ご挨拶

こんにちは、ペストリーうんてんの仲間と申します。
私たちは2021年12月のオープン以来、「うれしいがめぐるお菓子」をコンセプトに、
おいしさはもちろん、身体と環境に配慮したお菓子づくりを続けてきました。

私はお菓子屋をはじめてから今日まで、「日常に寄り添うお菓子をお届けしたい」と思い続けてきました。

お菓子というと、特別な日のギフトやご褒美。

もしかすると、少しだけ“背徳感”を感じながら食べている方もいるかもしれません。

私たちは、そんなお菓子のイメージを少しずつ変えていきたい。

日常に自然と溶け込み、心と体をそっと整える。

そして、日々の暮らしの中で小さな幸せを感じられるような――そんなお菓子を、日々試行錯誤しながら丁寧に作っています。

“うれしいがめぐる”日常に寄り添うお菓子を作りたい

お菓子屋を始めたのは、パティシエとして共にお店を運営している運天さんの、

「農家さんを助けられるお菓子を作りたい」という言葉に心を動かされたことがきっかけでした。

農家さんが丁寧に育てた作物でも、市場の定めた「規格」から外れてしまうと、正規ルートでは販売できない──。価値がなくなってしまう。

その現実を知ったとき、社会にあまり適応できていないと感じていた自分自身と、行き場をなくしたその野菜や果物が、まるで自分のことのように感じました。

たとえ見た目が少し不格好でも、味は変わらず美味しい。

「形が悪くても、ちゃんと輝ける」

そんなことを、お菓子を通して伝えたいと思いました。

運天さんの「農家さんの力になりたい」という想いと、

私の「規格外だってそれも個性の一つですばらしいんだ」という気持ちが重なって、このペストリーうんてんというお菓子屋をスタートさせました。

ミニトマトを栽培している金城さん

その規格外ミニトマトを使ったトマトパフェ

私たちは、市場に出せない規格外の野菜やフルーツを積極的に使いながら、お菓子づくりをしています。

素材ごとにふさわしいお菓子を考え、その味わいを引き立てるために、できるだけシンプルで身体にやさしい原材料を選んでいます。

また、原材料はなるべく身近な場所から取り寄せ、環境への負荷を減らすことにも取り組んでいます。

規格外でも適正な価格で買取り、手間ひまをかけて大切に育てられた素材を余すことなく使うことで、生産者さんにもうれしい気持ちが届き、おいしく食べることが、誰かのためになる。

ゆくゆくは規格外という概念そのものがなくなればいい

そんな「うれしい」がめぐる、お菓子づくりの循環を大切にしています。

ナスの驚きのパワーとの出会い

そんな中私たちが出会ったのが、株式会社ウェルナス 代表取締役であり、農学博士（食品機能学）の小山正浩さんです。

小山さんご自身、遺伝的に高血圧体質であり、高校時代からは眠りの浅さといった睡眠の不調にも悩まされてきたそうです。

そんなご自身の体験を通じて出会ったのが、ナスに含まれる天然成分「コリンエステル」でした。

この成分には、自律神経のバランスを整え、血圧を下げる作用があることが、研究によって明らかにされています。

そしてそのコリンエステル含有量がナスには豊富に含まれています。

薬とは違い、「コリンエステル」は神経を介して作用し、体内には吸収されないため、副作用の心配がほとんどありません。

さらに、ナスという昔から親しまれてきた野菜に含まれる成分であることも、安心して摂り続けられる理由のひとつです。

さらにナスは規格外が出やすい野菜でもあり、

形が少し悪いだけで市場に出回らないものも多くあるとのこと。

そんな規格外ナスを無駄にせず活かしたい。

そこで私たちは、ナスから抽出される成分「コリンエステル」に注目し、心と体を整えるお菓子を作ることを決めました。

廃棄されるはずだった食材に新たな価値を見出し、同時に現代人の健康課題にも応えられる。

それはまさに、私たちが目指してきた「うれしいがめぐる」お菓子づくりに、ぴったりの取り組みだと感じました。

自律神経を整える新しいクッキーの開発

試作を重ねる中で、私たちは“味”と“食感”のバランス、そしてなるべく身体に負担のない原料を使うことを追求してきました。

機能性とおいしさの両立は、決して簡単なことではありません。このお菓子は、毎日食べることで効果が発揮されるもの。

だからこそ、「いつ食べても負担なく、ちゃんとおいしい」と感じてもらえることが大切だと考えています。

朝？ 仕事の合間？ 夜のリラックスタイム？

食べる時間帯も想定しながら、今もなお改良を重ねています。

今回のクラウドファンディングでは、このクッキーの先行販売を行います。

忙しい毎日の中で、ほっとひと息つける時間を。

朝の出勤前、仕事の合間、夜寝る前――

どんな時間にも寄り添い、心と体をそっと整えてくれる、そんなお菓子を目指しています。

食べる人、作る人、素材を育てる人。関わるすべての人に「うれしい」がめぐるように。

そんな想いをぎゅっと詰め込んだ、私たちの新しい一品です。

日常に寄り添うお菓子

沖縄県豊見城市と東京・四谷にある私たちの店舗には、さまざまなお客様が訪れてくださいます。

通勤途中にふらっと立ち寄ってくださる方、遠くからわざわざ足を運んでくださる方、

そして、何かあった日に気分転換に来てくださる方もいらっしゃいます。

みなさんお菓子を食べると笑顔になって帰っていきます。

私たちのお菓子、が日常の中の「ほっとする瞬間」を生み出す力を持っていることを、お客様を通じて毎日実感しています。

そんな私たちの取り組みに対し、このたび温かい応援メッセージをいただきました。

ぜひご紹介させてください。

応援コメント➀
Sustainable Food Asia 株式会社
代表取締役　海野 慧 氏

ウェルナスが研究するナスが持つその効果と魅力と、うんてんさんの素敵な想いがこもったスイーツとのコラボレーションに大変ワクワクしております。どんな技術や効果があっても、美味しく召し上がって頂かないと届きません。優しい食が多くの方に届くよう、願っております。　　　　
Sustainable Food Asiaでは日本とアジアを中心とする様々な食農関連のスタートアップと、様々な事業会社が共創を通じて多くの新たな取り組みが生まれるよう、これからも尽力して参ります。

応援コメント➁

加藤侑子 氏　ミャンマー自由ノ農園より

ミャンマー自由ノ農園は、うんてん洋菓子店の「うれしい」がめぐるお菓子とみなさまのお人柄に癒されている、世界の中のひとりです。
お菓子を食べた時、みなさんはどんな気持ちになりますか？

うんてん洋菓子店は、味だけでなく、どんな気持ちになるか、まで、お店を営むおひとりおひとりが、心から考えて、作られている、お菓子屋さんです。
わたしたちは、うんてん洋菓子店のお店で飲んでいただけるコーヒーの豆をお届けする役として、その関係がスタートしました。

出会ったその頃は未だ、はじめてのお店、豊見城店の工事中で、沖縄で開催された世界女性デイのイベントでちょっぴり疲れた休憩時間に、ケーキを頼みました。

お皿の上に「咲く」と形容するのが相応しい、麗しい紅紫色。
口に運ぶと、決して主張は強くない。
まるで、素材と素材がやさしくふんわり手を繋いだような味。

運んできてくださったマリさんは、ひとつも難しい言葉を使わず、説明してくれる。

どんな農家さんから素材を購入し、どんな想いで作っていて、自分がどんなにこれが好きか。

わたしたちは、コーヒー豆を扱うお仕事柄、ミャンマーの農家さんとの交流があります。
「こんな風に、自分が育てたものを大切にしてもらえたら、どんなに幸せだろう。」

自然と、ひとくちずつ、丁寧に食べたくなりました。

食べ終わり、コーヒーを口に含み、沖縄の海の青い輝きをガラス越しにぼーっと目に捉えていると、
想像の中のうんてん洋菓子店さんの仕入れ先の農家さんと、私がこれまで出会ってきたコーヒー農家さんの笑顔が、光の中で重なり黄金色に輝く像が見えてきました。

口の中では、ケーキとコーヒー、それぞれの素材の味がずっとやさしく、平和を保ったまま。

自分なりに、衝撃を受けたのだとあの時の感覚を回想しています。
衝撃というと、力の激しい集合やぶつかり、力が四方に弾けるようなイメージがありますが、
こんなにやさしく、包まれるような、許されるような、衝撃があるんだなと、うんてん洋菓子店との出会いを思い出します。

これが、私が知っているうんてん洋菓子店の魅力です。
そんな出会いと、お取引の開始から、4年。

その間も、変わらず、お菓子を手に取り、口に運んでくださるおひとりおひとりを想い、お菓子作りを続けるうんてん洋菓子店のみなさまとお付き合いをさせていただいてきました。
もちろん、良い事だけ優しい出来事だけでなく、大変な出来事や時期もあり（とくに東京に出店されたあとの2024年は激動！）
それでも止まることなく、新しい、やさしい挑戦に取り組まれようとすることを、心から尊敬し、応援しています。

この挑戦は、右肩上がりの成長や量的成功を企図したそれではなく、
創業メンバーでお店を立ち上げたときから持ち続けていらっしゃる、「うれしい」がめぐるお菓子をとどける、あたしい形のやさしさであると、理解しています。

この挑戦を機会に、うんてん洋菓子店のお菓子を知る人が増え、
わたしが感じたような、お菓子を目にし、口にしたときの、やさしくおだやかな幸せを、
感じるかたが、世界に増えると嬉しいなと、思っています。

おっと、お菓子の後には、果実の甘みと焙煎のほろ苦さが美味しいミャンマーコーヒーのご注文もお忘れなく。

ああ、書いていたら、だんだんあのお菓子を口にしたくなってきました。

週末のご褒美にといわず、毎日少しずつ幸せを噛みしめられる新しい茄子のクッキーが今から待ち遠しいです。

応援メッセージ③

観光危機管理ラボ　サンダーバード株式会社
代表取締役　翁長　由佳　氏

一口食べるとやさしいおいしさが広がる。
そのおいしさの向こうに、大事にしたい想いが込められている。

うんてん洋菓子店のお菓子を食べると、私自身が、なんだかちょっとステキな人になったような気がする。そしてそのささやかな幸せをまわりにも伝えたくなる。

作り手さんが野菜や果物に注ぐ愛情を一滴残らずお菓子に使いたい、そんなピュアな想いが形になると、こんなにもおいしいお菓子になるんだな、こんなにほんわかした優しいスタッフさん達が集まるんだなと、うんてん洋菓子店を訪れるたびに思います。私にとってのうんてん洋菓子店は、単なるお菓子屋さんじゃなくて、心が癒される空間です。

今回は食べると身体に良いお菓子。しかも、毎日食べてもいいお菓子。
しかも、いつも通りの「うれしい」がめぐるコンセプト。期待しかありません。

災害が起きた時、食べなれない非常食を食べるよりも、おいしくて栄養も取れるクッキーを食べるほうが心にも身体にもきっと良いに決まってる。　　　　　　　　　　　　　　　
危機管理や防災の仕事をする身としても、このクッキーは、そんな可能性を広げてくれる新たな挑戦だと期待しています。

温かい応援メッセージをありがとうございます。本当にたくさんの方々のお力添えがあって、今日までお店を続けてくることができました。心から感謝しています。

これからも、期待を裏切らないよう、心と体を整えられるおいしいお菓子をお届けできるよう頑張ります！

支援金の使途

皆さまからのご支援は、パッケージのデザインや制作、マーケティング費用などに大切に使わせていただきます。

今回開発したクッキーを、単なる「機能性食品」や「サプリメント」としてだけでなく、

日常に寄り添い、お客様の生活に楽しみや多幸感をお届けできる商品に育てていきたいと考えています。

リターンのご紹介

最後に

「うれしいがめぐるお菓子」をテーマに、身体のこと、環境、生産者に配慮したお菓子づくりを続けてきました。

今回の新商品を通じて、お菓子が「体に負担をかけるもの」ではなく、日常に自然と溶け込み、心と体を整える存在になれるよう努めるとともに、

そうしたお菓子があることをより多くの方に知っていただきたいと思っています。

おいしく食べることが誰かのためになる――

そんな循環を一緒に広げていきませんか？

皆さまのご支援をいただき、新しいお菓子の形を共に作っていけたら嬉しいです。

津堅島の人参畑