世界三大ジャケットのひとつ「テバジャケット」を選んだ理由はいくつかあります。※以前の活動報告でも少し説明しておりますがその思想を体現する最初の選択肢として、私たちはスペイン発祥の「テバジャケット」に着目• 元々は貴族が狩猟や乗馬など、日常の活動の中で着用していたジャケット• 肩パッドや芯地を排した構造で、動きやすく、軽やか• テーラードの品格を保ちながら、カーディガンのような気軽さを持つこの“構造と思想のバランス”こそ、私たちが目指す「日常に溶け込むテーラードウェア」の理想形の一つでした。Teba form jacketが目指す体験Teba form jacketは、ただの仕立ての良い工場で作られた服ではなく「装うことが、日常の質を高める」という体験ができるプロダクトの提案です。• テーラードウェアに袖を通すことで気持ちが整う事もある• 様々な場面で自然体のまま品格を纏える• 動きやすく、疲れにくく、長く着られ、様々なファッションと融合できるこのジャケットを通じて、私たちは「テーラード=日常」の文化を育てていきたいと考えています。(スウェットウェアとタイドアップスタイルのTeba form jacketによる融合スタイル。ちょっとストリートMIXしてみたりもできます。スラックスに変えればそのまま普段のビジネススタイリングでも。)文化として広げたい「日常に纏えるテーラードウェア」の思想Teba form jacketは、その第一歩です。今後は、更にバリエーション展開や、他のテーラードアイテムの再解釈も視野に入れています。目指すのは、“着る人が選択肢を広げること”。そして、“装いを通じて、日常を豊かにしていけることを広げること”そんなプロジェクトです。(サファリタイプのセットアップ。今回のリターンには入れておりませんが、こちらのタイプもお納期頂ければご相談の上対応可能です。)
コーデ動画↑こんな事もコツコツやっております。カジュアルなスウェットパンツでコーデしてみました。タイドアップすればちゃんとしてる感も出るので、ガチスーツじゃないと駄目な職種じゃなければありかと思います。またタイドアップではなく、スカーフなどネックウェアを変えるとキレイ目なカジュアルスタイルにもマッチします。これは様々な着方をできるTeba form jacketの魅力の一つです。まだ日程未確定ですが、11月中旬位にはサイズのおためし着用会できそうです。引き続きよろしくお願い申し上げます!!
今回のプロジェクトはビスポークではないですが、仕立てはほぼビスポーク同様です原価率も65%と限界ギリギリまで頑張ってみました。ユニクロなんか原価率はプロパーで35%代でセール込々で最終着地が53~55%内でも同じ販売価格で売っている商品よりもクオリティー高いから売れてるんですね。仕入れる量が半端ないので、同じ綿・ウール・カシミア・化繊仕入れても単価が他社より圧倒的に安くなる。ある意味安くてそこそこいい物ってなると最強です。だから原価率安けりゃ「悪」ってことではないんです。そのビジネスごとに必要な利益額があって、それを取れる構造にしていかないと会社潰れるなんてこともザラにありますんで。ただ、商品価値だけでなく体験価値だったりする部分まできちんと還元できているか?という部分を考えていくと原価率高い方がお客様には正直であるという指標の一つにはなりますかね。そんなこんなで今回のプロジェクトは利益を取りたいという事ではなくて、この世界3大ジャケットであるTeba Jacketを軸にしたTeba form jacketを世の中の人に知ってもらいたい&できればその良さを体感して頂きたい。国内ミルスペックな縫製工場の良さ(着心地)を体感して頂きたい。また5年10年着れる服というものに触れて頂きたい。そんな体験価値をご提供できれば幸いです。
ビジュアル的にわかりやすい部分のご説明をさせて頂きました。着てみてわかる部分としては、日本屈指のTailored工場なのでとにかく丸みのある立体的な縫製になっております。丸みのある縫製の何がいいの?という部分については着心地が良くなる事につきます。人間の体は立体で更に丸みのあるフォルムです。服を平面的にしか作れない工場だと型紙が良くても着心地が落ちてしまいます。今回のリターンにあるTebaは正直値段だけ見れば決して安くはありませんが、縫製は一番拘りたい部分で、長く着れる服って着心地が重要だと私が考えている為いっぱしの値段になっています。また生地も最上のモノとは言いませんが、天然繊維に拘った結果です。そして、今回のプロジェクトでこの値段のリターンをご支援頂いた方に少しでも報いる為に原価率(モノ作りにかかったコスト)は今回jacketリターン支援金額の65%になっています。通常のアパレルでは考えられない価格設定ですが、まずは着て頂ける方を少しでも多くという願いもありまして…ご支援頂いた方々へは責任をもって良いプロダクトをお届けできるように取り組んでまいります。ご覧くださりありがとうございました!
Teba form jacketの着想はどこから来たのか?源流についてお話していきます。テバジャケット誕生のストーリー起源は19世紀のスペイン貴族、テバ伯爵(Conde de Teba)。彼は狩猟を愛する紳士であり、アウトドアでも着られる上品なジャケットを求めていました。その要望を叶えるため、英国ロンドンのサヴィル・ロウで仕立てられたのが、後に「テバジャケット」と呼ばれる一着です。特徴的なのは“形式からの逸脱”。サヴィル・ロウという格式高い仕立ての場でありながら、芯地やパッドを省いた軽やかな構造。シャツのような襟、カフス付きの袖、ゆったりとしたシルエットなど、ジャケット・ブルゾン・カーディガンの中間のような存在。まさに「テーラードの哲学を日常に落とし込んだ」一着でした。その後、スペイン貴族の間で広まり、クラシックかつスポーティーな定番として定着。特にハンティングやカジュアルな場面での着用に適しており、動きやすさと品格の両立が評価されました。Teba form jacket誕生のストーリーその始まりは、スペインのテバ伯爵がサヴィル・ロウで仕立てた一着のハンティングジャケット英国紳士服の聖域で生まれながら、肩肘張らず、自然の中で羽織るための服。もっとも厳格な形式の中から、あえて一歩外に踏み出したその姿勢は、テーラードウェアを日常に引き寄せる、静かな革命だった。そして今、日本でそれを軸にした新たな挑戦として制服や式服など、形式の極致を知る職人たちが、その知見をもって“形式の外”へミルスペックの精度と、日常の柔らかさ。その狭間で生まれたのが、「Teba form jacket」それは、形式を壊すのではなく、新しい解釈を加え形式を知りながらも、ほんの少し逸脱をしたプロダクトテーラードウェアを日常に纏うという文化を皆さんへお届けしたいTeba form jacketはセットアップにすれば日常着としてのテーラードウェアとして着用はもちろんの事。タイドアップすればビジネスでも、ジャケットだけにした場合は幅広いスタイルに溶け込んでいく、そんな服になります。様々なシーンで自分の気分で自由に着て頂けるテーラードウェアです。




