おはようございます!篠笛担当のいとちゃんです。今回は、笑福山祭のクラウドファンディングを立ち上げる少し前のお話をしたいと思います。笑福山祭は、今年の夏頃に団長・宮川哲郎の発案からはじまったプロジェクトになります。お祭りに参加することはあっても主催することは初めてでしたので、団員皆が手探りの中、自分にできることをコツコツと自主的に進めて今日まできました。私は普段、大太鼓を担当している夫が立ち上げたReprise(リプライズ)というデザイン会社でデザイナーをしています。生業としていることもあり、自分ができることは笑福山祭の広告全般を担当することだと思い率先して本業の傍で制作を進めてきました。ここでいう広告とはフライヤー(チラシ)、ポスター、SNSで発信するための画像などです。多くの方に認知してもらうためには、インパクトに残るものであること、笑福山祭の雰囲気が伝わるものであることが重要です。そこで、まずは笑福山祭を認知させるためのロゴ作りから始めました。トップの画像はその時の手書きのメモになります。私のやり方としては、まず必要な情報を書き出して頭の中を整理します。この作業をしておかないとイメージだけが先行して中身のないものになってしまうので、ここはしっかりと時間をかけます。こうして頭がクリアになってくると、ロゴに必要な要素が見えてきます。そこから形を決めて現在のロゴへと落とし込んでいきました。笑福山祭の会場である宮浦宮には、県の天然記念物でもある樹齢1,000年を超える大きな銀杏の樹が植えられ名所となっています。また、町の中に点在する黒酢の壺畑も福山を語る上では欠かせないものです。そうした町のモチーフがロゴの中に潜んでいます。さらに、人が舞い陽気に踊っている様な雰囲気を醸し出していたりもします。笑福山祭がこのロゴのように、紅葉の中で思わず踊り出したくなるようなそんな楽しいお祭りになれば良いなと考えて作りました。前置きが長くなりましたが、こうしてできたフライヤーや画像を用いて地元の方々や出演アーティスト、出店者の方々に頒布の協力を仰ぎました。団員達も役所や商業施設などに出向いてくれたりと皆さんのご協力のもと、各所に届いていっているようです。リターン品を提供してくださったくろず屋さんとの打ち合わせの様子11月に入り、宮崎市内でのイベント(文化闇市)に出演した夜のこと、そのイベントにいらっしゃるお客さま達の楽しそうな様子や会場の雰囲気を見て、笑福山祭もこんな風にたくさんのお客さまに楽しんでもらえる充実したイベントにしたいと思いました。また、来年再来年も続けていくためには広く認知してもらい来場者を増やすことも重要でした。そこで、クラウドファンディングで支援を募る中で認知度を上げようと思い立ち、そこからは傍らで見守ってくれていた夫も驚くほどの集中力とスピードでプロジェクトを立ち上げ今に至ります。何か見えない力に突き動かされているような気さえしています。我々の思いが一人でも多くの皆さまに伝わりますように…最後まで一所懸命に取り組みたいと思います!どうぞよろしくお願いいたします!笑福神楽団のインスタグラムでは最新情報や準備の様子などを発信していますので、ぜひご覧ください!▼笑福神楽団インスタグラムhttps://www.instagram.com/syofukukaguradan/
笑福山祭の会場となる宮浦宮から歩いて2分ほどの距離にある旧福山小学校のグラウンドが、駐車場となります。普段は地域の方がグランドゴルフを楽しむ憩いの場でもあります。トップの画像の白い車が止まっているあたり、ぽっかりと空いたスペースから右側のかまぼこ屋根の体育館の手前あたりまでかなり広い敷地になっています。体育館側反対側、赤い屋根の建物の裏に宮浦宮があります先日2日かけてこのグラウンドの草刈りをしてきました。日常的に使用されていることもあり、元々雑草は少ない方でしたが、それでも端っこの方はポストの半分ほどの高さまで草が生えていたので、満遍なく刈ってきました。初日は一人きりの作業でしたが、2日目には草刈機の音を聞きつけた近隣住民の方々がぞろぞろと集まってきてくれて、一緒に手伝ってくださいました。ちなみに、この駐車場からは桜島と錦江湾の雄大な景色が臨めます。福山町から見て西側に位置しているので、夕暮れ時の陽が落ちる時間帯がものすごくキレイです。福山町を通る国道220号線の眺め当日、天気が良ければこんな景色を見ることができるかも!駐車場までの道のりは、国道220号線から細い路地を入っていただくため、お車でお越しの方はくれぐれもご注意ください。
本日、目標金額を達成いたしました!これもひとえにご支援いただいた皆様のおかげです。ご支援いただき誠にありがとうございます!早速、団員達がやりとりしているLINEグループ内で報告したところ、驚きと喜びの声で溢れていました。目標は達成しましたが、ここからさらにネクストゴールとして倍の30万円に設定し、さらなる高みを目指して挑戦いたします!プロジェクトは11/30まで行いますので、引き続きご支援とご協力賜りますようお願い申し上げます。
神楽では、お面をつけて様々な役になりきって演舞を行います。お面をつけるとスイッチが入ったようにその役が降りてくるような感覚を覚えます。役柄が変わると歩き方や所作も違ってくるので、毎回役柄に応じて演じ分けられるよう指先・足先まで神経を尖らせています。日本各地の神楽には木や紙などでできたお面が多数存在し、役柄によってお面の種類が決まっていますが、地域で独自に製作されたお面を用いて演じることもあるそうです。奏楽も地域によって異なるので、同じ演目であってもその土地土地でまた違った印象を持つ神楽として見ることができるのも魅力のひとつだと思います。私も色々な種類の神楽面や能面を所持しています。その中でも特に思い入れがあるのが、私の祖父が作ってくれたお面です。三郎じいちゃんのお面私の母方の祖父、三郎は静岡県の清水で製材所を営んでいました。おじいちゃん子だった私は、毎年夏休みになる度に三郎じいちゃんのもとへ行っていました。静岡に住む従兄弟と一緒に川で泳いだり、富士山の麓にある湖に行って2人でボートに乗って釣りをしたり、いつも優しく時に厳しく接してくれた三郎じいちゃんが大好きでした。そんな三郎じいちゃんの趣味は仏像や能面を作ることでした。神楽をはじめた20歳頃、三郎じいちゃんに演目で使用する荒神のお面を打って欲しいと相談したところ、二つ返事で製作に取り掛かってくれました。三郎じいちゃんの作品四角い桐材に荒神面の下書きを施す柔らかい桐材は削りにくく組織が潰れやすいため、作業の度に道具の刃をしっかりと研いでいたそう切削後のお面は桐材を使用していることもあり軽い下塗りをした状態完成!神楽のお面を打ってもらったのはこの荒神面だけですが、翁・般若・小面などの三郎じいちゃんお手製の能面を8面ほど神楽で付けさせてもらっています。そんな物作りと魚釣りが好きなじいちゃんの影響か、私も今では木を彫り魚を釣ることが趣味のおじさんになりました。三郎じいちゃん亡き後、じいちゃんが作ったお面や仏像は一緒に遊んだ従兄弟と形見分けをしました。もらったというよりは預からせてもらっているという感覚に近いです。だからこそ、演舞の前には必ずお面に向かって神様と三郎じいちゃんへの感謝の気持ちを込めて手を合わせます。笑福山祭では三郎じいちゃんのお面を付けて登場する予定です。ぜひともお楽しみに!!
皆様、おはようございます!篠笛担当のいとちゃんです。本日は、笑福神楽団の活動記録者でもある山下冗談氏に、笑福山祭のプロモーション動画を撮影していただいたのでそのご報告です!笑福山祭の開催を決めてから1ヶ月ほど経過した10月のある日、団員の小さなヒョットコの父でもある山下氏から笑福山祭のPR動画を撮影したいとの申し出がありました。著名なアーティストの方々の写真や映像を撮影している彼からの提案ですから、喜んで撮影に臨みました。撮影の前日に服装の指定についてだけ連絡をもらい、当日もどんな内容になるのかイメージもつかないまま、ぶっつけ本番のありのままの様子を撮影してくださいました。出来たてホヤホヤの動画を見た団員達の反応ですが、その仕上がりに思わず見入ってしまったという人も!ぜひ、山下冗談氏のファインダーを通した我々の記録をご覧ください。シェアや拡散もいただけますと幸いです!