全寮コンパの鍋がなくなり、0:30頃からファミマと連帯がはじまった。シュプレヒコールの刻みに合わせて我々はファミリーマート聖護院店に向かい、スイーツから寿司から二郎系まで色んなものをかごに入れ、昨日カンパで集まった約10万円分を購入し、食堂で山分けして食べた。それと並行してコンビニ弁当卵とじ選手権やファミ連炊き込みご飯も開催され、食堂の熱は急上昇した。約10万円分の商品は壮観であり、レシートもまた膨大な長さを誇った。 その後も山一パン総テストが行われ、「理不尽」とも言える奇天烈なネーミングセンスを全身に浴びた私は一旦部屋に戻るも、寮外の友人が来てくれたこともあり(ありがとう!)、気づけばオールしていた。TOEFL ITPが当日朝に迫っていたにも関わらずである。(何とか受験はできた) TOEFL ITPを済ませてから、あたたまりやでもつ煮をいただいた。もつ煮は僕の好物の一つであるが、もつが沢山あり、メンマが食感にアクセントを与えていてとても美味しかった。その後同ブロックの先輩と昼食をいただき、談話室に帰った後、気付いたら寝ていた。活動限界がいつの間にか来てたのだろう。 起床後、燻製コンパが始まったことを知り、喫煙所に向かった。燻製された肉や魚は薫りと調和し、たくあんは酸味に丸みが出ておいしかった。煙で目や鼻がやられそうになったが、これもまた薫製の醍醐味と言えるのではないだろうか。そして燻製コンパの最中に、ここまでの内容を食堂から漏れ出る寮祭ライブの音をつまみに書いていた。 夜もまた、あたたまりやで油そばと餃子を食べてから寮祭ライブを食堂の中で聞いていた。She is Cの丸の内サディスティックはとても感動した。バンドの凄さもさることながら、バイブスもすごく上がっていて尚良かった。音楽は時に癒やしとなり、刺激となり、人々をつなげるものとなることを強く実感した。 ライブ終了後、学寮交流コンパに参加した。東北大学日就寮の方が多く来てくださり、日就寮の近況など色々な話を聞くことが出来た。楽しかったと同時に学生自治、寮自治について色々考えを巡らせる機会となった。福井県民コンパや昆布コンパにも参加し、羽二重餅や鯖へしこをいただき、福井県の食文化に触れたり、昆布だしの優しさに染みたり、昆布食べ比べに挑戦したりした。 9日目のルポはここでおしまいになるが、とうとう明日で最終日である。長く感じた10日間も気付けば終わりを迎え、ただ驚くばかりである。残り1日全力で楽しみたいと思う。