
プロジェクト終盤、追加リターンを3つ追加しました。馬耕米、ヒノキ香るヌードクッション、ガンピ樹皮入り名塩和紙ぽち袋です。
まず馬耕米について。
馬耕(ばこう)とは、馬を使って田畑を耕すことです。

かつて、馬は人のために働き、その肥は豊かな土を作り、人は馬の餌のために草を刈ることで、豊かな草原ができあがっていました。
また厩で食べ残した草は敷料(しきりょう)になり、より良い堆肥づくりに寄与し、自然の資源が無駄なく利用されていたといえるでしょう。
今回のイベントでは、人が伐ったヒノキの丸太を馬が運び、その丸太で憩いのベンチを作ります。愛らしく力持ちの、馬の風ちゃんが運んでくれ、自然とつながった生活を思い起こさせてくれることと思います。
ベンチのひろばにする創造の森の棚田では、里山だった時代、牛耕が行われていました。錆びた鉄製の犂が掘り出されています。錆びついていますが、ご関心のある方は、5/25(日)に是非ご覧になってください。牛馬の助けのありがたさがずっしりと感じられると思います。
さて、終盤の追加リターンとなった、シェアホースアイランドさんの馬耕米。
3頭の馬たちが栽培に協力しています。馬糞の堆肥はとても優れた土壌改良材になります。農耕馬の風ちゃんが田んぼを耕しています。
以前、収穫前にシェアホースアイランドさんの田んぼを実際に拝見したことがあります。馬糞堆肥のみで育てた稲は、背丈は低いですがしっかりと直立していました。化成肥料を使った田んぼの稲は、背丈が高く、そのため少し倒れていました。
個人的な感想ですが、私や友人は、炊いたご飯がぴかぴかの艶で、味わい深くしっかりしていて、目が丸くなった記憶があります。天日干しされて太陽の恵みをいっぱい受けていることも美味しい理由かもしれません。
二つ目は、ヒノキ香るヌードクッションです。
創造の森は急峻なため、伐採した木はほぼその場に積み上げ、朽ちて土に還るのを待つのが通常です。形の良い木は、持ち帰ってウッドクラフトの素材として使っています。
このプロジェクトの開始で、伐採木の使い方も増え、森の資源の活用度も上がったと思います。
イベントでは、みんなが使えるヒノキの丸太のベンチを4台設置することになっていますし、刈ったネザサは敷料として利用します。リターンでは、各種クラフト。これまでにないグッズも生まれました。ヒノキのウッドチップ、そして今回のヒノキのかんなくず入りクッションです。
モノだけでなく、森の空間資源の活用度も、ひろばづくりで上がります。馬搬道づくりで、休眠していた作業道も復活。私たちは、このプロジェクトの目標を達成して、この先の展開につなげたいと思っています。

もうひとつは、ガンピ樹皮入り名塩和紙ぽち袋。
名塩和紙を作る時には、ガンピの一番外側の樹皮を剥いで捨ててしまい、細かな破片(チリ)も丁寧に取り除き、内側の皮のみ使います。
しかし、このぽち袋には、あえて外側の樹皮を漉き込んでいるため、黒っぽくゴツゴツした風合いになっています。珍しく、味わい深いぽち袋です。
これまで使わなかった外皮も活かして、新しいものを生み出していく。森の資源を活用して、伝統にアレンジが加えられています。
ガンピは明るいところが大好きな木です。以前はガンピがふんだんに自生していたので、高級雁皮紙である名塩和紙が生まれました。
創造の森では、里山でなくなって放置された時代、他の木々が生い茂り、森が暗くなってしまったために、明るいところが大好きなガンピは生きられなくなった…と考えられていました。しかし、森を明るくしたことで、森のあちこちで復活してきています。
また、私たちはガンピの林を育てています。種から育てた苗を植栽しましたが、他の植物とともに天然の山の中で育つガンピの姿を大事にしています。
リターンのぽち袋に使われているガンピは、創造の森のガンピではありません。
私たちの活動は非営利の文化的活動です。創造の森のガンピは商用ではなく、自然・環境・伝統・文化の学びに役立てる目的で利用されます。

さて、プロジェクト期間ももう1週間を切りました。
春の創造の森で馬と一緒に山仕事を体験してみませんか!!
2025.5.25(日)10:00~15:00 「伐採&馬搬体験@創造の森」
今、ガンピが蕾をつけています。5月25日には可愛い小さな黄色い花をいっぱいに咲かせているかもしれません。
また、他のリターンももう一度ご覧ください。是非、このプロジェクトをご支援いただき、気に入ったリターンをお受け取りください!



