
「旅の指さし会話帳 東ティモール」著者(構成・イラスト)の髙久直子です。
大変ありがたい事にネクストゴールの300万を達成させて頂きました。日数は残りわずかですが、さらに東ティモールの国を多くの方々に知って頂けるよう、「心の友」が増えるよう、ラストスパート、励んでいきたいと思います!
さて、旅での醍醐味でもある、食。現地の料理からは多くの文化や歴史的背景など知ることができます。東ティモールにも魅力的な食がたくさんあるのですが、残念ながら日本で東ティモール料理を楽しめる機会はほとんどありません。でも、是非胃袋から東ティモールを感じて欲しい・・!日本のお家でも食べて頂きたい・・!
そこで今回、世界の料理をレトルトとして開発・販売している「世界のごちそう博物館」さまとコラボさせて頂き、東ティモール料理レトルト食品の開発をすることになりました。

前回は東ティモール留学生の皆様との試食会の様子ををお伝えさせて頂きました。
その時の様子はこちらからご覧ください。↓
リターンに「レトルト版・東ティモール料理」を追加&試食会レポート
そして今回はなんと大変ありがたいことに、東ティモール民主共和国大使館にて東ティモール料理レトルト試食会を実施させて頂きました。
東ティモール人職員3名の方にご協力頂き、感想やご意見を頂きました。よく料理をされる方もおられたため、レシピなども含めて貴重なご意見を聞くことができました。
試食品は2品。アグアサールイカン(魚のハーブスープ)と、ミダールシーンナアンファヒ (豚肉の甘酢煮)です。
アグアサールイカン(魚のハーブスープ)

「アグアサール イカン」(魚のハーブスープ)は新鮮な魚をレモングラスなどのハーブと一緒に煮込んだ、東ティモールの伝統的な料理の一つです。

■本山シェフの料理紹介
「今回手に入ったインドのタマリンドペーストを使ったところ、酸味が強く色も濃くなってしまいました。酸味はお好みで調整できます。現地らしさを大切にしつつ、日本の食卓でも美味しく味わえるようさらに工夫を重ねてまいります。」
料理を味わわれた職員の皆様からは、「おいしい」「ごはんに合うね」といった声が挙がりました。また、これらの料理で育ったというだけに、「僕がつくるときは一度魚を焼いたり揚げたりする」「(タマリンドで酸味が強くなったことを踏まえて)現地ではもう少しあっさりかもね」といった、東ティモールの方の伝統料理へのこだわりを感じる感想もいただきました!

ミダールシーンナアンファヒ(豚肉の甘酢煮)

豚肉の甘酢煮は ほんのり甘く、程よい酸味で仕上げたソースを豚肉にからめた、ご飯が進む一品です。

■本山シェフの料理紹介
「本来は煮詰めてからめるソースですが、レトルト設計上スープ仕立てになっています。日本の食卓にも合うように野菜を加え、食べ応えと親しみやすさをプラスしました。」
こちらの感想は、「おいしくできている。ポルトガル料理にこのような豚肉とじゃがいもの煮込み料理があり、それとも似ているね」「酸味のある料理は外で働いてたくさん汗をかいた人にとても食べやすい料理ですね」「現地だともう少し細かく切ってソースを煮詰めて作るかな」などの声をいただきました!

大使館の皆さまは参考のレシピサイトや各家庭のアレンジ方法なども教えてくださり、とても白熱した試食会の時間になりました。やはり食はそれぞれの国や地域、家庭でのアレンジやこだわりがあり、文化交流やコミュニケーションとしてとても面白いツールであると確信しました。
「旅の指さし会話帳 東ティモール」サンプルも見て頂いたところ、こちらも大好評。ちょうど日本語学校へ通う準備もされていたので、「是非この本を使いたい!」とお話をしてくださいました。

最後に「このような料理を通して東ティモールをPRする機会を作ってくれていることに大変感謝します。」という嬉しいメッセージも頂きました。また、いつか東ティモール料理イベントも開催しましょう!と盛り上がりました。
今回頂いた貴重なご意見を受け、世界のごちそう博物館、本山シェフと改良を続けていきたいと思います。
レトルト食品開発、指さし会話帳制作、ともに東ティモールと日本人の交流の一助になれるよう励んでいきたい、と強く心に思いました。
クラウドファンディングのリターンでは、今回紹介した東ティモール料理レトルト食品と旅の指さし会話帳のセットプランもあります。
ご興味ある方、是非胃袋から美味しい東ティモールを味わってみてください。






