2025/02/27 18:29

皆さまの温かいご支援のおかげで、無事にネパールでの最終日を迎えることができました。改めて、心より感謝申し上げます。
✳︎最終日の授業内容
最終日も初日と同様、計7時間のサッカー授業を実施しました。
◎ 1・2年生:パスの精度向上とゲーム形式での応用
初日と比べ、明らかにパスが上達していました。そこで、より「できた!」と実感してもらうために、単なるパス&コントロールの練習ではなく、「狙った場所に蹴る」ことを重視したゲームを取り入れました。ゲーム要素を加えることで、サッカーを知らない子どもたちにも興味を持ってもらい、楽しく挑戦できる環境を作ることができました。
◎ 3・4・5・6・7年生:日本の子供たちとのドリブルタイムバトル
富山スポーツ少年団の子どもたちのドリブルタイムと、ネパールの子どもたちのタイムを競い合う形式で実施しました。ただし、現地の子どもたちの練習風景を見ていると、個人戦にすると最後の子が途中で諦めてしまうケースがあったため、「チーム戦」に変更しました。また、日本で実施した際はダブルタッチなどのドリブル技を取り入れていましたが、ネパールの子どもたちにとっては難易度が高かったため、「フリードリブル×チーム戦」という形に工夫しました。
タイムバトルの後は、「どうしたらドリブルが速くなるか?」をテーマにチームごとで話し合い、日本の子どもたちが議論した内容も共有しました。特に3・4年生に対しては、口頭だけの説明では難しかったため、絵を使って「どちらの動きが速いか?」を考える方法を取り入れ、主体的な学びを促しました。その後、各チームが出した意見を全体に共有してもらい、それを意識して再びドリブルの練習を実施。
その結果、96%のグループでドリブルタイムが向上し、「全員で話し合うこと」「目標達成のために考えること」の大切さを伝えることができました。
今回の活動を通じて
今回の授業では、単にサッカー技術を向上させるだけでなく、「考えて挑戦することの楽しさ」「仲間と協力することの大切さ」を伝えられたと実感しています。さらに、「日本とネパールの子どもたちが間接的に繋がり、競争を通じて学び合う」 という新しい形の教育体験を提供できたことも大きな成果でした。
これもすべて、ご支援いただいた皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。
次回予告
次の報告ではこの活動を通しての感想を伝えさせていただきます。