7/4(金)、OrgofAとしては初の試みとなる無料のリーディングイベントを開催しました。OrgofAは、札幌を拠点に活動している演劇企画運営団体です。新作舞台をつくるとき、私たちは作品のテーマはもちろんのこと、「札幌の人々」が日々感じていることや、この地域ならではの空気感を、作品づくりに取り入れたいと思っています。『コウノトリが飛ぶ島国で、この部屋で』という作品は、5つの物語からなるオムニバス形式の舞台です。その中から2つの物語をリーディング用に仕上げ、本公演の俳優たちによる朗読の後、お客様と一緒に座談会を行いました。今回のイベント、結論から言うと「やって良かった!」です。座談会では、お客様ご自身の体験や、周囲の出来事、人から聞いた話など、さまざまなお話をたくさん聞かせていただきました。なかでも印象に残っているのは、「札幌で不妊治療といえば、あの先生!」という共通認識があったこと。こうした話を通して、札幌ならではの地域性がしっかりあるのだと実感しました。また、「妊娠・出産・育児」について、想像以上に多くの憤りや不安、困難があるということ。男性・女性というだけでなく、同性の間でも異なる選択をする人たちへの“理解の壁”がとても厚くなってしまっている現実も見えてきました。もしこのイベントを行っていなければ、きっと出会えなかった瞬間ばかりです。今回のイベントに参加して、たくさんのお話を聞かせてくださった皆さま、この場を借りて心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!『コウノトリが飛ぶ島国で、この部屋で』良い舞台にしたい。札幌の多くの人々に届けたい。むしろ全国に届けたい!そんな気持ちがメラメラと湧いてきます。メラメラァ!(リーディングイベント・朗読の様子)





