日本初優勝を目指して ー火星探査機の世界大会への挑戦ー

私たちARES Projectは、5月末に米国ユタ州で開催される火星探査機の学生世界大会University Rover Challengeの決勝大会に出場しました。私たちは現在、この大会での優勝を目指して活動しています。

現在の支援総額

936,750

62%

目標金額は1,500,000円

支援者数

63

募集終了まで残り

11

日本初優勝を目指して ー火星探査機の世界大会への挑戦ー

現在の支援総額

936,750

62%達成

あと 11

目標金額1,500,000

支援者数63

私たちARES Projectは、5月末に米国ユタ州で開催される火星探査機の学生世界大会University Rover Challengeの決勝大会に出場しました。私たちは現在、この大会での優勝を目指して活動しています。

クラファン公開に伴い、ARES Project を支えるメンバーたちの想いをお届けします。

第3弾は、東京・東北という枠を超えてチーム全体を支える、大黒柱 Kota。

常にチームを第一に考え、誰よりも率先して動いてくれる、頼もしさあふれるリーダーです。

「Kotaがいれば大丈夫」、そんな揺るぎない安心感は、変化の大きい環境下においても、新たな挑戦を続けていくための確かな土台として、メンバー1人1人をサポートしてくれます。

KOTA:東北班代表・ローバー機構リード
✴︎ ARES で担当していること

東北チームの代表とローバーのロッカーサスペンション機構の設計をしています。

せっかくなので、普段見ている東北チームの紹介をします。

東北チームでは、ローバーの機構や電装から自律走行、さらにはサイエンス関連の開発を行っています。学部1年生から博士課程まで幅広い学年のメンバーがそろっており、お互いに高めあって活動をしています。東北チームと言いつつ、東北大学の学生で構成されており、真面目で勉強熱心なメンバーが多い印象です。こんな言い方をすると、一方の東京チームがまるで不真面目と捉えられかねませんが、こちらから見るとやはり自由奔放で勢いがあるように見えますね。

そんな東北チームで開発をしているローバーのうち、スペンション機構であるロッカー機構の開発を担当しています。ローバーの姿勢を維持するための要とも言える部分であり、そのプレッシャーと達成感が作っていて面白いです。7号機を作っていたころはよく壊れていたので、ひどいストレスでしたが...

ARESが立ち上げられた頃とメンバーが増えた現在では、チームの雰囲気は変化しています。

常に変化し続けるARESで常に挑戦し続けられるよう頑張っていきたいです。

✴︎ 大切にしていること

作って壊して改良するを繰り返す」という経験を大事にしています。

自分達にとって全く実績がない火星探査ローバーというものを、どんなことが難しいのかも何が正しいのかも分からずただひたすらに作りました。壊れたところを直し、次に他が壊れるということを何度も経験しました。(当初は僕のロッカー機構と同期のステアリング機構のいたちごっこでした。)

今思えば開発プロセスとしては不適切で失敗しすぎだったかもしれないですが、この経験がみんなの発想力や応用力に繋がっていると信じています。

ARESに入ってからローバーを何機も作り、壊れては改良し続けてきたことで、今のチーム経験値と機体の完成度になっていると思います。

✴︎ PASSION

大学では「低飛行マッハ数におけるデュアルキャビティを有するスクラムジェットエンジンの保炎メカニズムの解明」について研究を行っています。

次世代の高速輸送手段として期待される極超音速旅客機には、大気を酸化剤として利用し超音速気流中で作動するスクラムジェットエンジンが適しています。しかし、スクラムジェットエンジン単体では作動速度に達しないため、他のエンジンとの複合サイクル化が必要となります。その実用化には、作動範囲の拡大すなわち低マッハ数域での燃焼安定化が課題の一つとしてあげられます。実験および数値解析を組み合わせて保炎メカニズムを解明し、キャビティ形状と燃料噴射手法の最適化を行っています。

小難しい話にはなりましたが、ロケットサークルに入ったりARESでローバー開発にチャレンジしたりと、スケールの大きい話(自分基準)に惹かれ動く私にとっては、ロボティクスも流体工学も大差なくやってみたいことに該当します。意外にも自分にとって燃焼の研究はARESと共通点があることなのです。

NASA X-43

✴︎ 今後ARESで挑戦したいこと

誰もやったことがないことにチャレンジしたい。

ARESには多種多様なバックグラウンド、興味を持ったメンバーが集まっています。

みんなでやればもっと大きなこともできるのではと思える、そんな仲間たちです。そんなARESでは、誰も見たことがないことを創り出せると信じています。

ARESの中でここまで活動を続けさせてもらえてみんなには感謝しています。

勝てるチーム、挑戦し続けられるチームを目指していきたいです。


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