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芸人
九月
皆さん、メシ屋で何を注文します?
俺、何も考えないで「カツ丼!」とか「牛丼!」とかにしがちなんですよね。
シンプル・イズ・ベスト。一汁三菜の馬鹿野郎、おかずなんか一種類でいい、米に乗っけりゃいい。それが一番食べやすい。
でもそれって、メシが10分とか20分で終わるからの話なんですよね。
青春ってもっと長いじゃないですか。
人生はさらに長い。そういうときの居場所、魂の拠り所、心の判断材料って、多ければ多いほうがいいと思うんです。
だって、全く口に合わないトンカツを何年も何年も食べ続けるのって、絶対しんどいじゃないですか。
たまにあるでしょ、この油感だと明日しんどいなっていうトンカツ。
まぁ、20代の頃までは存在しなかったんですけどね、30超えてから急にこの世に現れました。
新種のトンカツ。そうなったらやっぱ、別のおかずが要るってもんですよ。
「サードプレイス」って言葉、ちょっと前から流行ってますよね。
家庭と学校ともう一つ、一人につき居場所が3つあれば助かることもあるよねっていう。
一汁三菜になぞらえるなら、「一人三拠点」とでもいうんですかね。
俺はね、3つでも足りないと思うんですよ。
4つでも5つでも6つでも、旅館の晩メシくらい、小鉢だらけでいいと思うんです。
旅館の晩メシって凄いですよね。
肉も魚も野菜も豆腐も生卵も漬物も…どれで米を食えばいいんだよ、おいおい明太子とかふりかけもあるのかよ、ふりかけだけ持ち帰れないかな、みたいな。
そしてそう、このプロジェクト、きっと小鉢を増やしてくれるプロジェクトです。
誰かはこの小鉢でメシを食うんですよ。
トンカツが合わなかった奴が、これに助かったりするんですよ。
そのことをよく理解して、引き受けているプロジェクトです。
応援しています。あー、旅館の晩メシ食いてえ。





