「カンボジアの教育って実際どんな課題があるの?」と思ったことはありませんか?今回は、カンボジアの教育政策の変遷と課題について紹介します。カンボジアの教育は、1990年代以降の内戦復興期から大きく変化してきました。当初は学校の建設、教科書の整備、教員の養成など教育インフラの整備が優先されました。2000年代には初等教育の就学率が急上昇し、2005年頃には100%近くに到達。学校に通える子供が増えたことで、多くの子供が基礎教育を受けられるようになりました。しかし、等教育の普及が進む一方で、2021年のデータでは、都市と農村の間で60点近い学力差が見られ、公立・私立の学校間や家庭の社会経済的背景による格差も顕著です。また、中学校への進学率は 伸び悩み、高校への進学率がさらに低下。「ただ学校に通うだけではなく、相応の学力がついているのか?」という課題が浮かび上がってきました。こうした背景から、現在の教育政策は「量の拡大」から「質の向上」、さらに「学びの質」へと移行しつつあります。都市・農村間の学力格差の是正、カリキュラムの改善、教師の養成強化など子どもたちが本当に学びを深められる環境を整えることが求められています。サラスースーは、現地の教師たちとともに授業づくりや子ども理解に取り組み、「誰も取り残されない教室」の実現を目指しています。教師が変われば教室が変わり、子どもたちの学びが変わる。その先に、すべての子どもが安心して学べる未来があると信じています。あなたのご支援が、子どもたちのつまずきを見逃さない先生を育て、静かに取り残されていた子どもに届く授業を実現します。





