このプロジェクトの目的
私達は「世界中の子どもたちの可能性を広げたい」と考えています。
そのために、ネパールに渡航し特別授業を企画しております。(ネパールを選んだ理由や課題については後に記述します)
これまで、私達は日本国内外で様々な活動を行ってきました。
教育の主役を子どもたちにした、子どもたちが創り出す国境を超えた教育共創プロジェクトを企画しています。皆様のご協力を得て、より影響力を持ったプロジェクトにしていきたいと考えています。価値ある取り組みにするために皆様のご協力をどうかよろしくお願いいたします。
自己紹介
こんにちは!立命館大学3年の森島明翔と甲南大学1年の西村大和と申します。
私たちは「子どもの可能性を拡大すること」を目的に活動を行っております。簡単にそれぞれ自己紹介させてください。
こんにちは!森島明翔と申します。中央右の白い服を着用しているの者が私です。
私は2024年1月から4月までネパールカトマンズにある、幼児から高校生まで300人が在籍する学校(学校名称:Kingdom Himalayan Secondary Boarding School)で美術教師として勤務しておりました。先生が足りず、美術・音楽・体育の授業がない学校で、「絵を描く楽しさ」を伝えるために300人の生徒を担当しました。日本で教育活動を行っていましたが、子どもたちによりポジティブな影響を与えるために、日本を飛び出し働いておりました。
(高校生向けに行った顔を書く授業の様子)
初めて美術の授業を受ける生徒もいる中で当時60人だった美術の受講者数を300人にまで拡大しています。これは現地に美術の楽しさが伝わった結果だと考えております。一方で、現地で300時間以上も教壇に立った私が感じたことは「現地の生活や教育はイメージよりも随分と発展している」ということでした。
校長に話して想いを聞き、私が行う指針が付きました。
この度、現地の校長先生とお話しし、もう一度授業を行う機会をいただきました。2025年1月29日に渡航します。前回の渡航時より、より多くの人を巻き込んだプロジェクトにしたいと考えております。(写真左が校長先生)
こんにちは!甲南大学1年の西村大和と申します。
つい最近までサッカーに熱中していた学生です。練習を重ねることで、岡山県の選抜や国体選抜選手に選ばれる経験をしました。しかし、高校生の時に腰椎分離症を負い、目指していたプロサッカー選手の夢を諦めることになりました。
12年間、自分の好きなことに熱中できた私は幸運でした。その経験を通じて、同じように若者が好きなことに熱中できる環境づくりをすることが私の使命だと考えるようになりました。現在、私は学生団体Beans Talkを立ち上げ、その代表を務めています。私たちの理念は「本当の好きを見つけるために、座らない教育を提供すること」です。多くの若者に様々な学びの機会を提供したいと考え、イベントの開催や企業様の協力によるブース出展などを行っています。
このプロジェクトで実現したいこと
2025年1月29日〜2月2日に企画している現地で開催する特別授業で、日本の子どもたちと共に現地の授業を共創したいと考えております。教育に対して子どもたちが受け身にならず、子どもたちを含めた全員が参加できる授業を構築したいと考えています。
実現したいこと①
【日本とネパールの子ども達で、絵を合作する授業】
大阪府の保育園様に協力していただき、日本の園児30名程とネパールの小学1,2年生30名程と一緒に美術の授業を作ります。1月30日~2月2日のいずれかの日程で日本とzoomを繋ぎ開催を予定しています。同じ時間に同じ物語を見て感じたことを絵で表現します。その後、お互いに感じたことを共有する時間を作ります。言語は違えど、「絵」を通して感じたことを表現できるところが魅力です。
実現したいこと②
【日本サッカー少年団からの挑戦状!国境を越えたサッカー授業】
詳細今回、私がお世話になったチームの一つである岡山県の富山サッカースポーツ少年団のご協力を得て、日本の小学生15名と私達がネパールの小学生30名を対象に特別なサッカー授業を企画しました。この授業は、2025年1月30日~2月2日のいずれかの日程で、ネパール現地で開催を予定しています。
授業の内容この授業では、ただジグザグドリブルを練習するだけではなく、日本の子どもたちが速さを向上させるために工夫したポイントをネパールの子どもたちに共有します。ネパールの子どもたちはそのヒントを元に、自分たちなりに考え、工夫しながら取り組みます。これにより、主体的に学び成長する授業を実現します。
さらに、練習後には日本とネパールの子どもたちがドリブルの速さを競う対決も予定しています。この対決は、勝敗だけでなく、互いを刺激し合いながら成長するきっかけとなることを目指しています。
授業の様子は動画撮影を行い、富山サッカースポーツ少年団の子どもたちにも共有します。この動画を通じて、両国の子どもたちが学びや努力を共有し、「サッカーを通じて国境を越えたつながり」を実感できる機会を作りたいと考えています。
以下に日本のサッカー少年団で実施した模擬授業の写真を記載します。
(各班ごとにどうしたらドリブルが速くなるのかを発表中)
本プロジェクトの意義
本プロジェクトの意義は、ネパールの子ども達が美術や体育の授業を通して主体性と創造力などの非認知能力を養うことです。また、正解がなく、周囲と比べない授業を作ることで学校生活を楽しむことにあります。業現地の校長の「生徒が主体的に学べる教育も大切にしてほしい」という想いから本プロジェクトを始めました。私達が赴く学校も日本のような体育や美術の授業は存在しないのが現実で、「正解のない答えを出す授業」は1つもありません。このような授業がない理由は教師不足や国の制度、文化の違いなど簡単に解決することはできない問題ばかりです。しかし、私達学生にしか起こすことができない小さな変化を本プロジェクトでは起こせると確信しています。
(クラスの前で初めて『発表』を行った高校生たちの様子。その後、この挑戦を通して自信がついたとの声が多数ありました。)
本プロジェクトは単なる思い付きではありません
何も根拠や論拠がない状態でこのプロジェクトを作っているわけではありません。世界幸福度ランキングで7年連続1位のフィンランドをはじめとした北欧の教育の仕組みを参照し、本授業を作っています。北欧諸国はヨーロッパの中でも教育の質が高いことが有名で、OECDが行う調査においても常に上位にランクインしています。(日本の世界幸福度ランキングは全体の53位でG7内では最下位です。)
北欧の教育スタイルについて、北欧からの留学生や北欧へ留学していた日本人学生の話も参考にしながら、創造性や主体性、チームワークを学ぶ場として上記の授業を考案しております。
また、子ども達への新しい体験がもたらす効果は様々な場面で活きることが明らかになっています。文部科学省委託調査によると幼少期の体験学習は今後の自己肯定感や未来志向の値を正にする事が証明されています。(今回の取り組みは文化体験活動に分類しています。 )
※令和2年度「体験活動等を通じた青少年自立支援プロジェクト」 青少年の体験活動の推進に関する調査研究から引用
最後に
私たちは、「子どもの可能性を広げたい」という信念のもとに活動を続けてきました。活動を続ける中で、学生だけでは準備できない費用がかかることとなり、クラウドファンディングに挑戦してます。このプロジェクトに共感してくださる皆さま、どうか応援していただけると幸いです。
また、より影響力を持つ活動にしていくため、助言、支援や提案をしてくださると嬉しい限りです。どうぞよろしくお願いいたします。
本プロジェクトの代表を務めております森島のメールアドレスは以下になります。
akitomorishima.o423@gmail.com
ご質問やご提案がございましたら、気軽にご連絡ください。
今後のスケジュール
1月 大阪府の保育園様との調整、ネパールの学校との調整
1月29日 ネパールへ渡航
1月29日~2月2日 特別授業実施(詳細については調整中です)
2月2日 日本へ帰国
2月2日 クラウドファンディング終了
最新の活動報告
もっと見る【最終報告:皆様への御礼】
2025/03/03 09:00大変お世話になっております。当クラウドファンディング代表を務めました森島明翔です。本投稿をもって最終の報告とさせていただきます。皆様、ご協力いただきありがとうございました。皆様のご協力のおかげで無事プロジェクトを完遂することができました。心より感謝申し上げます。まず、当プロジェクトを通して、支援ができた学校とその規模についてご報告をさせていただきます。①Kingdom Himalayan Secondary Boarding School (約生徒300人在籍、私立学校)②Shree Bhagawati Secondary School (約生徒700人在籍、公立学校)加えて、当プロジェクトの進行を支えてくださった、High Peak Adventure Pvt.Ltd.様(ネパール旅行会社)・ Beans Talk(教育支援学生団体)・日本のスポーツ少年団の皆様・大阪府の保育園様・教授の皆様・日本企業の皆様、改めてお礼を申し上げます。当プロジェクトの進行にあたり100人以上の方々と共に、1000人を超える子ども達を支援できたこと、大変誇らしく思います。ありがとうございました。続いて、学生からの挨拶をお伝えします。西村君からの挨拶(ネパールでサッカーの授業を担当)Beans Talkの活動を広めたいこの経験を通じて、「日本に限らず、すべての人が様々な分野にチャレンジし、本当の好きを見つけるサポートをしたい」という想いがより強くなりました。Beans Talkでは「座らない教育」を通じて、子どもたちが自ら考え、体験しながら学べる環境を作っていますが、これは日本だけでなく、世界中で必要とされるものだと確信しました。今回のサッカー授業も、「ただ技術を教える」のではなく、「考えて挑戦することの楽しさ」「仲間と協力することの大切さ」を伝える場でした。日本とネパールの子どもたちをつなぎ、お互いの学びを共有することで、国境を超えた新しい教育の形を作ることができたのではないかと思います。 この活動に意義はあるのか?来年の2月にまた来てほしい」と言われたことが、この活動に意義があった何よりの証拠だと感じています。ただ一方的に支援するのではなく、現地の子どもたちが「また学びたい」「また一緒にやりたい」と思ってくれたことは、教育の本質に近いものがあるのではないでしょうか。日本では当たり前のようにある副教科(体育・音楽・美術など)が、ネパールでは十分に学べない。でも、その副教科こそが、「学び=楽しい」と感じるきっかけになるかもしれない。選択肢が少ない環境だからこそ、一つの学びが大きな影響を与えるのだと感じました。これからの目標今回の経験を糧に、Beans Talkの活動をさらに広げていきます。日本国内にとどまらず、海外でも子どもたちが「本当の好き」を見つけられる環境を作りたい。そのために、教育とキャリアの両面からサポートできる仕組みを構築し、より多くの人に学びの機会を提供できるよう努めます。最後になりますが、改めて、ご支援いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。皆さまのサポートが、ネパールの子どもたちの笑顔につながりました。そして、この活動が未来につながるよう、引き続き全力で挑戦していきます。本当にありがとうございました。中谷さんからの挨拶(日本でオンライン美術の授業を担当)日本とネパールをつなぐ美術の授業の一環で、日本の保育園に補助として訪問しました。子どもたちは互いに絵を見せ合いながら、文化の違いに気づき、言葉が通じなくても絵を通して心が通じ合う瞬間を楽しんでいました。改めて、絵の持つ素晴らしさを実感するとともに、表現することの楽しさを子どもたちと共有できたことが嬉しかったです。この経験を生かし、今後も日本とネパールをつなぐ活動に関わっていきたいと思います!引き続き、応援よろしくお願いします!最後にクラウドファンディングは初めての経験でしたが、皆様のおかげで無事オールを達成し、たくさんの機会と物資を現地に届けることができました。改めて、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。当プロジェクトはネパールの学校から非常に評価が高く、来年も行ってほしいとオファーがありました。クラウドファンディングを実施するかは未定ですが、一緒に挑戦したい!と情熱をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。また、リターンについては順次対応して参ります。何卒よろしくお願いいたします。立命館大学森島 明翔mail : akitomorishima.o423@gmail.com もっと見る最終日のサッカー授業について
2025/02/27 18:29皆さまの温かいご支援のおかげで、無事にネパールでの最終日を迎えることができました。改めて、心より感謝申し上げます。 ✳︎最終日の授業内容 最終日も初日と同様、計7時間のサッカー授業を実施しました。 ◎ 1・2年生:パスの精度向上とゲーム形式での応用 初日と比べ、明らかにパスが上達していました。そこで、より「できた!」と実感してもらうために、単なるパス&コントロールの練習ではなく、「狙った場所に蹴る」ことを重視したゲームを取り入れました。ゲーム要素を加えることで、サッカーを知らない子どもたちにも興味を持ってもらい、楽しく挑戦できる環境を作ることができました。 ◎ 3・4・5・6・7年生:日本の子供たちとのドリブルタイムバトル 富山スポーツ少年団の子どもたちのドリブルタイムと、ネパールの子どもたちのタイムを競い合う形式で実施しました。ただし、現地の子どもたちの練習風景を見ていると、個人戦にすると最後の子が途中で諦めてしまうケースがあったため、「チーム戦」に変更しました。また、日本で実施した際はダブルタッチなどのドリブル技を取り入れていましたが、ネパールの子どもたちにとっては難易度が高かったため、「フリードリブル×チーム戦」という形に工夫しました。 タイムバトルの後は、「どうしたらドリブルが速くなるか?」をテーマにチームごとで話し合い、日本の子どもたちが議論した内容も共有しました。特に3・4年生に対しては、口頭だけの説明では難しかったため、絵を使って「どちらの動きが速いか?」を考える方法を取り入れ、主体的な学びを促しました。その後、各チームが出した意見を全体に共有してもらい、それを意識して再びドリブルの練習を実施。 その結果、96%のグループでドリブルタイムが向上し、「全員で話し合うこと」「目標達成のために考えること」の大切さを伝えることができました。 今回の活動を通じて 今回の授業では、単にサッカー技術を向上させるだけでなく、「考えて挑戦することの楽しさ」「仲間と協力することの大切さ」を伝えられたと実感しています。さらに、「日本とネパールの子どもたちが間接的に繋がり、競争を通じて学び合う」 という新しい形の教育体験を提供できたことも大きな成果でした。 これもすべて、ご支援いただいた皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。 次回予告 次の報告ではこの活動を通しての感想を伝えさせていただきます。 もっと見る活動報告 2日目:公立学校にサッカーボールを寄付しました!
2025/02/25 08:00本日は、現地の公立学校にサッカーボールやクレヨンなどを寄付しました!ホストファミリーの方のご協力もあり、私立の学校だけでなく、公立学校の子どもたちにも支援を届けることができました。 寄付したもの ◎サッカーボール 12球 ◎マーカー 20枚 ◎クレヨン 3ケース公立学校ではグラウンドがないため、サッカーをする環境が整っていないのが現状です。しかし、先生方にお話を伺うと、少し歩いた先にサッカーができるスペースがあるとのことでした。実際に子どもたちにボールを渡すと、笑顔があふれていました!◎伝えたメッセージ寄付をする際、「このボールは私たちだけのものではなく、日本のたくさんの方々の支援によって届けられました。大切に使ってくださいね!」と伝えました。子どもたちは目を輝かせながら「ありがとう!」と何度も言ってくれ、とても嬉しかったです。次回予告次の報告では最終日の授業についてと私立学校に寄付したことを報告させていただきます。 もっと見る
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