千葉県佐倉市から福島県いわき市へ!みなさん、こんにちは。健康まちづくりプロジェクトの事務局をつとめる、一般社団法人Spiceの小牧です。2023年秋から始動した健康的なまちづくりを考えるこのプロジェクト。当時2年生だった定時制夜間部の生徒たちが、今年度は4年次生になりました。2025年度秋には4年次生たちと2名の1年次生と共に福島県いわき市を訪れるプロジェクトを計画中です。8/11〜12に下見のため実際にいわき市を訪れ、様々な地域活動を展開されている小松理虔さんと前野有咲さん、ゲストハウスFAROを運営しながら歩道をより楽しめるように活動されている北林由布子さん。そして地域おこし協力隊のユースにもご協力いただき、打ち合わせをしてまいりました。小名浜のイオンモールが本当に鬼混みで(お盆と雨も相まって)、いわき市民の大事な居場所・拠点になっているのだなと実感。涼しくて快適で匿名性に安心できる巨大ショッピングモールと対比的に浮かび上がるのが、いわき駅前(平地区:たいらちく)の昼も夜も人が絶えない商店街(の中にもいろいろな通りがある)。働く人、観光をする人、目的なく歩く人…いろんな人がひょんなことから交われる余白のある商店街。そんな商店街のある通りに整備された自由に過ごせる人工芝と遊具や椅子が置かれた小さなエリア。佐倉南高校の子達がやってきた夜道をデザインする活動での経験を引っ提げていわき市に伺い、人工芝のエリアで遊び・考え・いわき市の皆様と話します。ワクワク!
定時制 の付いた活動報告
1月23日(木)と1月30日(木)に道のデザインを最終決定するための授業実践を行いました!そこで直面したのは「決める」ということの難しさ。授業の様子をお届けします。===1月23日(木)は、パネルの設置間隔やそのデザインについて検討しました。検討スタート時点で決まっていることは・・・・パネルは180枚ほど設置できる・設置候補地は、学校の校庭の脇(おおよそ250m)と学校前の坂(おおよそ125m)の歩道・デザインで細かい線を表現することは難しい(大きな線の方が発光した時にわかりやすい)・1デザインあたり、最低20枚から購入する必要がある・支援してくださった企業は5社であるこれを前提にして検討を進めました。考えてみると、ものすっごくアイデアが拡散する。というのも、今までの授業では、「色々なアイデアをまずは出してみる」ということを取り組んでみるフェーズでした。ただ、今の授業のゴールは「道のデザインを確定すること」。これまでとは異なるフェーズに戸惑いながらも、さまざま拡散していくアイデアをどのようにして集約していくのか、教室にいる全員(生徒やSpiceのふたりや担任・副担任の先生)が手探りの中進んでいきました。たとえば、Spiceの2人で廊下の長さを測って、学校のスリッパをお借りして、理想の歩幅の間隔で置いてみたりとか。これまでの過程では、口頭で議論したり、模型を作ってみたりしてきましたが、ここにきて「本物の道」に落とし込むことの難しさ、つまりアイデアを狭めていくこと・決めていくことの難しさに直面しました。1月30日(木)は23日の延長戦として、引き続き議論を重ねました。その様子は、こちら。大白熱した議論の結果、150/160/170/180cmの身長に対する理想の歩幅を設置するゾーンを50mずつ設けることは(ほぼ)確定しているのですが、「?」マークがついている坂道と学校脇50mのどちらにパネルを設置するのか、が未確定です。この部分を次回の授業で決定していきます。「議論」は面白いことがこのプロジェクトでわかってきた生徒たち。このフェーズでは、「決定すること」の難しさに向き合いながら、夜道をデザインしていきます。続報もお楽しみに !
12月12日(木)夜にクラファン終了から2度目の授業実践を行いました!この活動報告では、授業のようすをお届けします ! ===今日のテーマは「足で歩く人だけでなく、車椅子の人も漕ぎたくなる道とはどのようなものか」を考えることです。1回目に引き続き、パラリンピアンの花岡伸和さん、そして岩渕薬品の田中さんにもお越しいただき、授業を行いました。事前にサンプル品として注文していた蓄光パネルに加え、ほぼ原寸大のサイズに印刷した足跡パネルを触りながら考えてました。足跡パネルを準備しました。机上には蓄光パネルも。授業の途中には、文化祭に向けて作成した模型を花岡さんにお披露目する生徒も。文化祭で展示した模型を見せてくれる生徒。この日も車椅子を教室の後方に準備していたら、何人かの生徒が使っていました。すっかり馴染んでます。生徒は個人で考えたり、グループになって考えたりしながら、ホワイトボードにアイデアを書きまとめました。生徒による発表の前には、担任の伊藤先生からは「不十分なアイデアもきっとあると思うけれども、その中身を足りないと指摘するのではなくて、アイデアの背景にあるその人のメッセージや想いを受け取ってほしい」という話がありました。生徒たちのアイデアを写真とともに、紹介していきます。彼らのアイデアの一つ一つには、これまでの議論や経験で得た思いがたくさん詰まっていました。「パネルにたくさんの動物の足跡を書いて、面白くしたい」というアイデアには、「段差を気にする必要があるため、俯きがちに道を見ている」という花岡さんの話を受けて、「道を進むときに少しでも楽しくなってほしい」という生徒の思いがありました。「蓄光パネルを設置する以前に、やはり道の凸凹をなくした方が良い」というアイデアには、先週の車椅子体験で感じた段差を乗り越えることの「しんどさ」を踏まえた生徒の思いがありました。生徒による発表の後には、花岡さんから以下のメッセージをいただきました。花岡さんからメッセージをいただき、改めてこの取り組みの面白さ、尊さを感じました。===感動しました。今みんなが考えてくれていることは、社会から"障害"という考え方をなくせるような提案です。たった数百メートルかもしれないけれど、それを実現するのは本当に素晴らしいことだよ。===今回の授業で道のデザインに対するアイデアがたくさん湧いてきました。これをどのようにまとめて、実装していくのかは、また年明けの授業で。1月の活動報告をどうぞお楽しみに !
教育専門の報道メディアである「教育新聞」の藤井記者に取材いただき、佐倉南高校の生徒や伊藤先生、Spice郡司のコメントが掲載されました ! ===いつも温かいご支援をいただき、ありがとうございます。このプロジェクトを応援いただいてるみなさんに嬉しいご報告です。このたび、「教育新聞」にて健康まちづくりプロジェクトが紹介されました。記事のタイトルは「夜の通学路を楽しく歩ける道に 定時制高校の生徒が探究」です。私たちの活動がこのように取り上げられたことは、生徒たちが地域社会に向けた前向きな変化を生み出そうとする努力が認められた証だと感じています。支援してくださるみなさんのおかげで、自分たちのアイデアを実社会で形にしていく環境が整ってきています。今後の活動にもぜひご期待ください!https://www.kyobun.co.jp/article/2024110704(有料会員のみ閲覧可能ですmm)
みなさん、おはようございます ! 「健康まちづくりプロジェクト」が、本日11月1日(金)にJ-WAVE 81.3 FMの「JK RADIO TOKYO UNITED」にて取り上げられることになりました。放送は6:00~11:30の間で、8:20~8:25の「EYES ON THE FUTURE」コーナーにて本プロジェクトの様子が紹介される予定です。ぜひ、お時間がありましたらお聴きください。radikoでも聴けるようです !





