「こころを磨く お米にまつわるお話し」 (弐話)
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一粒残さずご飯をいただく
太古からの意識を、私たちはどのくらい大切にできているのでしょうか。 私の舅(しゅうと)は、一粒残さずご飯を食べた後、お茶碗にお茶をいれて飲んでいました。一粒どころか、お茶碗の内側にへばりついているご飯もこそげて、食事をしていたのです。舅のお茶碗はいつもピカピカです。 友人は、こどものお茶碗に残っているご飯粒を箸できれいに集め、「きれいに食べられたね。ご飯が『全部食べてくれて有り難う』っていっているね。」と声を掛けています。 私が通っていた短期大学保育科では、離乳食の調理実習があり、学生が重湯のお米を研ぐときに、たくさんの米粒が洗い場に流れている様子を見て先生が「美しく研ぎなさい、米粒ひとつ無駄にするような人は子どもを保育する資格がないよ」と言いました。 幼稚園教諭になってからは、子どもたちと田植えや稲刈りをし、成長する過程を共に喜びました。これから出会った人たちの行いや言葉、体験のひとつひとつが私の宝物です。
最近は、最後の一粒まで食べることを教えられない人がおおくなり「お金を払っているのだから残して何が悪いんだ」という人や、バイキングで食べきれないほどの量を皿に盛り付けて、平気で残している人がいます。もう一度、私たちはモノ言わぬ命をいただいていることに感謝の念を抱いて、一粒残さず食事をいただく姿勢を身につけたいですね。
「こころを磨く やまとしぐさ」 辻本公著 (エイチエス株式会社出版)より
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正す自身は、食べきれるだけのご飯を茶碗に盛ります。
ご飯を研ぐときも、最新の注意を払って米粒が流れないようにして居ます。
イネの命をいただくわけですので、公(くみ)さんの言うとおりの姿勢は示したいものですね。
わたし達百姓は、「稲刈り」というイネの首切りというお役目も担っております。
普段から、神様に祈らずにはいられないのです。
近くに鎮守の杜があるということの幸せを感じて生きていますね。
この日本人のお米やご飯に対する正しい向き合い方で、凛とした姿勢を表現している日本人を想像してみてください。
カッコイイですよ。
「太古からの意識」。正すは只今、その意識を大切にする訓練中です。
これらのことについても、みなさま方と一緒に考えていきましょうか。
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正すの実🄬 代表 佐藤正
新潟県胎内市城塚326
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