
ひたむきな生の願いを、笑顔の奥に宿して
昭和20年4月、鹿屋の基地。
「神兵」とまで呼ばれた特攻隊員たちが、命をかけて空に飛び立っていった。
そんな中に、田代という青年がいた。
階級は二等飛行兵曹。学歴は小学校卒。
しかし、その内に秘める思いは、誰よりも真っ直ぐだった。
彼は農村の出身。
予科練を経て、特攻隊に志願したわけではなく「任務だから」という一言で全てを受け入れた青年だった。
隊内では最年少クラス。
出撃前夜に仲間に卵を差し入れたり、皆の背中を押すように明るく振る舞う。
そんな姿からは、任務への恐怖や葛藤を決して表に出さない、
「人のために笑う力」が感じられる。
特攻という極限の状況に置かれながらも、彼が何度も口にしたのは、
「今できることを全力でやる」という言葉。
生きることをあきらめていない。
むしろ、その生の尊さを誰よりも強く感じていたのかもしれない。
彼の行動のひとつひとつは、隊の中にあたたかな空気を生み出した。
学歴も、階級も関係ない。
田代という存在は、戦争の中で「人間らしさ」を貫いたひとつの証明だった。
舞台『POPCORN NAVY』では、そんな田代のひたむきさと笑顔が、観る者の胸に問いかけてくる。
クラウドファンディング達成率 17%(86,000円/500,000円)
残り11日 支援者8名様
【戦後80年 たった一度きりの公演 『POPCORN NAVY』】

チケット販売ページ:
https://stage.corich.jp/stage/382631
企画・制作:PROJECT ichiGO ichiEN






