
SLACK FOOTWEARプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。2025年の新作『スタイルアップスニーカー IMPERION(インペリオン)』の募集期間も残り1週間を切りました。たくさんのご支援をいただきありがとうございます。お届けする製品が岡山県の生産工場よりいよいよ入荷して参りました。初期のサンプル製作から、約半年の時間を経て誕生したIMPERION。手元に届いた製品はサンプル以上の出来栄えとなっており、SLACKFOOTWEAR担当以外のスタッフからも「わっ、視線が高くなる!」「思った以上に革が柔らかくて履きやすい」など驚きをもって高評価頂いております。靴のプロ達が履いても今までとは違う1足に仕上がっており、デザイナーも担当者もほっとしております。MADE IN JAPANブランドの実力を見た瞬間でした。ご支援頂きました方々には、プロジェクト終了後改めましてお礼メールをさせていただきます。まだ購入に悩んでいらっしゃる方にも、永くご愛用して頂ける1足を是非お手に取っていただきたいです。ビジネスシューズでもない、スニーカーでもない、『大人のためのプレニアムスニーカー IMPERION』の応援をお願いいたします。

こんにちは!デザイナーの安田です。「IMPERION(インペリオン)」が開発されるまでのヒストリーをお伝えしたいと思います。今回は「トゥ」についてお話をしたいと思います。本日は靴のつま先「トゥ」についてお話させていただきます。皆さんは靴屋さんに行った際に「かっこいい!!」と思ってその靴を手に取る時にどこを持ちますか?「つま先を持つ人」・・・実は沢山いると思います(笑)靴にとってトゥとは「神聖な場所」であり「顔」と言っても良いくらい重要な場所になります。靴にとってトゥを触るということは、見ず知らずの人にいきなり顔面を手のひらで覆うように触られるのに近いかもしれません。是非、靴を手に取る際はトゥではなく、ソールと踵を優しく持ってあげてください。少し話がそれてしまいましたが、「IMPERION(インペリオン)」のトゥにまつわるお話があります。コートタイプのスニーカーなので特に装飾やデザインがあるわけではないのですが、注目して欲しいのはシルエットになります。まだ試作段階の状態では「先芯」といってトゥに「芯」が入っていました。芯が入っていると形状がとても”くっきり”と出やすくトゥが丸く見えます。業界用語では「おでこ」というのですが、とてもカッチリとした印象を与えます。今回は、カジュアルなイメージとコートスニーカーを再現したいという思いがあったため、最終的に先芯を排除することにしました。すると、トゥのシャープな感じがUPしてシルエットも綺麗になりました。言わないと気づかないことかもしれませんがそう言った部分も気遣ってデザインしています。

こんにちは!デザイナーの安田です。この1足が見える世界を変えていく。「IMPERION(インペリオン)」開発ヒストリー。今回は一番の注目ポイント「ヒールアップ」についてお話したいと思います。近年、ヒールアップシューズはファッションアイテムとして1つの選択肢になるほど一般化しています。そんな中、靴の構造、デザインに影響を及ぼすことなく『普通にカッコよく履ける』スニーカーをSLACK FOOTWEARは企画しました。本当に見た目を重視したデザインになるように気をつけて考えています。インソールのかかと部分が高くなっている内部構造なのですが、通常ミドルカットデザインになりがちなところをローカットに見せる工夫をしています。ローカットに見せるために、履いた時にかかとが浅くパカパカ足が浮いてしまうのを防ぐクッションを内部に仕込ませてフィット感をUPさせています。また、前回お伝えした履き口のカッティングラインを外側は下げることで視覚的にもローカットに見えるようにしています。イメージとしては靴の内部にヒールが存在しているイメージです。ただ体重が前方に行く場合、スニーカーの中で前方に足が滑りやすくなってしまいますのでインソールには突起をつけて滑りが起きないようにデザインしました。かかとに高さをつけると次から次へと問題が連鎖しますが、1つずつ改善して理想の形を表現しました。

こんにちは!デザイナーの安田です。この1足が見える世界を変えていく。「IMPERION(インペリオン)」開発ヒストリー。今回は「履き口のカッティングライン」についてお話したいと思います。「くるぶしの位置は外側と内側で高さが違います」お気づきでしょうか?実は同じ位置にあるようで違うんです。外側が低く 内側は高い位置にあります。よくスニーカーを履くとくるぶしにマメができる人はいませんか?スニーカーは履き口の外側と内側の高さがあまり変わらないパターンで作られることが多く、履くとくるぶしが当ってしまう人がいらっしゃいます。オーダーメイドの革靴はその人の足にあったパターンで靴を作るのでくるぶし位置にも気をつけます。「IMPERION(インペリオン)」はスニーカーでありながら履き口の高さを変えて、くるぶしが当たりにくい位置でカッティングをしています。外側が低く、内側が高くなっています。ぱっと見では伝わりにくいですが、革靴とスニーカーのMIXスタイルをコンセプトにデザインしていく上で組み込んだポイントです。