
こんにちは!絵本プロジェクトの やまぎしみゆき(文章担当)です。
いつもご支援ありがとうございます!
さて、今日は制作秘話シリーズ、その12。
前回は「1月末になって、すったもんだの末にあとがきを完成させた」というお話でした。
さて、当時の支部長さんから突然の知らせが飛び込んできました。
「3/22(土)に三重県社会福祉士会で、9支部それぞれの30周年ソーシャルアクションの報告会をやるからよろしく」と。
いずれにしても、3月末までに寄贈をしたい私たち。3/22(土)の報告会に納品を間に合わせようと思うと、デザイナーさんに原画を渡しテキストを送り、印刷所を経由する日数から考えると、(デザイナーさんに徹夜で作業してもらって)、デッドラインは2/26(水)。
みんなの疲労も限界でした。ここで、作業終了日を2/15(土)と決めました。
2月に集まって作業できるのは6回です。しかし…この期に及んで最終ページのラフができていなかったのです。
さくらいさんが当初に描いたラフが、今回のトップ画像です。
再び登校シーンにしたいのは賛成。楽しそうな印象にしたいのも賛成。
でも、一番左の猫、いる!?
実はこの猫は、最初の登校シーンでも出てきています。
画力が伴ってはいませんが、地域猫です。
この地域猫は主人公の男の子と対比させて、「猫でさえ地域の人から可愛がってもらっているのに主人公の男の子は…」と男の子の孤独感を表現するため、やまぎしが最初からこだわっていた場面です(制作秘話その4のトップ画像にも書いてあります)。
しかし、芸術監督さくらいさんは譲りません。
「えっ、なんで?猫いいじゃん、みんなハッピーエンドって感じじゃん!」
「ほらー、こんなにノリノリだよー!」
違うって!そうじゃない!とその日の作業は大ケンカになり、結論は出ないままに解散になりました。
やまぎしは、帰りに車を運転しながら涙が止まりませんでした。
どうしたら、さくらいさんに分かってもらえるだろうか…。
このときばかりは、やまぎしも、とにかく絵本を完成させるには、ここで妥協するしかないのかも、と悔し涙を流しながら覚悟を決めました。
さて、この最終ページにまつわるバトルはどうなったのか。それはまた次のお話で。
さて、クラウドファンディングのご支援額は目標の80%に届こうとしています。本当にこれまでプロジェクトを支えてくださって、ご支援をいただいた皆様に心から御礼申し上げます。本当に、本当にありがとうございます。
70日間のチャレンジも残すところラスト7日となりました。
絵本を描いていたときと同様、最後の最後まで諦めずに頑張ります。
どうか、残り7日間でお知り合いの方々にお知らせいただけませんでしょうか。
私たちは、1人でも多くのこどもやこどもに関わる全ての人にこの絵本を届けたいのです。
どうか引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします!






