりました。


その名も『発酵文化芸術祭 金沢』


この芸術祭に、一人でも多くの方に来てほしい!そう思ってこのクラウドファンディングを始めることにしました。支援していただいた方には、ぜひとも現地で楽しんでいただけたらと思いリターンとしてチケットをご用意しています。それから、リターンでのみゲットできる金沢の情報も。


これは、金沢の街を舞台に、発酵×アートの旅へ皆様をご案内するという、前代未聞の芸術祭です。
日本でも屈指の現代美術館である、金沢21世紀美術館をチェックイン場所とし、そこから周辺の醸造蔵をはじめとする、金沢の知られざる発酵スポットへ。そしてそこには発酵をテーマとしたアート作品が展示されている……。風情のある金沢の街を歩いて、非日常スポットでアート体験をして、各会場にちなんだ発酵食品まで味わえてしまうというイベントです。




【発酵文化芸術祭 金沢 開催概要】

「見えないものを感じる旅へ」というコンセプトで、発酵視点で金沢を歩き、アートと食に触れる芸術祭。詳細は以下のとおり。

期間:2024年9月21日(土) -12月8日(日)  10:00~18:00 (一部会場は異なります)

定休日:月曜日(一部会場は異なります)

会場:金沢21世紀美術館 プロジェクト工房
【インスタレーション会場】 大野地区、石引地区、野町・弥生地区、東山地区、白山市鶴来地区

料金:一般 2,000円 / 大学生1,500円 / 小中高生 800円( ガイドブック付き) / 未就学児無料
※チケットは9月上旬発売予定。販売方法等は、後日WEBサイト等にて発表します。


……と書いてみるとステキな感じです、が!
実際に実行してみるとなるとジャンル横断企画ゆえの困難が待ち受けていました。
アートと発酵という地域の文化が出会い、それが長期的なまちづくりになっていく。
正直、言い出しっぺの僕が当初想定していたより壮大な構想になりました。

するとですね。当然ある程度の規模の成功が必要です。
たくさんの人に来場していただかなければならない。


そう。皆様の力が必要です。
金沢に来てほしい、そして地域の文化と産業の未来を左右するこの大プロジェクトの証人になってほしい。ぜひ支援をお願いします!


実現したいこと:地域の発酵文化のバトンを未来へ

金沢は、発酵の根付いた街です。市内あちこちに長い歴史を持つ味噌や醤油、酒などの醸造蔵があります。大きな街にこのようにものづくりの現場が残っている街は、本当に希です。


戦災を免れ、伝統的なライフスタイルを守ってきた金沢の宝物、それが発酵の文化です。しかし近年は大型の再開発によって江戸からの街並みが大きく変わっていく可能性が出てきています。醸造メーカーの中でも、開発で敷地を維持できない、あるいは後継者の問題で悩むケースが出てきています。


『発酵文化芸術祭 金沢』の開催の背景にあるのは、このようなシビアな現実です。古くなったものはリセットして新しくゼロからつくればいい。その考えかたでは、全国どこも大都市の縮小コピーのようなのっぺらぼうな社会になってしまいます。


このプロジェクトでは、数百年続いてきた金沢の宝物、発酵文化の「伝統の延長線上にある未来」を地元の担い手を中心に、様々な立場の人たち(例えばアナタ!)が協働することで作り出していくことを目指します。


そしてそれは同時に「この土地らしさに立脚した新しい旅」の提案でもあります。
金沢21世紀美術館のような現代美術も、能や工芸のような伝統芸能も、深くアートの根付いた街、金沢。そして数百年受け継がれてきた食の芸術、発酵の根付いた金沢。この土地だからこそできる他にはない体験をつくる。そしてその結果、文化と産業に未来が生まれる。
それがゴールだ!


■具体的な目標

ではより具体的な目標を。
『発酵文化芸術祭』では、3万人の来場者を目指します。

各展示会場は、必ずしも定番の観光スポットではありません。実にほのぼのとした風情のある路地裏の商店、あるいは街中に突然あらわれる異世界スポット。そういう「地元の人でも知らない金沢の顔」を見せてくれる場所ばかり。

発酵視点でそんな場所を旅をすることによって、金沢のより深いレイヤーを好きになってくれる人が3万人増える。土地に根付いて生み出される発酵食品と蔵のファンが3万人増える。そうなればゼロリセットの再開発ではない、伝統の延長線上にある未来がイメージできる、はず!


プロジェクト立ち上げの背景

■2022年末〜2023年:金沢21世紀美術館から招聘を受ける

このプロジェクトのそもそものきっかけは、2022年の秋に福井、金津創作の森美術館で開催した『発酵ツーリズムほくりく』という、展覧会とツーリズムが合体した企画でした。
二ヶ月半の期間に、北陸三県50を超える場所を蔵開きして、展示に出てくるものづくりの現場を訪れることができるイベントの制作過程で、金沢の醸造家のみんなとの出会いがありました。

<2022年に金津創作の森で行われた「発酵ツーリズム にっぽん/ほくりく」の様子>

2022年にこのイベントを見に来てくれた金沢21世紀美術館スタッフの川守さんから「発酵をテーマにした企画をやりたい」とのお声がけがありました。


企画を検討するなかで、金沢21世紀美術館の川守さんから「ツーリズムだけではなく、アートの要素を入れてほしい」とのリクエストがあり、「蔵や発酵にまつわるスポットにインスタレーションをつくる」というアイデアが生まれました。これが『発酵文化芸術祭』が生まれた瞬間です。そして2023年夏、僕がプロデューサーとして美術館に正式に招聘されることになりました。


しかし!僕は発酵の専門家であってもアートの専門家ではないので、長年の友人であるドミニク・チェンさんに作品のキュレーションを依頼。「発酵するアートをつくるぞ……!」と二人で闘志を燃やし、金沢はじめ石川各地の発酵文化のフィールドワークを重ねました。


■2024年元旦:震災。発酵文化と街の未来を見据える

そして迎えた2024年元旦。
能登を震源地をする北陸の震災が起きました。金沢周辺も甚大な被害が出て、金沢21世紀美術館もしばらく休館に。

「さすがに企画は延期か中止では……」

と思って21世紀美術館と連絡しました。答えは

「予定通り進めましょう」


企画に参加する醸造蔵のまとめ役であるヤマト醤油味噌の山本耕平さんにも企画を続行するかどうか訊ねたところ、熟考ののち、

「こういう時期だからこそやりましょう。目に見えるものが壊れた今、発酵という目に見えないものを伝えていくことに意味があると思う」

との答えが。他の醸造家にも話を聞いてみたら、やりましょう!と励ましてもらいました。

また、震災の被害が甚大だった能登の醸造家の友人たちを訊ねて、この企画のことをどう思うか聞いてみました。


「ぜひやってほしい。また製造ができるかどうかの瀬戸際だからこそ、石川の発酵文化の価値を伝えてほしい。何かあったら協力する」


と地震の大変な状況にもかかわらず、力強い励ましをもらって泣きそうになりました……。


微生物という見えないものと向かい合ってきた発酵文化の担い手たち。蔵や街並みという目に見えるものが壊れたとしても、見えないものは受け継いでいくことができる。その想いを持って、再起を図る醸造蔵の強さとしなやかさに僕は心動かされました。


「建物は壊れても、魂は壊れない」

能登で”いしり”という魚醤をつくる船下夫妻から聞いた言葉が胸に残っています。

やろう。

目に見えないものの価値を伝えるために。


■2024年春〜初夏:実行委員会発足!

こうして震災で止まった時計の針を取り戻すように、本格的にプランづくりが進んでいきました。

そのなかでも議論を重ねたのが、プロジェクトの実施体制でした。通常アート作品の展示は美術館内で行うもので、街の中が展示会場になるようなことはほとんど例がない。美術館だけで醸造蔵との関係性をつくり、館外のアート作品を制作し、さらにはまちあるきのプログラムを先導していくのは難しい、と僕は思いました。

そこで出した答えが、僕たちと地元の醸造蔵やまちづくりの担い手たちと実行委員会をつくり、美術館との共催とすることでした。



僕(発酵デパートメント)が委員長。そして地元のホストとして立ってくれた山本耕平さんのヤマト醤油味噌、さらに長年金沢石川でまちづくりを手がける金沢R不動産を運営する株式会社ENN、さらに下北沢のお店、発酵デパートメントの大家さんの小田急電鉄チームも加わってくれました。

小田急電鉄は、発酵デパートメントのある下北沢のようなまちづくりを全国で支援していて、偶然にもこの企画と同時期に金沢で仕事をしていて、今回の企画に合流してくれたのでした。

このような醸造とまちづくりのプロフェッショナルが組むことで事業の枠組みができあがったのでした。金沢21世紀美術館はプロジェクト工房での展示やイベント、実行委員会は市内で行われる展示やまちづくりプログラムを担当しながら、力を合わせて前代未聞の発酵×アートの祭典を運営することになりました。

…以上がこのプロジェクトの経緯です。
このクラウドファンディングは、主に美術館の外、市内で行われるプログラムの支援を呼びかけるものです。アート作品の制作や管理はもちろん、まちあるきプログラムをつくったり、ガイドブックをつくったりと様々な経費がかかります。


それを皆様が、具体的に言えば3万人の来場者が来てくれれば、きちんと費用を賄えて、かつ長期の展望を持ったプロジェクトにしていくことができます。

例えば、2〜3年後に能登の醸造蔵と手を組んでプログラムをつくったり、醸造蔵の周辺にある空き物件の活用方法を見いだしたり、クリエイターと一緒に地域の発酵文化をアーカイブしていったり、この土地らしい産業と文化の未来を継続して考えられることを目指しています。


全てのプログラムを体験するには、日帰りじゃ全然足りない。ぜひ泊まりで金沢を訪ねて、作品巡りをした後には、ガイドブック掲載のオススメの飲食店で発酵尽くしのディナーや飲み会に繰り出せば、発酵×アートに浸る最高の旅の完成です!


今年の秋、金沢で会いましょう!


小倉ヒラク

支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 人件費

  • 広報/宣伝費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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