
去る5月17日・18日、東京・門前仲町にて
「BVE運転会2025 Tokyo」を開催いたしました。

BVE運転会とは、フリーで公開されている鉄道運転シミュレータ「BVE Trainsim」を愛するプレイヤーや、路線・車両・プラグインの開発者たちが集い、運転台を囲んで鉄道談義・運転・技術交流を深めるオフラインイベントです。

我々でんちょくグループが首都圏で主催するのは今回で2度目。
会のクオリティを維持するため、会場費の高騰などから前回から少し間が空いてしまいましたが、今回も無事開催にこぎつけることができました。

今回は計5台の運転台を出展。
そのうち3台がでんちょく電機製の運転台です。
今年発売のPanelVisorや、現在開発中の金属製マスコンを搭載した筐体には常に人だかりができ
その注目度の高さに、私たちも驚きと感謝でいっぱいでした。
そして今回、とても嬉しい出会いがありました。
すでにPanelVisorをご購入いただいた方が、今回のクラファンでも金属製マスコン本体を選んでくださっていて、
その方が会場にいらっしゃったのです。

恐る恐る、「触ってみていかがですか?」とお聞きしたところ、
「やばいです!早く家に届くのが楽しみです!」と、興奮気味におっしゃってくださいました。
私も思わず込み上げてしまいました。
自分の作ったもので、誰かが心から喜んでくださること。
これほど嬉しいことがあるでしょうか。
また、今回の運転会のためにわざわざ大阪から駆けつけてくださった方も。
「購入を検討していて、どうしても実物を触ってみたかった」と話してくださいました。
自分が、妥協せずこだわり抜いて作ったものを
こうして“本気”で求めてくださる方がいる。
その熱量に、私自身が深く胸を打たれました。

実は金属マスコンの筐体が完成したのは、当日の朝4:30。
動作確認も不十分なまま会場に持ち込み、不安とともにスタートしました。
「そもそも動くのか…」
「動いても、すぐ壊れるのでは…?」
そんな不安は杞憂に終わり、
2日間を通して一度も不具合なし。
その耐久性は、確かな自信へと変わりました。
ただし同時に、改良すべき点も明確に見えてきました。
パーツ構造や組み立て方法など、量産に向けてまだまだブラッシュアップの余地は多いと実感しています。
しっかりと修正し、量産品に反映していきたいと思います。
今からちょうど5年前、3Dプリンターで作った左ワンハンドルマスコンを初めて販売した頃、
まさか自分がここまで来られるとは思ってもいませんでした。

たくさんのご縁、たくさんの応援に支えられて、今があります。
クラウドファンディングも、いよいよ残り1週間。
最後の最後まで、全力で駆け抜けたいと思います!
引き続き、応援よろしくお願いいたします!



