写真が嫌いだった私が、「整形したの?」と言われるほど笑顔が変わった話。
「とにかく写真が嫌いで、できることなら写りたくなかったんです。」
そう語ってくださったのは、50代後半の女性。 子育てが終わり、ようやく自由な時間を楽しめるようになってきた頃、 娘さんや友達と旅行に出かけたり、美味しいものを食べに行ったりする機会が増えたそうです。
でも、そのたびに周囲は「写真撮ろう!」と盛り上がる。 「写真嫌いだから…」と断っても、「いいじゃない、せっかくの記念なんだから」と言われ、 結局、笑顔を作ってカメラに収まる羽目に。
「写りたくないのに、無理やり笑わされるような感覚でした。」
そんなある日、撮った写真を見た娘さんから放たれた、何気ないひと言。
「その笑顔、ちょっとキモいかも…」
冗談のつもりだったのかもしれません。 でも、その言葉に彼女は強く傷つきました。
「こんな笑顔しかできない自分が、情けなくなって…」 と、勇気を出してレッスンに来てくださったのは、コロナ前のことでした。
そしてコロナが明け、久しぶりに職場に出社した彼女に待っていたのは、意外な反応。
「あの人、整形してきたらしいよ?」
――そう、周囲がざわつくほど、彼女の顔つきが変わっていたのです。
「正直、びっくりしました。でも、すごく嬉しかった。 笑顔だけでこんなに印象が変わるなんて、自分でも信じられませんでした。」
お友達からも「ごめん、変なこと聞いていい? 整形ってホントなの?」と尋ねられるほど。
でも変わったのは、外見ではなく表情でした。
自然に笑えるようになったことで、全体の雰囲気が柔らかくなり、明るくなり、 まるで“別人級”の変化だったのです。
笑顔は、いくつになっても変えられます。 そしてその変化は、自分の気持ちだけでなく、 周りの人との関係も大きく動かしてくれるのです。
「写真なんて嫌いだった私が、今では“写りたい”って思えるようになりました。」
そんな素敵な変化が、これからもたくさん生まれていきますように。
応援してくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます。





