
みなさんこんばんは。僕がお手伝いをさせてもらっている猟師のタカさんに同行し、普段行っている罠の見回りをしてきました。
タカさんは今回の5000円、1万円の猟師さん応援の支援先であり、そして2万円の支援者には「狩猟(わな)体験」の体験リターンを提供してくれています。
狩猟といっても、レジャーのハンティングから、有害鳥獣駆除、種類も銃猟、わな猟、あみ猟など、その目的と方法は多岐に渡ります。
その説明はまたの報告にするとして、今日から合流したパーマカルチャーデザインコースで一緒になった紗里ちゃん、みかほちゃんと一緒に色々教わってきたので、こちらで報告します。

陣場ジビエ会会長の大木隆之さん(以下タカさん)は、有害鳥獣駆除を罠(わな)猟で行っています。
特にイノシシは斜面を崩し、穴を掘り、農作物を食べ荒らし、、の様子がよくわかります。

みなさん、罠の仕組みはご存知でしょうか?今回はよく使われている「くくり罠」についてご紹介します。
まず一つの罠でこんな感じ。

こんな形状をしています。鹿や猪などがこのお弁当箱を踏むと、バネの力で跳ね上がり、足をくくり付けます。

①仕掛ける場所を決める
②ワイヤーを固定物にくくりつける
③バネをきつめて発動する状態へセット
④罠を設置する
⑤ワイヤーや箱を隠す
⑥周りを整える
順を追って説明します。
①仕掛ける場所を決める
罠を仕掛けるには、主に木など固定できるものが必要です。斜面近くに罠をかけると、落っこちて宙吊りになるので、なるべく平らな場所を探します。あとは、獣道や糞などのフィールドサインをもとに、場所を決めます。(3本の獣道が1本になったところなど)

②ワイヤーを固定物にくくりつける
片方はバネを作動させて足をくくり、もう片方は前述した固定物に付けます。木に固定すると、そこを軸に円を描く形で動物は動き回れます。

③バネをきつめて発動する状態へセット
お弁当箱を踏むと、バネが作動しワイヤーが上に弾き飛んで足を括ります。その動力はバネなので、バネを固めて固定します。結構硬い。。

バネを固定し、これでようやく設置できます。
④罠を設置する
罠の設置は、穴を掘って動物がそこを踏み込めるように設置します。

簡単にいうと落とし穴みたいな感じで、踏み抜く空間を作ります。踏み込むとバネの力で上に飛び上がり、足に引っ掛かります。なるべく上方向に弾けるように調整します。
⑤ワイヤーや箱を隠す
ワイヤーなどの金属が見えると動物は警戒心が強いので、なるべく埋めたり小枝で固定して隠します。(その後、残りのワイヤーを木に巻いたりします。)

⑥周りを整える
あとは、罠の周りも人間の痕跡が残らないようにすること。動物は人間よりも敏感です。人間の痕跡をなるべく消し、落ち葉を撒いたり、誘導路を整えたりして完成です。
みなさんはどこにあるかわかりますか?

こんな具合で罠を仕掛けます。素人では30分くらい。。。猟師さんは本当に尊敬してしまいます。
別の回の狩猟についての報告で、もう少し具体的な話をしたいと思います。今日は、くくりわなの仕掛け方でした!
クラファン92%達成!!あと一歩がなかなか。。ご支援、シェアよろしくお願いします!





