こんにちは!
Teachersの中場牧子です。
70歳以上の方を対象に、「小さな自分の物語を紡ぐ」モニターを募集いたします。どうぞよろしくお願いいたします
【若干数、モニター募集します!】
● 対話は45分×3回(平日日中、オンライン)
● テーマは「子どもの頃の思い出」「大切な人との記憶」など
● 私自身がお話を聴かせていただき、最後にはモニターの方の語りをもとに、短い「マイ・ストーリーのことば」をお渡しします
ご協力いただける方は、下記メールアドレスあてにご連絡ください。info@mindfulness-college.com
その背景として、父と子どもとの交流から気づかされた「聴くことの大切さ」について、個人的なお話を書いてみました。
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・・・そんな畑仕事をした後の、ある夜のこと。子どもが父の話に熱心に耳を傾けていました。当時中学生だった子どもは歴史(特に近現代史)が好きで、「おじいちゃんは昭和初期の歴史の生き証人」という感覚で楽しみつつ話を聴いている様子。
「お前は夏休みに勉強できていいねぇ。おじいちゃんの夏休みの宿題なんて、軍馬の餌になる藁を集めることだったんだよ。夏休みの間に、あちこちを歩いたもんだよ。怒られるのが怖かったから、とにかく必死で集めた。・・・・・・やっぱり、戦争は・・・嫌だね。」
――え?その話、私、聞いたことないかも。ちょっと驚いて父の顔を見ると、大変だった時代の話をしつつも、どこか満たされたような柔らかな表情をしていました。
その表情を見て、私ははっとしました。
これまで私は戦争で苦労したことを父が語り始めると「また同じ話?」と―― 実際に、同じ話ではありますが――聞き流していたかもしれない。それどころか、「ハイハイ、苦労話をして、自分はえらいって言いたいんでしょう」と反発する心もあった。でも本当は、父は家族の誰かに、自分の話を聴いてほしかったんだ。語って、自分の過去と、誰かの今をつなぎたかったんだ・・・。そう思うと、申し訳なさとともに胸がギュッと詰まりました。
それまでにも、「傾聴」や「コミュニケーション」について学んだことはあったし、その大切さは知っていたつもりでした。でも、あの夜、私は初めて「聴くこと」の深さが腑に落ちたのだと思います。
......(続く)
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この取り組みの背景や、私自身が対話イベントを通して感じたこと、そして「マイ・ストーリーカードAI」がもたらす可能性について、noteに綴ってみました。
よろしければ、少し時間をとって読んでいただけたら嬉しいです。
▼ noteはこちらからご覧いただけます
語られざる声に耳を澄ます ― 「マイ・ストーリー」とAIがつなぐ、いのちの対話
では、引き続きよろしくお願いします!





