
試作品作りを終えて、反省会と課題共有のミーティングを行いました。
同じチームの仲間として、それぞれが何を思ってるのか、どう感じたのかの意見交換をしました。
こんな意見が出てきました。
「ひっくり返すときに破れちゃう!形が崩れちゃう!」
私も1年かけて何回も練習してん!今回、たった1日やっただけやん。もっと練習したらできるようになるて。
「小麦を使った方が美味しいんとちゃう?」
確かに小麦を使ったら美味しいと思う。でも小麦が高いって聞いてたけど、そこはどうなん?材料費が上がるということは、その分、利益も減るし、みんなで使えるお金も減るってことやん。収入を少しでもあげたいんとちゃいますのん!
「だったら、キャッサバ粉だけで作れないかな?」
(いや、それ絶対無理やって!日本で何回も試してきたちゅーねん!)
と思いましたが、
わかった!じゃあ、試しにやってみよう!
と答え、白とうもろこし粉だけ、キャッサバ粉だけ、白とうもろこし粉+キャッサバ粉の比率を変えながら、8パターンほどの生地の配合変えて作って焼いてみることにしました。
それでもダメなら、小麦粉を使おうとも伝えました。
私の方が経験を重ねてはいますが、ウガンダの粉を使うのは初めてなので、もしかしたら日本で練習してきた粉と異なるかもしれないし、彼女たちがいうように、小麦を混ぜないと崩れてしまうかもしれない。キャッサバ粉だけでも固まるかもしれない。
百聞は一見にしかず。
とにかくやってみよう。
という指示を出します。

最後まで見せるべきか迷ったのですが、今年の4月のおたふくソースの研修センターで作ってもらった、プロが作るカンパラヤキの動画を見てもらいました。
ワオ!グレイト! ビューティフル!
これが日本のプロの技やねん(私より明らかに上手いやろ笑)
小麦は使わず、とうもろこし粉とキャッサバ粉だけで作ってるんやで。
繰り返し練習したら、みんなもできるようになると思うんよ。
この映像には、彼女たちも感心していました。
プロが作るカンパラヤキはここまで美しく美味しくなれるんやで。
それまで、作ったこともない食べたこともない、売るためのカンパラヤキを映像で見て、少し空気が変わりました。
翌日、ホテルのキッチンをお借りして、粉の配合の検証実験!
結果、「マミーうりが言ってる通りの配合が、一番綺麗に焼ける!」
やろ〜!(オタフクさんありがとう!)
あとは繰り返し練習するだけやで。

材料コストも計算して、小麦は使わないという結論に至りました。
やはり炭よりガスの方が鉄板温度が安定します。
炭は焼き上がりにムラが出るので、お店ではガスにした方がいいですねえ〜。

時には厳しいこともいいます。
でも押し付けでなく、共に成長できる関係性を築いていきたいなと感じた1日でした。






