
≪春へ向かう、シェア型書店 HONBAKO京都宇治の現在地≫
いつもあたたかい応援をありがとうございます。
去年の春にクラウドファンディングで託していただいた想いは、いま確実にこの場所で息づいています。
今回は2026年の1〜3月の歩みをご報告いたします。
① 箱主さんの本箱充実 ― 空間が「場」になりつつあります

2月、店内を撮影しました。
本箱には箱主さんの本で一杯になりました。箱主さんそれぞれの本への思いや表現が感じられます。単なる本棚ではなく、「人の思考が並ぶ空間」へと育っているような気もしています。
本の数が増えたこと以上に価値があるのは、
この場所で“出会い”や“対話”が生まれて続けていること。
箱主さんたちの多彩な表現に、日々、私自身も楽しませていただいております。

この2月に撮影があることを箱主さんにお伝えしたら、
気合を入れて、本をたくさん持ってきてくださいました。
来られるお客さまも「いつまでも見てられる」「何周もできる」と楽しんでくださっています。

「1ヵ月前とやっぱりラインナップがちがいますね」
本箱が生きているようでしょ。
箱主さんみなさんのお力で魅力的な本屋さんへ成長中です。
② 2026年1〜3月 「小学生へ本を」寄贈本プロジェクト 進行中
シェア型書店HONBAKOでは、当初より1冊販売あたり100円の販売手数料、そのうち半分の50円は寄付金にする、としています。
京都宇治では、その寄付金だけではなく「本を寄贈したい!」という意見も箱主総会で出されました。
また、箱主さん達との会話の中で、小学校「学童クラス」への本の必要性も分かりました。
そこで今回、当店では、小学生向けの本を集めています。

「子供たちにいい本を届けたい。たくさん読んでほしい。」
箱主さん達のそうした言葉と共に、本が集まっています。
本が好きな地域の皆さんからも、児童書をお預かりしています。

2月末の時点で、200冊ほど集まりました。
また、「子供たちに本を長く楽しんでもらいたい!」という声もあり、
箱主さんの呼びかけで、町の皆さんとも協力して、ブックコート作業を同時に進めています。

ブックコートのやり方は、何人かで図書館へ習いに行き、教わりました。

本を通じて、そこには経験や祈りが宿るようです。
この寄贈プロジェクトは、本を読むおとなたちから、地域の子供たちへ、
想いを静かにつないでいくように思います。
たまたま来店されたお客様も、ブックコートの作業風景をご覧になって、
プロジェクトの内容を知り、感動して帰られました。

ブックコートは、資材の費用が結構かかるということも知りました。
そこで、ブックコート募金も同時に進めています。
たくさんの方からご賛同をいただいています。ありがたいです。
子供たちに寄贈する本、全てにコートがかけられそうです。
③ ミモザマルシェ出店 へ― 外へひらく

3月は宇治市主催の地域イベント「ミモザマルシェ」に出店します。
https://www.instagram.com/p/DVZ0YeWk1EN/?img_index=1
2025年11月から箱主さん達とどんなブースにしようか話し合いながら、
テーマを決め、出店準備を進めてきました。

シェア型書店が外へ出る。フツーの古本市にはしたくない。
本や人との出会いは偶然のようで、実はきっと、準備の積み重ね。
箱主さんがテーマにあった本を選書し、
出品するすべての本にPOPコメントをつけてもらっています。
(この出品の仕方って、実はなかなかハードルが高いんです。私自身も箱主歴3年半。よくわかります。)

シェア型書店HONBAKO京都宇治に集う箱主さんの「魅力」を
ブースに並んだ本でどこまで表現できるか、伝わるか、チャレンジしています。

通りがかりの方がこのマルシェで立ち止まり、
「こんなお店が京都宇治にあるんですね」
「箱主さんの本箱を見てみたい」
「本をもっと読みたい」と言ってくださるといいなあ。
地域で暮らす皆さんや、宇治に来られる本好きさん、京都宇治の箱主さんとの接点を、
イベントでも、丁寧に広げていきたいです。
マルシェでは、2日間で16人の箱主さんが交代でブースに立つ予定です。
箱主さん達ともおしゃべりも是非楽しんでください。本の話をいっぱいしてください。
④ バレンタイン企画「ちょこっといいこと」― 会話を仕掛ける
2月14日・15日は、小さな質問入りチョコを配布しました。
問いは、こんな内容です。
・最近、心が動いた一文は? ・好きな絵本は? ・大切な人にプレゼントしたい本は?
きっかけがあると、人は自然に話し始めます。
シェア型書店HONBAKO京都宇治では、本を販売するだけでなく、
“対話が生まれる店内”を意識しています。
小さな企画ですが、この場所の本質がよく表れた時間でした。
⑤ お誕生日会2026 ―生まれたこと出会えたことに感謝する
今年スタートした「金曜日のお誕生日会」。箱主さんと共催です。

肩書きも役割もいったん外し、食べて飲んで話して、乾杯と「おめでとう」を交わす時間になりました。
一緒に歌って笑って…、場に流れる空気は、確実にやわらかくなっています。

祝われる側も、祝う側も、箱主さんも、そうでない方も、どなたでも参加できます。
次回は4月に開催します。ぜひご参加ください。

⑥ ゆるやか読書会 ―それぞれの世界をひろげる
京都宇治は10回目の「ゆるやか読書会」となりました。
今回は主催含め9人で読書のひとときをゆったり過ごしました。
読書会というものに初めて参加するから
昨夜は緊張して眠れなかった、という方も。
当店は、リラックスして読んで、
自分のペースでシェアするタイプの読書会。
どうか、ご安心を。
前から読みたかった本、本箱を見て読みたくなった本、
何十年もかけて読む予定の本、
名作と聞いていたけどやっぱり名作だった本、
どうして今日、この場にこの本を持ってきたのか、
なぜ今読んでいるのか、
笑いを取りながらお話されたり、
読んだ感想を噛みしめながら言葉で表現されたり、
そんな時、
その人らしい表情や言葉が出て、
個々の感性に触れることが出来ます。

ゆるやか読書会の詳細(スイーツ・ドリンク付きが好評です)
⑦ 箱主さんのイベント ―それぞれが表現する、企画する
1階でのお店番や、2階シェアスペースでのイベント。
箱主さんの企画と発信で、様々な活動をここでしてくださっています。
Instagramで情報を発信しているので、
ご興味あるイベントがあったら、ちょこっとのぞいていただきたいです。

活発に箱主さんが企画されるので、イベントが多くなって、月ごとのまとめが追い付いていません…。がんばります。
⑧4月の新企画:サン・ジョルディの日にちなんで企画中。。。発案は箱主さん
サン・ジョルディの日(4月23日)とは、大切な人同士が「愛」と「知性」を込めて本やバラの花を贈り合う記念日です。
箱主さんからのご提案と企画書を元に、店内での実現に向け箱主総会で話し合いました。
4月のテーマ:「愛と文化とサン・ジョルディ」
本にまつわるイベントを、箱主さんと連携しながら、いくつか企画中です。
こちらもお楽しみに!

シェア型書店HONBAKO京都宇治を
応援してくださる皆さまへ
クラウドファンディングでいただいた応援は、一過性のものではありません。
いまも、この場所の成長の土台になっています。
本は、人をつなぐ。人は、場を育てる。場が、まちへとひろがる。
その循環を、これからも丁寧につくっていきたいです。
箱主さんと一緒に、
彼らの豊かな表現、本への想いを感じ、汲み取りながら。
迷ったり、悩んだり、しながら、とことん考えて、今も進んでいます。
引き続き、あたたかく見守っていただけましたら幸いです。
そして、気が向いたら、お店にも遊びに来てください。
シェア型書店HONBAKO京都宇治 代表 山本奈々
最新情報はInstagramで発信しています。https://www.instagram.com/honbako_uji/

箱主さんのイベント情報は、ホームページのイベントカレンダーでもご確認いただけます。
箱主さん仲間も随時募集しています。お申込みはホームページからどうぞ。

おまけ。
2月中旬の店内撮影は、夜まで続きました。
去年の春、空っぽの本箱の時に撮ってくれたカメラマンさんが再度、宇治へ来てくださいました。
「本が埋まったらまた撮りに来たい」と言って下っていましたからね。
覚えていました。そして、頼りました。
カメラマンさんも設計士さんも、夜まで長時間ありがとう。




