自己紹介
私たちは、神奈川県逗子市の池子小学校で活動する小学生と池小キッズサポーターです。
地域の子どもや保護者、学校関係者、そして地域のアーティストや企業、住民が一体となり、池子小学校を中心に、よりよい学びと遊びの環境をつくることを目指しています!
これまで、私たちは地域の方々と協力し合い、主体的に学びながら成長できる場を考えてきました。このプロジェクトもその一環として、皆さまのご支援をいただきながら進めていきたいと考えています。
そして、今年、池子小学校は創立50周年を迎えます!
この節目の年に、未来へとつながるワクワクするような場をつくるために全力で頑張ります。どうぞ、たくさんのご支援をよろしくお願いいたします!
▲撮影:湘南スタイル
このプロジェクトで実現したいこと
私たち池子小学校の子どもと地域が協力して「夢見るツリーハウス」をつくることです。
自然に囲まれた学校の一角に、このツリーハウスを設置し、子どもが創造的に遊び、学び、成長できる場をつくります。遊具としてだけでなく、持続可能な社会の重要性を学ぶ「パーマカルチャー・デザインラボ」としても機能させ、地域の人たちとともに、子どもの未来を支える空間を創造します。
逗子市の一番端っこ。海のイメージが強い逗子の中でも一番海岸から遠く、富士山も見渡せる山の上にある池子小学校は、市内で一番広い校庭と、周りを豊かな自然に囲まれたこの地で、今年で創立50周年を迎えます。50年という節目の年に、在校生と保護者、教員、地域のみなさんとともに、大きな夢を叶えつないでいきます!
プロジェクト立ち上げの背景
コロナ禍で学校での活動にさまざまな制限が余儀なくされた2020年、池子小学校では、既存のPTAの在り方への疑問からPTAを解散しました。強制的な役員決めなどはせず、子どもたちを真ん中に、やりたいひとが主体的に活動する「池小キッズサポーター」が2021年から始動し、自主的な活動「こども安全サポーター」「ITサポーター」が立ち上がりました。
また、畑やガーデニングが得意な親が中心となり、学校の一角を学んで遊べて食べられるガーデンに育てる「イケゴグリーンアースラボ」が立ち上がり、現在も積極的に活動をしています。
さらに、校門周辺の交通安全への課題から、当時の3年生(現在の6年生)と「池子やまアート部」が中心となり、校門周辺をペインティングするプロジェクトも行われました。オランダ在住のアーティスト・嶋野ゴローさんと子どもたちがオンラインで繋がり、子どもたちが描いた地域の生きものや景色の絵をもとにゴローさんによるデザインが完成。地域の工務店さんや塗装職人さん、映像作家さんなどの協力のもと、のべ150名が制作に参加し、池子小の新しいシンボルが生まれました。
▲撮影:嶺 隼樹
他にもやりたいことを企画して、ゆるくあそぶ部活「あそ部」が発足。2023年には「図書ボランティア」として学校の図書室のサポートを行なっていた保護者が地域へと活動の場を拡大し、古民家を活用した「池子やまとしょしつ」がオープン。「お父さんの会」も立ち上がりました。
秋には地域イベントとして「池子やま文化祭」を行い、池子小の子どもたちも、教員たちも、保護者や地域の大人たちも
「この地域では "何かをやりたい!"という想いがあれば、みんなで叶えられる!」
という土壌が育まれてきたのを感じています。
そして2024年
子どもたちから生まれたのが「ツリーハウス」のアイディアでした。
池子小学校の児童会活動で集められた「学校にもっと遊具がほしい!」という声。朝会でデザインを呼びかけたところ、のんびり過ごせるデッキや今ではなかなかできない木登りの代わりにボルダリング、木の枝にぶら下がったブランコや大きな滑り台など、池子らしい自然を活用したアイディアが多く寄せられました。そうしたアイディアを盛り込みつつ、さらに池子小学校らしい遊具として、ツリーハウスというイメージが生まれてきました。
子どもたちの素直な願いを大切に受け止め、さらに学校と地域をつなぐコミュニティスペースを提供することで、共創と学びの場を広げたいという地域の思いも込められています。
池子地区の豊かな自然環境を活かし、単なる遊具の設置ではなく、これまで学校や池小キッズサポーターが、地域との連携を大切にしてきた活動の一環として、池子小50周年の節目に多くの方々が関わるプロジェクトとしてツリーハウスを作ることになりました。ツリーハウスは、遊ぶだけでなく、自然との共生や資源の循環を学べる場所としてふさわしいと考えています。
プロジェクトの目的
① 子どもたちが投函した目安箱の意見を叶えるための活動。
② 池子小50周年記念として、子どもたちの夢をつなぐための活動。
③ 正門の絵やガーデンの一帯をより、学校、保護者、地域の場としてつなぐための活動。
④教育的視点として、ガーデンのエディブルスクールヤードはじめ、木材の端材置き場、コンポスト、水の循環等が学べるパーマカルチャーデザインラボラトリーにする。
⑤池子小学校50周年を記念し、これまで池子小に関わってきた人々が、様々な形でツリーハウスプロジェクトに参加し、つながりを深めることを目的とする活動。
プロジェクトに関わる人々の声
▼逗子市立池子小学校 6年
運営委員会委員長 亀山 菫
▼池小キッズサポーター代表 門間祐哉
長年の夢だった、子どもたちが自由に集まれる秘密基地的なものを、小学校敷地内にやっと作り上げる許可をいただいて、今はワクワクが止まりません!!
地域の幼児〜卒業した中高生、地域の方々が、年代問わず自ずと集まり、宿題を見てくれたり、雑談したり、一緒に遊んだりできる最高の場所、居場所を是非とも実現させたいと思っております。
夢ような居場所作りに是非ご協力いただけたら、子どもたちの笑顔の花がたくさん咲いてくれると思います。よろしくお願いいたします。
▼池小キッズサポーター
イケゴグリーンアースラボ代表 中嶋悦子
以前、池小の校門横は灰色の土がむき出しで子どもたちが見向きもしない薄暗く殺風景なエリアでした。2021年に保護者の園芸部が立ち上がり少しずつ手を加えていきながら、今ではレモンの木や四季折々の花が咲く緑豊かなガーデンになりました。登下校時に立ち寄ってお気に入りのベンチでおしゃべりをする子もいれば、休み時間にはミミズ探しに夢中になる子もいます。また、池小で朝のラジオ体操や夕方のお散歩などをしながら子どもたちを見守ってくれている地域の方とも交流が生まれるスペースになっています。
そんなエリアをもっと子どもたちが積極的に関わる何かに活用してもらえればと前々から思っていたところ、今回のツリーハウスの企画が子どもたちから持ち上がったと聞き、ぜひ実現させたい思っています。ツリーハウスを拠点に、植物や土、自然の循環など、たくさんの学びを感じてもらえればと思います。
▼池小キッズサポーター
ITサポーター代表 川戸笑子
私自身、緑豊かな逗子市池子で育ち、子どもの頃の思い出といえば「木に登り、木の上を家や何かに見立てて友達と遊んだこと」でした。今でもその時の楽しい経験は、心に鮮明に残っています。子ども時代に得た経験や思い出は、やがて社会への貢献につながっていくものだと感じています。このプロジェクトは、そんな子どもたちの未来を育むための大切な一歩です。まずは、子どもたちとともに動き、挑戦し、もしつまずいたら新しい道を見つけ、勇気を持って進んでいきます。子どもたちが想像力をさらに広げ、地域とともに豊かな経験を積み重ねていくこのプロジェクトに、心を込めて取り組んでいます。ぜひ、皆さんも未来を創るこの歩みにご協力をお願いします。
▼逗子市立池子小学校 校内図工担当 小林寿夫
子どもたちには「自分たちが動くことで、社会を変えられる実感」を持ってほしいと思っています。「どうせ、無理」ではなく、「どうやったらできるかな!」と心を躍らせ、tryするその過程の中をまず楽しんでほしいと思っています。そして、プロジェクトを通して"まだ見ぬ、人・もの・コト"と出会い、自分の世界を広げてほしいと願っています。学校がちょうど50周年を迎える今、次なる50年に夢をつなぐプロジェクトとして、この挑戦を通して希望溢れる未来を創造していきたいと思っています。ぜひ一緒に、まだ未ぬ未来をともに歩む仲間になっていただけたら嬉しいです!ご協力をよろしくお願いいたします!
現在の準備状況
現在、デザイン案の策定が進み、地元の建築家や東京都市大学 建築学科卒業生の西 柚乃花、向原 大貴との協力体制が整っています。
すでに学校内で子どもたちと話し合い、保護者への協力要請も行い、池子小学校の子どもたちが主体となって地元企業の協力を得ながらツリーハウスの制作を進める計画を立てています。
リターンについて
支援者の皆さまには、心を込めた特典を準備しています。
お礼の動画から、ステッカーやマグカップ、エコバッグなど、多彩なリターンをご用意しました。また、特定の金額以上のご支援をいただいた方には「ツリーハウスの制作に関わる特別体験」のように貴重な経験もお届けします。
スケジュール
2024月6月 デザイン案の作成
児童朝会での周知
東京都市大学 建築学科 卒業生
2024月7月 教職員、池小キッズサポーター
児童指導・図工部で話し合い
2024月8月 地域会議
クラウドファンディング準備
(池小キッズサポーターのIT部協力)
2024月9月 デザイン案の決定
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2024年9月26日 クラウドファンディング開始
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2024月11月~
3、4年生:木材の裁断
(池小キッズサポーターのイケゴグリーンアースラボ協力)
1、2年生:木材の塗装
5、6年生:木材の組み立て
みんなで一緒に:放課後の活動
(池小キッズサポーターの池子やまアート部協力)
大人:基礎・土台・組み立て
(池小キッズサポーターのお父さんの会協力)
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2024年11月10日 クラウドファンディング終了
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2024年11月23日 池子やま文化祭で完成披露宴
or
2024年12月3日 Ikegoアートフェスで完成披露宴
2024年12月以降 リターン発送予定
2025年3月 リターン発送完了
確認事項
安全性の確保
プロジェクトの進行にあたって、常に安全面に最大限の配慮を行い、安心してご利用いただける環境を整えます。利用ルールの遵守
使用時には、子どもたちや利用者の皆さまに安心して楽しんでいただけるよう、適切な利用ルールを設け、共有いたします。メンテナンスの実施
長期的に安全で快適にご利用いただけるよう、定期的なメンテナンスを計画し、適切な管理を行ってまいります。
協力体制
大建工業さん *間伐材、緩衝材
国産材を活用した木質培地
「グロウアース」
葉山 藤本工務店さん *施工相談・資材提供
逗子・葉山の建築関係者 *施工
東京都市大学 建築学科の卒業生 *デザイン案
池小キッズサポーター *クラファン・施工
さいごに
このプロジェクトは、遊具の設置だけではなく、子どもたちの創造力を育み、地域全体で未来を共創するチャレンジです。
ツリーハウスの存在は、子どもたちが遊びを通じて成長し、地域とつながる大切な場所になると希望を抱いています。
皆さまのご支援を通じて、この夢の実現にご協力いただければ幸いです。
子どもたちの未来を一緒に築いていきましょう!
※募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る★ツリーハウス、デザインに込めたアイデア★
2024/12/21 10:00ついに完成した夢見るツリーハウス。運営委員により、安全にみんなが利用するためのルールも作られ、早速校内の大人気スポットになっています。フェンス越しに子ども達がツリーハウスに集う様子も見られるため、ご近所の方々にも新しい風景になっています。以前、ツリーハウスをデザイン・設計した向原さんに「デザインのポイント」をお伺いしたところ、こんな回答が返ってきました。「パーマカルチャーという言葉があります。元々は農業の関連用語で、環境にやさしい生活を営み、持続可能な未来を気づくために具体的に何をするかを考える手法です。このパーマカルチャーの「自然との共生」や「持続可能な循環の営み」を教育に置き換えてツリーハウスに落とし込めないかと思っています。例えば、1年生から6年生と子どもたちが成長する過程で、体も心も変わっていく中で、それぞれの年代で発見や気づきが生まれること、また在学生だけでなく、これから入学する子どもや卒業生もツリーハウスを通じてつながり合えること。池子小は自然豊かな環境なので、樹木など自然と一体となった使い方ができれば、そこから池子小独自の文化が生み出される装置になるといいですね。」持続性、という意味ではツリーハウスは木材で出来ているため、一部が痛んだりしても取り換えられるようになっています。他にも、子ども達の成長と共に樹木や周りの植物も成長しますが、その成長が遮られない工夫がされています。この特徴は、既存のプラスチックなどでできた大型の遊具や造作物ではなかなか感じることのできないところです。またツリーハウスの制作は、それぞれの学年に応じて「みんなで一緒に分担しながら」行われています。例えば、1・2年生はツリーハウスに使われる一部の木材を絵の具で彩色。3・4年生は大工さんと一緒に木材を裁断し、できた木片でツリーハウスで遊ぶための積み木を制作中。5年生は施工の土慣らしの過程で出てきた石をきれいに洗い絵を施して、ツリーハウスを彩るオブジェに。そして、6年生はインパクトドライバーの使い方を習い、ツリーハウスの壁の打ち込みに挑戦しました。最初はキレイだった木材も、時を経るにつれて色や感触も変わっていきます。木材なので欠けたり割れたりして修理をしないといけなくなるかもしれません。この、「修理をしてずっと使い続けることができる」「自分たちと一緒に樹木も変化する」という体験を、学校における日常生活の中でできるのは、子どもだけでなく大人にとっても貴重で、大切な機会なのではと思います。↑向原さん、西さんが描いたツリーハウスの完成図&未来図遊ぶたびに、そして卒業してからも「自分たちのアイデアでできた、作った、関わった」経験は心に刻まれることでしょう。今後、ツリーハウスと子どもたちを中心に、どんな物語が育まれていくのか楽しみですね! もっと見る
★ご支援者のご紹介★三菱UFJ銀行 鎌倉支店のみなさま
2024/12/12 10:00様々な方からの支援を頂いて実現した「夢見るツリーハウスプロジェクト」今回ご紹介させていただくのは、三菱UFJ銀行 鎌倉支店のみなさまです!(写真右から2番目)三菱UFJ銀行鎌倉支店 黒田支店長(写真左端)同 三木課長(写真右端)逗子市教育委員会 福森指導主事今回のツリーハウスプロジェクトに対し、三菱UFJ銀行鎌倉支店様より地域貢献事業として、50万円の資金の援助をいただきました。プロジェクト支援に際しての想いを聞かせてください。ー三菱UFJ銀行は大きな金融グループですが、地元に根差した活動をしていかなければならないという思いはずっと持っておりました。かつ、逗子地域においては、逗子支店を鎌倉支店と統合していることもあり、比較的地域の皆さんから厳しいお声をいただいておりました。そういったお声に対して、支店は鎌倉に統合したけれども、逗子の地域に想いは残しているんだ、という事を地域貢献という形で皆さんに知って頂く方法はないかと常に模索しておりました。また、桐ケ谷市長と話をする機会を頂戴する中、今後の逗子市の大きな行政課題の一つとして、「教育」を挙げられていました。市長より教育委員会の職員の方を紹介いただき、お聞きしたのがツリーハウスプロジェクトを知ったきっかけです。地域に人が集まるような学校の取り組みはとても素晴らしい思い、我々もその取り組みの一翼担わせてもらえれば、という思いでご寄付のお話をさせていただきました。今回のツリーハウスプロジェクトのことをお聞きになってどのように思われましたか。 ー私自身も小学生の子どもを持つ保護者なのですが、自分の子どもがもし池子小学校に通ってたら、ものすごくワクワクしていただろうなと思います。子どもたちにとって、ものすごくいい思い出になるのでしょうね。卒業してからも、「自分たちが小学生の時にツリーハウスができたんだよ。」という話にもなるでしょう。また、ツリーハウスは地域の方が集う場所になるようなシンボリックなものになるとも感じました。出来合いの遊具ではないため、そこにある木々も成長しますし、子ども達も成長します。そうした成長過程を共有できるようなプロジェクトなのかなと感じております。 完成したツリーハウスをご覧になっていかがでしたか。ー想像を超えるというか。以前、現場を見せていただいたときは暗かったのでよく見えず、ここにどういう形でできるのだろうかと思っていました。今日完成したものを見て、思った以上に立派なものができていたので、本当にびっくりしました。今後、このような地域貢献の事業を三菱UFJ銀行としてどのように広げていきたいと思っていますか。 ー現在、逗子市教育委員会の方と定期的に打ち合わせの機会を持っています。それぞれの地域で抱えている課題も千差万別である中で、画一的なものではなく、私たちも地域の課題に向き合っていくような形で、金融面やマンパワーも含めて、共に共創・共生していく関係性を作れればいいなと思います。また、私たちは金融機関ですので金融を通じて「逗子が進むチカラ」となれるような継続した支援をすることができればと考えています。その他にも金融教育の出前授業や、今回のような個別のプロジェクトも含めて、柔軟に対応し地域に根差した活動を行っていきたいですね。 もっと見る
★ツリーハウス進捗★大建工業さんからご提供のDecoマルチが到着、みんなで敷き詰めました!
2024/12/03 10:00ツリーハウスから転落した際の事故防止用に、地面に敷く緩衝材として、大建工業さんからご提供いただいた「Decoマルチ」。今回、200袋程度の「Decoマルチ」をご提供いただきました。大建工業さんや池サポメンバーなど保護者、先生とみんなで荷下ろし、ツリーハウスの周りに敷き詰め作業を行いました。ふわふわのDecoマルチに子ども達も大喜び。安全も確保されながら、12月4日のお披露目式に向けて着々と準備が進んでいます!↑こちらは、ツリーハウス用の木材の切れ端などの端材を子ども達が持ち帰れるように置いたところ・・・あっという間に完売に。各家庭では、突然の木材にびっくりしているかも!? もっと見る
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