10月、「宍粟市でクマが出没して困っている人がいる」とご連絡を頂きました。宍粟市はクマの生息域で、熊森が古くから活動している地域です。早速フィールドチームは現場へ行き、地元の会員さんと一緒に地区長さんのお話を伺いました。
「住民の皆さんにチラシなどを配り、下草刈りや不要樹木の伐採など注意喚起はしています」と地区長さん。クマ防除対策を知ってはいても、過疎高齢化が進む集落では、なかなか実施できないようです。
お困りの方は、自宅畑のお向かいが空き家、お隣も空き家で、周辺一帯の手入れが行き届いておらず、野生動物の絶好の潜み場になり何とかしたいとのこと。また畑は山際にあるため、クマやシカなど野生動物がよく出てくる環境で、以前お隣のお宅に人がまだお住まいだったころは柿の木にクマが登って食べていたそうです。
そんな風に、クマがすぐ隣で暮らしている集落ですが、「クマとは生活時間が違うので、人間側が気を付けて生活していれば問題ない」という意識の方が多いように感じます。
ばったりクマと鉢合わせしないように、防除対策をしていきます。
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とても見通しが良くなりました!