私達兄弟はサラリーマンをしながら祖父から受け継いだ少しの田んぼと稲作技術で自分たちが食べる分のお米を作っています。年一回しか栽培できないですがよりおいしいお米を目指して日々研究し、とにかくおいしいお米を追及し親戚や近しい人に安く提供しています。
私達が米を作っている約60haほどの田園地帯は毎年毎年どんどん耕作放棄地が増えています。その耕作放棄地を少しずつでも無くしていき、お米を作り、本当においしいお米を安く多くの方に食べてもらうことを数年かけて実現していきます。


私達が米を作っている田園地帯ではお米を作っている農家さんは平均年齢が
70歳を超えています。
一番の若手が私達兄弟で毎年毎年高齢による体調不良や機械費や燃料費の高騰により辞めざるをえない農家さんが増えています。
そして毎年
「来年から私の所有している田んぼでお米を作ってくれないか?」
と相談が来ます。
兄弟二人ともサラリーマンですので兼業ではそんなに多くの田んぼで米作りができるわけもなく、ほとんどは断るのですがそうすると
翌年には耕作放棄地になっているのです。
雑草が生い茂りカメムシなどの害虫の住処になって周りの田んぼに迷惑をかけるので持ち主は高齢な身体に鞭を打って草刈りをしているのです。支払う税金も1.8倍に増えます。
それを見たり聞いたりすると私達兄弟はなんとも言葉にはできない気持ちになるのです。
胸が痛くなるのです。
そういうのがもう5年も続いてます
。
できることなら助けたい!
と思うのです。
断らなければ良かった!と思うのです。
そして兄は我慢できなくなり専業農家になることを決意し仕事を辞めました。誰かがやらないといけないのです。
私たちは作るお米の味には自信があります!
なので
放棄地を再生させ
放棄地候補は引き受けて
減らすことで少しずつでも生産量を増やし安くて美味しいお米をより多くの人に提供する計画を兄弟で考えました。
サラリーマンを辞めた兄はすぐに農業学校の入学願書を出し、この5月から通います。稲作だけでは必ず赤字になるので野菜等の栽培技術を身につけ空いている時間で野菜も作り新鮮な野菜もいずれお安く皆様に提供できるようにしていくつもりです。
今年はまず耕作放棄地を50a引き受けました。内30aは昨年まで稲作をしていた田んぼですので今年から私たちが米を作ります。
2025.3.25 放棄地再生開始!
放置されて昨年の株が伸びたままの30a/50aの田んぼ
昨年の稲の株を微生物に分解させるために兄がトラクターで耕しています。

2年間耕作放棄(草刈りは1度だけ)された20a/50aの田
耕作放棄され2年経っています。多年草がたくさん生えてるので今年は米を植えずに草刈り等をして微生物資材と米ぬかを使い土壌の微生物の活動を活発化させ時間をかけておいしいお米が作れる土づくりをして来年度から米を栽培をします。
すぐ近くの耕作放棄地を視察
まだ連絡は来ていませんが昨年から放棄地になった田んぼが他にもあり私達に話が来たら受けるつもりで事前に視察しています。少し待って相談が来なければこちらから話を聞きに行きたいと思ってます。奥の田んぼは水漏れが原因で米が作れなくて誰も引き受けない放棄地が50a広がっています。。

兄の個人活動
かつては水田だったのに水が漏れることで稲作に適さなくなり誰も手を付けない耕作放棄地があります。そんな田んぼはどうするか?という問題。
放置するのか?
考えました!
持ち主に交渉して野菜を作らせてもらいます!というのは兄が学校を卒業してからの話です。
今は稲作に適さない耕作放棄地10aの田んぼを試験的に兄が引き受けて学校が始まる前に色んな野菜を小規模で栽培して予習中です。来年度から稲作作業の隙間に野菜を作ってお安く直販出来たらと計画中です。


トウモロコシ(順調)・じゃがいも(順調)・にんにく(順調)・玉ねぎ(順調)・キャベツ(失敗)
ブロッコリー(失敗)・かぼちゃ(スタート)です。
この結果を学校に持って行って改善点を考えるみたいです。

今年は新たな設備として400万円を投入して、安くて美味しく綺麗なお米を提供するために色彩選別機を導入しました。これは米の色をレーザーで識別して未登熟米や暑さで焼けたお米、カメムシ被害にあったお米を一粒ずつ取り除く機械です。


私たちは自分たちが作ったお米の味に自信があります。お米を刈った後に
乾燥調製(乾燥・脱穀・色彩選別・袋詰め)
という作業がありますが乾燥調製をするには最低でも
1000万円
ほどの機械費がかかるので機械を持たずに農協などに刈ったお米を持ち込んで乾燥調製をしてもらう農家さんも多いのです。
これが問題で
同じ品種なら誰が作ったものも一緒に混ぜて乾燥調製を行います。つまり出来の良いお米、出来の悪いお米(刈るタイミングが遅い・害虫被害の多いお米)、
全部混ぜます。
小規模農家はお米では暮らしていけないので野菜をメインで作っています。お米は片手間です。野菜の収穫が忙しいとお米は放置です(野菜のほうが同面積当たりの収入が高い)。
野菜作りのほうが忙しいと防除タイミングが遅れたり、収穫タイミングが遅れたりします。品種が同じなら出来がいいお米と出来の悪い米がブレンドされています。それがスーパーなどに並び消費者が購入するかたちになっています。私たちのお米は自分たちが栽培して
ちょうどいいタイミングで刈ったお米のみを
乾燥調製したお米をリターンとして10月末ごろにお届けします。
ぜひ、本当に美味しいお米を食べてみてください。
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産地:和歌山県
品種:にじのきらめき
賞味期限:発送から1ヶ月
保存方法:日の当たらない場所で常温以下で保存
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白米・玄米いずれかをお選びいただけます(重量は変わりません)。
玄米をご希望の方は、支援完了後にCAMPFIREのメッセージ機能よりその旨をお知らせください。
ご連絡がない場合は白米での発送となります。
メッセージ機能:https://camp-fire.jp/mypage/messages/new?project_id=832970&to_user_id=7464503
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30Kgのリターンの場合、1ヶ月ごと10kgを3回、1ヶ月毎に15kgで2回というふうに分けて送らせていただくことも可能です。
ご希望の方は、支援完了後にCAMPFIREのメッセージ機能よりその旨をお知らせください。その際、どう分けるかも記載ください。
ご連絡がない場合30kgまとめての1回の発送になります。
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3月
周辺の草刈り。昨年の稲の株が残っているのでトラクターで土に漉き込んで養分にしいい土づくりの開始。種もみの購入。
4月
再度、田んぼを耕し土を細かくしていきます。畔の草刈り。
5月
GW中に種まきをして稲の苗を育てていきます。苗八作という言葉があるくらい苗づくりが重要です。雨、気温、風などに全神経を集中させます。クラウドファンディング終了
6月
田んぼに水が来るのでトラクターで代掻きを2度行い土が落ち着いたら田植えを行います。この時一緒に肥料も撒きます。畔の徐々に伸びた雑草の草刈りもします。植えた苗の根が活着するのを見ながら欠株したところは手で植え直して毎日の気温に気を配りながら下がるようであれば水深を深くするために水を田に入れたりします。
7月
毎日朝と夕方に田んぼの水位を確認しながら水の管理をします。稲の生育状況を見て追肥計画を練ったり必要な肥料成分を考えたりします。病害虫の確認。
7月中旬
稲は分けつして田植えで3本ぐらい植えた株が適切な株数になったら田んぼの水を抜いて1週間程度中干します。土にひび割れができる程度までからからにしますがひび割れによって根っこがちぎれないように気を付ける。中干を行うことで茎を増やしていた稲が子孫を残そうと生殖成長に切り替わり今度は実をつけようとし始めます。この穂ができる20日前においしいお米の入った穂にするための追肥を行います。
8月
病害虫の状況確認、周辺の田んぼ、米作りをしている方との情報交換、気温、湿度、なので予想できる病害虫の防除を行います。通常3回の防除を行うところ、私たちはたった1回で最大の効果を発揮するタイミングを見計らって防除します。
9月
穂が出てから毎日の気温を足し算していくことで積算温度を1000度ぐらいになるのを待ちながらの色と周辺の米農家との情報交換と毎年米を作っている感で水を落としてコンバインが入れるように田んぼを乾かします。
9月下旬
積算温度と色、毎年作っている勘を頼りにベストなタイミングで稲刈りをします。そのまますぐに乾燥し、脱穀したのち小石、未熟米などを取り除き袋に詰めていきます。
10月下旬
おいしい新米をお届けします。
私たちは今起こっている米の価格高騰に関してすごく戸惑いと不安を感じています。
私達だけでなく世の中の米を作っている人はみんなそうだと思います。
高騰による米離れとJAや農水省に感じている価格高騰についての疑問もあります。
きっとリアルな声ですが私達のような政治に詳しくない人間はきちんと調べずにこのような公で言うこともできません。でも思うことはあるんです。そちらのほうも今回ご支援いただい方には聞いてほしいと思っていますのでお礼状といっしょに読んでいただきたいです。そして今の日本の農業に、システムに、少しでも何かを考え、感じてほしいと思っています。これから私達兄弟は和歌山の田舎の耕作放棄地のゼロ化を進め少しでも安くて美味しいお米を多く生産し日本全国に届けたいと和歌山の田舎で少しずつで前進していきますのでどうかご支援のほどをよろしくお願いします。
最新の活動報告
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兄の実験栽培成功!ホワイトーコーン「ピュアホワイト」大量!
2025/07/05 09:31皆さんいかがお過ごしでしょうか?かなり暑い日が続いておりますが体調のほうは大丈夫でしょうか?お米のほうは古いものが出回っておりますが野菜は新鮮なものが夏野菜がどんどん出てきております。美味しいものをしっかり食べて夏バテしないようにしましょう!さて、兄は農業学校に通い始めてすでに二か月が経過しました。水田として使えない耕作放棄地を野菜の栽培実験用に借りた田んぼですがまずはトウモロコシを植えてました。栽培実験は成功で大きなホワイトコーンがたくさん収穫できました。朝4時半から収穫して生で食べてみました。糖度は20度を超えていました。もう少し詳しくかぶりつくと周りに水分が飛び散るほどジューシーですぐに甘さが口の中に広がるんですが皮が薄いので食べた後に口の中に皮が残って嫌な感じもせず、風味はまさに柿です!柿を食べてるのかと思うほどよく似ている風味でした。でも、梨だ!って言う人もいましたwこの日は200本ほど収穫しましたが全部で500本ほど収穫しました。では、これが何の実験だったのかというと今私が見ている放棄地の向こう側に広がる放棄地を再生したいのですが水田として使えないという問題と夏から秋にかけて台風が来るとこのエリアは水に浸かって海になるのです。そこでいろいろ考えた結果、トウモロコシを植えてみては?という案が上がってます。6月ごろに収穫することで水に浸かるのを回避し、その後夏の間にトウモロコシの残渣を使って土を作り冬にカブやラディッシュを栽培し、その後また3月ぐらいにトウモロコシを栽培する計画です。新鮮な野菜を全国に届けられればいいなぁ。私達が作ったお米と野菜は年内にどこかのネットショップで販売する予定になっています。詳細が決まりましたらまたお伝えしますのでよろしくお願いします。 もっと見る
放棄地になる予定だった田んぼの稲はすくすく育っておりますが・・・
2025/06/24 23:22しばらく活動報告を上げていませんでしたが実は4つほど活動報告を書いてたんです。ただ内容がね・・・やっぱり古古米、古古古米について思うことが色々ありましたし・・・でも、それを食べたくて食べているわけではない方がほとんどだと考えると私が書いた内容は間違ってるのかもと思いアップしませんでした。他にもちょっとだけ書きますがどれだけ安く備蓄米を流してもこれから出てくるお米の価格を下げるための政策は全く出てきてない事に対して色々思うことがあります。まぁこれ以上はやめましょう。さて、皆様のご支援で放棄地ならず、にじのきらめきの苗が植わっている田んぼでございます。約2週間が過ぎ徐々に分げつしております。ぶんげつとは?稲は田植えの時には3本ほどの苗を植えていくのですがその苗が成長と共に本数も増えていくのです。でも写真の右手前と右中央を見ていただくとわかるように植えてたはずの苗がありません。これがジャンボタニシによる被害です。植えたばかりの苗はまだ柔らかいので苗を食べてしまうんです。ある程度、苗が育つと硬くなって食べれなくなるんですけどね。食べられたところはまた手で植え直しです。さて、今年はまだ6月なのにかなり気温が上がっています。今年は不作になるなんて声も聴きますしニュースでもやっています。本当にそうならないように祈っております。豊作になってほしいです・・・そうすればネットで私達が作ったお米をお安く販売できます。もしご支援いただいた返礼品で私達のお米を美味しいと感じていただけたらぜひご検討くださいませ。どこか販売サイトで販売しますので決まりましたらまたご報告します。 もっと見る兄の独り言・・・なんか違和感・・・23年度産「古古古米」
2025/05/29 20:13ニュースは小泉大臣の古古古米ばかりですね。気を悪くしないでいただきたいのですが私達、米を作る立場の人間からすると「うわぁ・・・」って声が漏れるほどの古いお米です。食べるなんてことは絶対になく、お味噌づくりに使うか、鶏のエサか、米酢工場に30kg1500円ぐらい?で引き取ってもらうぐらいです。本当に心が痛い・・・毎日会社に勤めて、休みの日に草刈りをして、仕事行く前に全部の田んぼの水の量を確認して、減っていたら仕事前に泥だらけになって水を入れ、暑い真夏に合羽を着て防除し、まだまだ暑さの残る9月に埃まみれになって稲刈りをし、のどをやられ熱が出てもお米が蒸れないように乾燥調製をして袋詰めをする。そうやって我慢して先祖から継いだ田んぼとお米を守ってきた兼業米農家は全国にいっぱいるのに・・・古古古米に2000円も取るんかと・・・そもそもそんな米を食わせるんかと・・・高い税金を払って、高い社会保険料を払って、勤めている会社からも2重取りして、働いても働いてもどんどん給料を吸い取っていくのにそんな米をお金を払わせて食わせる事しかできないのかと・・・そして、ここから本当に聞いていただきたい。古古古米ってあと2~3年で廃棄か飼料になる米ですよね?それにお米の値段が上がる前に仕入れたお米ですよね?2023年は5kg2030円だっけ?それを5kg2000円ですか?小泉コメ担当大臣は2~3年前に仕入れた当時の小売価格5kg2030円の捨てる予定の米を5kg2000円で国民に売るのでしょうか?それに石破総理大臣はOKしたのでしょうか?インタビューでは国民は「やったぁ!ちょっと古いけどお米が2000円で買える!」ってなってるように思えますし、国は「とりあえず今回は5kg2000円で買えるようにしてあげるからねぇ!どうや!」ってドヤってるけど何かおかしくないですか?私はすごく違和感があります。国は随意契約でいくらで売って、いくらの輸送量を払ってるのでしょうか?そもそも何もなければ廃棄される予定のお米をなぜ売るのでしょうか?みんなから徴収した税金を使って何をしてくれたんでしょうか? もっと見る










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