3割到達しました。
みなさまの温かいご支援をありがとうございます。
おかげさまで、1月7日に目標金額の3分の1に到達しました。終了までまだ期間が残されていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
木製の臼と杵
私は餅が好きで、市販の餅を方々から買って食べています。
しかし、どの餅も自分の作るものとは違うと感じます。それぞれ個性はあるのですが、自分の好きな餅の味と香りが感じられません。中にはその味と香りが少し感じられるものあるのですが、それでも僅かに感じられる程度です。
もち米だけを原料としたシンプルなものなのにその違いが出てくるのはなぜか?
製造方法が違うということが主な原因なのではないか?とは考えているのですが、明確な理由は分かりません。
違いを生むひとつの原因は、道具にあるのではないかと思います。
手搗き餅の製造に使う道具は、木製の杵と木製の臼か石臼だと思います。我が家ではどちらも木製の物を使っています。
杵はよくわからないのですが、臼は、以前、裏に「大正九年」と墨書きしてあるのを確認しました。100年以上使っていることになります。
昔は穀物の脱穀や精米にも使っていたそうで、結構な大型のものです。直径を計ってみたところ、75㎝ほどありました。
この臼は、欅で作られています。年輪が細かいので、これだけ太い木に成長するまでには100年以上は間違いなくかかると思います。
生を受けてから100年、臼になってから100年。200年以上の時の流れがここにあります。
この臼には命が宿っていて、その影響で餅に良い味と香りが付くのではないかと感じます。
石臼の材料は石なので、鉱物です。食べ物を作る道具としては、鉱物である石よりも、生物である木を使う方が、良いものができてくるのではないでしょうか。
今回の内容は、科学的根拠があるわけではありません。あくまでも私個人の感じることを書いたものです。