
アルーシャの病院にて
週末はお休みのため、現地のDrと市内ツアーを予定していましたが、急遽病院から要請があり、患者さんの死亡診断に立ち会うこととなりました。
霊安室で行われる診断の最中、窓の外からは出棺されるご遺体に向け、大勢の人々がお別れの歌を歌う声が響いてきました。
悲しみが伝わってくるような必死に絞り出す声や、「旅立つ人を皆で見送ろう」というパワフルな声など、歌には人それぞれの感情が込められているように感じました。
死への向き合い方や故人を送り出す姿は文化や宗教によって異なります。日本では静かに弔うことが一般的ですが、ここでは大勢で歌い祈りながら見送る姿が印象的でした。
異なる文化や価値観に触れ、その場を体験することは、異文化への理解を深め、物事をより多角的に捉えるきっかけになると感じました。多民族・多宗教が共存する海外だからこそ得られる学びだと実感しました。
GMCの活動を通して、普段とは違う世界をみて、肌で感じて、色々な経験をしてもらえたらなと思います。
引き続き、現地の様子をお伝えしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
GMC-Africa
渡邉




