【9/17 18:10 追記】会話帳の国内寄贈先(東ティモール人の方の日本語学習用として)を募集します
【寄贈先募集】日本で日本語を学ぶ東ティモール人の方に会話帳を届けたい!
【9/3 17:41 追記】本プロジェクトのチラシを設置・配布にご協力いただける方を募集します
プロジェクトを一人でも多くの方に知っていただくためチラシの設置・配布にご協力いただける方を募集します。PDF or 画像データか、必要であれば印刷したものをお送りいたします。詳しくは下記の記事をご覧ください。
【仲間募集】東ティモールでも!日本でも!プロジェクトのチラシを掲示・配布いただきました
【9/3 17:41 追記】寄贈リターンの解説記事を公開しました
支援をご検討の方から、「会話帳の寄贈の仕組みが分かりづらい」というお声をいただいたため、寄贈について解説する(だれの手元にどれだけ届くのかなど)記事を作成しました。
【リターン紹介】指さし会話帳を寄贈、ってどういうこと?イラストで説明します!
【8/28 20:53 追記】目標達成の御礼とネクストゴールについて
8/26に目標金額を達成しました!本当にありがとうございます!著者とゆびさしのマネージャーより、感謝のメッセージとネクストゴールについての記事を公開しました。詳しくは下記の活動報告をご覧ください。
240万円の目標達成!!感謝のメッセージとネクストゴール挑戦について
【8/16 12:00 追記】インターネット上でのご支援がむずかしい方はこちらの記事をお読みください
代理支援のご案内|インターネット(CAMPFIRE)からの支援がむずかしい方へ
東南アジア最後の秘境・東ティモール
Botarde(ボタルディ)!(テトゥン語でこんにちは)
皆さんは、東ティモールという国がどこにあるか知っていますか?
インドネシアのジャワ島やバリ島の東、オーストラリアの北に位置しています。

正式名は、東ティモール民主共和国(República Democrática de Timor-Leste)。「東南アジア最後の秘境」とも呼ばれ、謎も魅力もいっぱいの国です。写真でお伝えすると…

サンゴ礁に囲まれた海はこの通り目が覚めるように碧く美しく、

ジュゴンといっしょにダイビングが楽しめるほど生態系が豊かで、

高い品質がコーヒー好きの間で注目を集めているコーヒー豆の産地であり、

ポルトガル統治時代にリゾートとして栄えた大自然の中の秘境温泉があり、

伝統織物のTais(タイス)はユネスコ無形文化遺産に指定されており、

東ティモール料理は「意外と口に合う、ご飯がすすんでおいしい」と驚く日本人も多い。

これはまだまだ一部で、ここではとても語り尽くせないほど魅力が満載の国なんです!

しかし、なんといっても、一番の魅力はそこに暮らす人々!

彼らは、外国人(日本人)である私たちが現地の言葉であるテトゥン語で話してみると、とても喜び、たちまち友達になってくれる愛しい人々です。
しかし、東ティモールを紹介する書籍や観光情報は、まだまだごくわずかなものに限られています。この国でしか経験できない魅力にあふれた旅を、多くの人が体験できるように、その言葉や文化を紹介するものが望まれます。
そんな東ティモールと日本は今、ぐっと距離が近づいていることをご存知ですか?
現在、留学生などで来日する東ティモール人が増えています。また、東ティモール政府主導のもと、日本へ技能実習生として赴く人も増えており、北は北海道から南は高知まで、日本各地で受け入れが始まっています。
さまざまな業種で活躍する東ティモールからの技能実習生たち(MONJO VIDEO WORKS提供)
彼らの素顔やストーリーを知るには、MONJO VIDEO WORKSさんが制作されたドキュメンタリーがおすすめです。
東ティモールの教育機関で日本語や仕事を学ぶ現地の若者たち
東ティモールではたった今も、日本を目指す若者たちが勉強中!まさに今これから、日本各地で交流や共生の輪が広がるというタイミングなのです。

そんな、東ティモールと日本の交流の夜明け前ともいえるこの時期に、私たちは何をしようとしているのか?それについて説明する前に、まずは自己紹介をさせてください。
自己紹介:髙久(たかく)と松村(まつむら)です
改めまして、Botarde(ボタルディ=テトゥン語でこんにちは)!
東ティモールを愛する2人の日本人、髙久直子(たかく・なおこ)と松村優衣子(まつむら・ゆいこ)と申します。
左から2番目が松村、3番目が髙久。左端は髙久の夫です。
私、髙久は、鹿児島県奄美大島出身で、JICA海外協力隊員としてモルディブで体育・音楽指導をしたあと、インドで日本人学校勤務、マラウイへ夫に随伴の生活を経て、2021~2024年まで東ティモールで生活しました(2026年より再赴任予定です)。
東ティモールで、現地の人々や文化に魅了され、現地のJICA海外協力隊員と環境教育絵本を作成したり、ポストカードや塗り絵イラスト、チャリティヨガを通した寄付活動を行ったりしています。本プロジェクトでは、構成・イラストを担当します。
モルディブでの協力隊員時代、音楽の授業風景。
環境教育絵本の挿絵。東ティモールの色鮮やかな海の生き物たち
ホームページ・SNS情報など
・HP(Karta(Postál ) /Postcard - pintatimor)
・Facebook(Naoko Takaku Mitsui)
・Instagram(Naoko Pinta Prana)
松村は、兵庫県西宮市出身で、学生時代に国際ユースキャンプで東ティモールに1ヶ月ほど滞在。現地の人々の優しさと日本の常識が通じないおもしろさにふれ、2016年に移住しました。
現在は、水環境改善などに取り組む日系企業でスタッフ育成などを担当するかたわら、公用語であるテトゥン語の講師・通訳・翻訳も行っています。東ティモール人の夫と結婚し、一人娘の育児に奮闘中です。本プロジェクトでは、テトゥン語の翻訳・文法を担当します。

テトゥン語と日本語の通訳の仕事風景
SNS情報
東ティモール人と日本人がコレガ(kolega=友達)になれる本を作りたい!
そんな私たちがクラウドファンディングを通して実現したいことは、「東ティモール人と日本人が仲良くなれるテトゥン語の『旅の指さし会話帳』をつくる!」というものです。
まず、「指さし会話帳って何?」という方もいると思うので、そちらから説明します。
『旅の指さし会話帳 タイ』のあいさつのページ
1998年に創刊された指さし会話帳は、海外旅行などで現地の人々と交流ができる本です。

あいさつはもちろん、「おすすめの料理は何ですか?」など飲食店で使えるものから、「トイレはどこですか?」など困ったときに使えるものまで、旅先で使えるフレーズが日本語と現地の言葉で載っており、イラストもたくさん載っているので、文字通り、”指さし”だけで会話ができます。また、本を通してその国の文化がよく分かることも特長の一つです。

東ティモールには、観光・ボランティア・ビジネスなどさまざまなシーンで日本人がやって来ますが、その人数は、他の東南アジアの国と比べると決して多くはありません。そのため、日本語による東ティモールのガイドブックはほぼないといった状況です。
東ティモールに行きたい!と思う日本人旅行者にとっても、留学や技能実習で日本に行きたい!と思う東ティモール人にとっても、『旅の指さし会話帳 東ティモール』は大いに役立ち、それは両国の深い交流につながります。
東京にて、東ティモールから来た留学生と日本人とで交流する様子。
そこで私たちは、指さし会話帳を発行する「株式会社ゆびさし」さんと、東ティモールにご縁のある皆さん、そして私たちの想いに共感してくれる皆さんといっしょに、会話帳を作って以下の3つのことを実現したいと考え、クラウドファンディングを立ち上げました!

「指さし会話帳」と「東ティモール人」は相性バッチリ!
なぜ今、翻訳アプリなどではなく、「指さし会話帳」なのか?
はじまりは、私、髙久が東ティモールへの赴任当初、現地で言葉が通じずにとても困ったという経験にあります。東ティモールは、それまで住んだことのある国と違って、ローカルマーケットでは英語やワン、ツー、スリーなどの英数字も通じない方も多く、衝撃でした。

そこで思い出したのが、『旅の指さし会話帳』です。
モルディブとインドで使用していた指さし会話帳
赴任していたモルディブでは、島内で唯一の日本人であったにもかかわらず、現地語を使うことで現地の方とどっぷりのお付き合いができました。インドでは、強面のインド人もヒンディー語で話すとにやりと笑ってくれる体験もありました。どちらの体験でも、常に傍らにあったのが、現地の言葉で会話ができる指さし会話帳だったのです。
指さし会話帳を使えば、現地の方と仲良くなれる。そんな実体験があったので、東ティモールでも公用語のテトゥン語とイラストを盛り込んだ「自作の会話帳」でやりとりしてみたところ、これが大成功!
自作の指さし会話帳 東ティモール・フルーツ屋編
※筆者が独学で作成したものなので、スペル・文法に誤りがあります。ご了承ください。
最初は買い物もできなかった市場でも、「今お金がないから明日払ってもいい?」など、ツケで払えるほどやりとりができるまでに。また、仕立て屋では作りたい服の色や大きさを伝えられるようになり、自宅の清掃スタッフのマナ(お姉さん)達とも家族話やゴシップで盛り上がり、ぐっと距離が近まりました。
自作の指さし会話帳 東ティモール・家族編
※筆者が独学で作成したものなので、スペル・文法に誤りがあります。ご了承ください。
自作の指さし会話帳を持っていくと、最初は「ヘンなの持ってるなぁ」と笑われて(子どもはイラストに喜んで)、こちらが会話帳を使って一生懸命伝えているうちに、気づけば相手も指さしで私に質問してくれて、お互いに指さしとテトゥン語で会話をしている。
東ティモールの人々は、完璧なテトゥン語でなくても話をよく聞いてくれ、テトゥン語を話そうとすることを喜ばれ、友達が増えていきました。

当初は言葉が通じないので、正直東ティモールの人々を「怖い」と思っていましたが、簡単な会話を通して、言葉が分かる=相手の事が分かる、となり、「怖い」から、「もっと知りたい、仲良くなりたい」、と東ティモールの人々への印象は180度変わっていきました。
※なお、ポルトガル語も東ティモールの公用語ですが、そちらは政府機関の発表や教育の場面で使われ、現地の日常会話は主にテトゥン語が使われます。
当時はコロナ禍で、日本人同士の接触も制限されていましたが、唯一自由に出入りできたのがローカルマーケット。家ではオリジナルの指さし会話帳を作って、外ではそれを持ってマーケットで地元の人々と話す。これが現地生活の最大の楽しみとなっていきました。そして、知らない市場や友達の家など、私の行動範囲はどんどん広まっていったのです。
自作の指さし会話帳 東ティモール・魚釣り編
※筆者が独学で作成したものなので、スペル・文法に誤りがあります。ご了承ください。
そうして彼らを知れば知るほど、仲良くなると親身になって助けてくれる心温かい人々だと実感。私たち日本人が忘れかけている、何気ない親切や他人への思いやり、人と関わることの楽しさや尊さ、そういった大切なものを持つ彼らと交流しないのは、あまりにもったいない!と強く感じるようになりました。
そこで、東ティモールという国を楽しく、もっと身近に感じられて、文字の読めない相手にもイラストで指さしで伝えられて、たとえ電気がない地域でだって使える。そんな『旅の指さし会話帳 東ティモール』を作りたい!いつしかそれが私の夢になっていきました。

テトゥン語で仕事をされている松村さんと出会い、1人の夢が2人の夢となり、「何かしらの形で本にしよう」と制作を進め、2023年の夏に株式会社ゆびさしさんに企画書を送付。
創刊編集長の細川さんや社長の田村さんと、「すぐに出版できる状況でないが、準備は進めていこう」という話になり、会話帳作りのノウハウを教えてもらいながら内容を詰めていきました。そして、今年3月、今回のクラウドファンディングの話が立ち上がったのです。
なお、株式会社ゆびさしさんの想いのこもったメッセージも最後の方で掲載しています。
『旅の指さし会話帳 東ティモール』のスケジュールと完成イメージ
スケジュールは下記を予定しています。
| 期間 |
制作・実施内容 |
|---|---|
| 2025年6月~10月 | 制作 |
| 2025年11月 | 製本 |
| 2025年12月 | 会話帳の発送(国内) |
| 2025年12月~2026年2月 | 完成報告会の開催 |
| 2026年1月~3月 | 会話帳の発送(東ティモールへの寄贈分) ※関係者の渡航時期など調整します |
| 2026年3月~5月 | リターン実施(オンラインツアー、交流会、お土産発送など) |
※「創刊編集長の会話帳作り方講座・出張講演会」はご支援者と調整
会話帳の内容については、4年前から少しずつ形にしてきたものに、プロの編集者の方の視点が入ったことで、書籍化を踏まえて以下のような構成になりました。
第1部 「旅の指さし会話帳」本編
指さして会話する本書のメインページ。東ティモールに到着してすぐに使える「空港・タクシー」から、食事で役立つ「料理・飲み物」「食材・調理法」、東ティモールならではの文化に触れられる「コーヒーツーリズム」「伝統文化・慣習」や、旅行中に困った時に使える「トラブル」まで、37の多彩なテーマで指さし会話することができます。
第2部 東ティモールで楽しく会話するために
テトゥン語の文法や発音、東ティモールの文化についてのコラムなど、東ティモール人との会話をより楽しくするためのページです。
第3部 日本語→テトゥン語 単語集
約3000の単語を収録。旅行者にとって必要度の高い言葉、深い内容を話すための言葉を厳選しています。
現在制作中のサンプルページは、この通りです。日本語にローマ字で読み仮名をふっているので、東ティモール人が日本語を勉強するときにも使うことができます。
※制作中のサンプルページのため、内容は変更になる可能性があります。
イラストでは、東ティモールの神話に登場するワニをはじめとして、ジュゴンにトケ(トッケイヤモリ)、ニワトリ、水牛など、地元で愛される動物たちが愛らしいキャラクターとして登場!手描きのイラストと文字とともに、やさしく、わかりやすく、フレーズを紹介します。
※制作中のサンプルページのため、内容は変更になる可能性があります。
発音が難しかったり、文字を読めない場合はイラストを指して使うこともできます。とくにインターネットが通じないへき地では大活躍間違いなし、ボリューム満点128ページです!
※制作中のサンプルページのため、内容は変更になる可能性があります。
目標金額とご支援いただいたお金の使い道について
目標金額は240万円。
サンプルページがあることからもおわかりいただける通り、制作はすでに始まっています。そこで、たとえ目標金額に届かない場合でも、ご支援いただいたお金は以下の用途に充てさせていただき、『旅の指さし会話帳 東ティモール』を制作いたします。
| お金の使い道 | 金額 |
|---|---|
| 印刷費(1000部を想定) | 350,000円 |
| 送料 ※東ティモールは郵便事情があまり良くないため、直接持ち込みを想定しています。 | 300,000円 |
| 著者への報酬(構成・イラスト・翻訳・文法) |
232,000円 |
| 東ティモールの方によるネイティブチェック | 33,000円 |
| 編集者への報酬(編集費) | 170,000円 |
| クラファン・会話帳制作進行管理費 | 181,500円 |
| 会話帳デザインフォーマット使用料 | 5,500円 |
| CAMPFIREプラットフォーム使用料(17%) | 408,000円 |
| リターンの仕入れや実施に伴う謝礼 | 720,000円 |
| 合計 | 2,400,000円 |
リターンは、東ティモールゆかりのモノや体験から、指さし会話帳のファンに向けたものまで。
リターンは、ご支援いただいた方全員に、感謝を伝える「メール」と、制作やリターン実施など伝える「活動報告」、完成した指さし会話帳への「お名前掲載(ニックネーム可)」を行います。
そのほか、指さし会話帳、完成報告会(オンライン)、東ティモールならではのお土産グッズ、東ティモールを知ることでもっと行きたくなるオンラインツアー、日本に暮らす東ティモール人の方々と交流できるイベント参加などをご用意しました。また、ゆびさしさんご協力のもと、指さし会話帳のファンの方々にも満足いただけるものもあります。
※送付を伴うリターンの発送先は国内のみとなります。海外にお住まいの方は、日本で荷物が受け取れる住所をご指定ください。後述する東ティモールへの持ち込み(SEFOPEさんへの寄贈)は、こちらで責任を持って行います。

ご支援いただいた方にお届けするもの以外にも、今まさに日本語を勉強している東ティモール人の若者へ、『旅の指さし会話帳 東ティモール』を寄贈できるリターンもご用意しました。
技能実習生を目指す方々の研修機関を運営する政府機関のSEFOPE(セフォペ=東ティモール民主共和国 職業訓練雇用担当国務長官府)さんの協力を得て、彼らのもとに実際に会話帳をお届けします。実際にあなたが寄贈した会話帳を受け取った東ティモールの方から直筆のお礼のお手紙をお送りします(なるべく日本語で書いてもらいます)。
寄贈を希望する冊数は、ご支援時に、ご自分用の1冊を除いて、備考欄にご記入ください。寄贈せずにすべてお手元にお届けすることも可能です。ご自身でまわりの方に指さし会話帳を配りたい、つながりのある技能実習生や留学生に届けたいといった場合などはこちらをお選びください。
日本で活躍することを夢見て、熱心に勉強する東ティモールの若者たちに会話帳を届けたい!
私たちからのメッセージは、以上です。次に、今回クラウドファンディングで『指さし会話帳 東ティモール』を作ることになった経緯について、発行元の株式会社ゆびさしのマネージャーの内野さんからのメッセージを紹介します。
クラウドファンディング実施にあたっての想いと背景(株式会社ゆびさし)
こんにちは。株式会社ゆびさし・マネージャーの内野と申します。
「制作、もう始まっているのに、なぜクラファン?」
そう思われた方も、きっと少なくないと思います。それでも「クラウドファンディング」という形を選んだのには、大きな理由があります。
東ティモールは、現時点で日本からの旅行者や語学学習者が多いとはいえず、市場規模の観点からは制作が難しいという状況でした。それでも、著者をはじめ、東ティモールという国を愛し、その未来に想いを寄せる人たちの声を形にしたいと、クラウドファンディング通じて、制作費と、この本を求める方々の手に届ける費用を調達することにしました。
それが目的であることに間違いはありませんが、その先にやりたいことは、「一冊の本を起点に、広がる未来を共に創ること」です。
私たちはこれまで「世界中、ぶっつけ本番で会話ができる!海外旅行に便利な本」として、「旅の指さし会話帳」シリーズを1998年の創刊から26年以上にわたって世に送り出してきました。その歴史に大きな転換期が訪れたのが、昨年の自社のファンブック制作とクラウドファンディング。過去を振り返るとともに、「指さし会話帳ファン」の皆様の声に触れたことで、いままで気づいていなかった会話帳の本当の価値に気づくことができました。
旅先や相手の言葉を話す楽しさを伝え続けたい!「指さし会話帳」初のファンブック
話をしてみよう!という姿勢さえあれば会話ができる「指さし機能」を備えた会話帳には、知らない場所や知らない相手との会話でも、そっと背中を押して安心感を与える力があるということ。
著者・イラストレーター・編集者の「深くてあたたかい想い」が乗っかっているからこそ、その国のことをもっと知りたい!行ってみたい!という読者の好奇心を掻き立ててきたこと。
この2つの価値が詰まっていることに気づいたからこそ、私たちは、「人と人、国と国とをつなぐコミュニケーションと文化理解の入口」になることを目指していくことにしました。
これまでとは違う「新しい指さし会話帳を模索する挑戦」と位置付け、2014年以来、実に11年ぶりとなる新シリーズを世に送り出すことになるこのプロジェクトには、東ティモールという国にほれ込んだ髙久さん・松村さんの深くてあたたかい想いを中心に、制作関係者や、東ティモールに関わる皆様、ご意見をいただける指さしファン(前回のクラファン支援者)など、すでに共創の輪が広がり始めています。
観光はもちろんのこと、語学教育、国際交流・協力、経済開発、人材育成、多文化共生など、さまざまな分野の皆様とともに、この共創の輪をもっと大きく、もっと遠くへ広げていきたい。
資金調達だけでなく、未来を共に創る仲間集めのためのクラウドファンディング。
ぜひ、「旅の指さし会話帳」の「新しい旅」に、お供してくださる仲間になってください。
どうかよろしくお願い致します。
皆様からいただいた応援メッセージを紹介します
東ティモールとの縁の深い方など、多くの方々から心温まる応援のメッセージをいただきました!ここで紹介しきれない分は、クラファン開始以降、活動報告で紹介していきます。
Ilidio(イリディオ)駐日東ティモール大使

東ティモールは2002年の独立以来、日本との間で多方面で協力を深めてきました。近年は技能実習で来日する若者が増え、日本語学習の充実が急務です。一方、日本の皆様にとってテトゥン語はまだ遠い存在で、相互理解には言葉の橋が欠かせません。
Dezde hetan independénsia iha tinan 2002, Timor-Leste hakle'an ona nia kooperasaun ho Japaun iha área oioin. Iha tinan hirak ikus ne'e, númeru joven sira ne'ebé mai iha Japaun liuhosi Programa Formasaun Estájiáriu Tékniku aumenta, hodi halo hadi'a edukasaun lian Japaun nian sai knaar urjente ida. Iha parte seluk, ema Japaun sira barak mak sente katak lian Tetun sei dook husi sira, no harii ponte linguajen ne’e esensiál ba kompriensaun mutua.髙久直子さんと松村優衣子さんが進める『旅の指さし会話帳 東ティモール』は、両国の国民が、職場や旅先で心が通い合わすことのできる一冊となり、来日するティモール人にも大きな安心をもたらします。
"Livru Fraze Viajen nian Hatudu-no-Ko'alia: Timor-Leste", ne'ebé Sra.Naoko Takaku no Sra.Yuiko Matsumura mak dezenvolve, sei sai hanesan matadalan ida ne'ebé iha valór ne'ebé fasilita ema sira husi nasaun rua ne'e atu liga malu iha nivel ida ne'ebé kle'an liu—bele iha servisu fatin ka bainhira halo viajen. Nune’e mós sei fó laran-hakmatek boot ba Timor-oan sira ne’ebé mai iha Japaun.両国の友情をさらに深めるこのプロジェクトへ、温かいご支援をお願い申し上げます。
Ho laran tomak ami husu ita-boot sira-nia apoiu ba projetu ida-ne’e, ne’ebé sei hametin liután amizade entre ita-nia nasaun rua.あなた達の助けが、私達を光へと導いてくれます。共に、発展を築きましょう!
Imi nia tulun, lori ita ba naroman ida. Hamutuk, ita halo desenvolvimento!
駐日東ティモール民主共和国大使 イリディオ シメネス ダ コスタ
Embaixadór Repúblika Demokrátika Timor-Leste iha Japaun Ilidio Ximenes da Costa13, June, 2025
伊藤淳子さん
特定非営利活動法人パルシック 共同代表理事・東ティモール事務所代表

テトゥン語が「旅の指さし会話帳」に?! 世界でたった130万人しか話さないテトゥン語。テトゥン語は語彙も少なく、時制もなく、教科書で勉強する言語ではなく体で覚える生きた言葉だ。テトゥン語を学びたければまず、東ティモールに行こう。日本でティモール人の友だちをつくろう。この「旅の指さし会話帳」を片手に。
門上晋一朗さん・淳子さん
MONJO VIDEO WORKS/東ティモール現地映像制作会社

誰にでも「どこに行くの?」と気さくに声をかけてくる東ティモールの人々。
もし指さし会話帳があれば、短い滞在でも、テトゥン語を始めたばかりの人でも、きっと心を通わせることができるでしょう。
また、日本で働く東ティモールの技能実習生にとっても、受け入れ先の農家や地域の人たちにとっても、手に取りやすい教本として活躍するのではないでしょうか。
あちこちで、ゆびさしを通じて二国間の繋がりの花が咲きますように。
Documentary Drama series🌜東ティモール人技能実習生日本へ行く 🇯🇵🇹🇱 Estajiáriu Tekniku Timor-Leste aranka ba JAPAUN🇹🇱
※MONJO VIDEO WORKSさんの作品は上記リンクよりご覧になれます(8月7日時点で4エピソードまで公開中)。
白川優佳さん
みんちゃんトラベル・日本マネージャー

私も海外には「地球の歩き方」、英語圏外には「指さし会話帳」を旅のお供にしています。どちらも東ティモール版はなく、事前の情報収集が難しい国でもあることから東ティモール・テトゥン語版の「指さし会話帳」が出版されることを切に望みます。
「指さし会話帳」は、翻訳アプリにはない、ほっこりするイラストと手書き文字が魅力の他、伝統的な料理、民芸品、文化や習慣などを予め知り得ることができます。特に非識字者との意思疎通は、言い回しを訳せない音声翻訳アプリでは役に立たず、思い通りの言葉選びができないため、「指さし会話帳」のイラストが不可欠です。
日本から東ティモールへお越しの皆さまの必需品となりますよう、応援しています!
最後に
ここまでお読みいただき、Obrigada(オブリガーダ)!(ありがとうございました!)
東ティモールでは、道を歩いているだけで「コレガ!(友達!)」と声をかけられ、「え?あなたのこと知らないけど?」と、こちらが戸惑うくらい。とても人懐っこい人が多い国です。この指さし会話帳は、そんな新しい東ティモール人コレガと日本人コレガをどんどんつなぎ、日本と東ティモールをつなぐ一助になると信じています。そんな素敵な未来のために、皆様の温かいご支援をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
髙久直子、松村優衣子、チームゆびさし一同
最新の活動報告
もっと見る【支援者の方へのご連絡】制作日誌(感謝のメール)が迷惑フォルダに振り分けられていないかご確認ください
2025/09/24 15:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
Obrigado!ありがとうございます!プロジェクト終了と御礼
2025/09/24 12:199月21日(日)23時59分、本プロジェクトのクラウドファンディングが終了いたしました。229人もの方から、3,730,500円というたくさんのご支援をお預かりすることができました。1ヶ月半以上と長丁場ではありましたが、ご支援のたびに書き込まれる心温まるメッセージに何度も背中を押されて、こうして最後まで走り切ることができました。プロジェクトチームメンバー一同、心から御礼を申し上げます。ご支援者の皆さまへのリターン実行にあたって、まずは感謝のメール(著者と株式会社ゆびさし関係者からの感謝のメッセージ)をお送りいたします。現在、ご支援いただいた皆さまに直接メールを送ることのできる環境を準備中です。今週を目処にお送りする見込みですので、今しばらくお待ちください。ご支援者の皆さまも、ご関心をお寄せくだった皆さまも、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る
【あと2日】プロジェクト関係者から最後のお願い!東ティモールと日本を指さし会話帳で心の友に
2025/09/19 15:00クラウドファンディング担当のネルソン水嶋です。いよいよ、1ヶ月半に及んだ、『旅の指さし会話帳 東ティモール』をつくるというクラファンプロジェクトも残すところあと2日となりました。これまで82作の書籍を世に送り出してきた本シリーズでしたが、企業である以上、商業的な見込みが立ちづらい国・地域の書籍は出せないという事情がありました。しかし、今ならクラファンもある。想いを持った人たちが集まることで、その壁を乗り越えることができるのではないか?ふたを開けると、目標金額の240万円を大幅に超えて、ネクストゴールに設定した300万円も達成することができました。この背景には、髙久さんと松村さんという著者がいたこと、ちょうど昨年ゆびさしが挑戦したファンブックをつくるクラファンが成功していたこと、多言語コミュニケーションの必要性が日本人の海外旅行シーンだけではなくなってきたという時代の変化。それらが相まったこともあるかと思います。ネクストゴール設定時に書いた通り、必要な費用を超えたお金については、日本国内で日本語を学ぶ東ティモール人の皆さんが、母国語のテトゥン語で学べるよう、補足教材として役立ててもらうため寄贈に充てたいと思います。約100人という日本に暮らす東ティモールの人たちが日本語を学べることで、彼らは先輩となり、後に来日される人々にもよい影響を与えると思います。そして、ご支援・応援いただいた皆さまと私たちは最後まで走り切りたい!そこで、皆さまへ、プロジェクトメンバーから最後のお願いのメッセージです!なにとぞ、本プロジェクトに関心がありそうな方を思い浮かべて、お伝えください。髙久直子『旅の指さし会話帳 東ティモール』著者(構成・イラスト)多くの方々のご支援、ご協力のお陰で4年がかりの夢が形に近づいています。本当にありがとうございます。皆さまに楽しく、分かりやすく使って頂けるよう、東ティモールらしいイラストや色使いを心がけたり、掲載する言葉も吟味して選んでいます。この機会に東ティモールという国を知って頂きたい・・!そして1冊でも多く東ティモールの方々へ寄贈を届けられると、さらに日本人と東ティモール人の「心の友」が増えると思います・・!松村優衣子『旅の指さし会話帳 東ティモール』著者(翻訳・文法)皆様のご支援とご協力のおかげで目標金額を達成し、不安なく制作に励むことが出来ておりますこと、心より感謝申し上げます。東ティモールを感じられる色鮮やかで表情豊かなイラストや、コミュニケーションを手助けするフレーズや情報が満載の内容になっております。しかし、東ティモールの人が個人でこの会話帳を購入するのは難しい状況です。少しでも多くのご支援をいただき、寄贈冊数を増やすことができましたら幸いです。内野雅彦株式会社ゆびさし マネージャーこれまであたたかいご支援をくださった皆さま、本当にありがとうございます。皆さまのお力で「旅の指さし会話帳」の新たな挑戦をここまで進めることができました。まだご支援を迷われている方も、ぜひこの機会にご参加ください。一冊の本を超え、東ティモールと日本をつなぐ新しい「旅」のかたちを共に広げていただければ幸いです。クラウドファンディングはゴールではなく、ここから始まる「第2章」の出発点です。最後の最後まで、未来をともに歩む仲間を全力で募集しています。どうかご一緒ください!細川生朗『旅の指さし会話帳』創刊編集者指さし会話帳の新刊を、クラファンで支援を募りながら出版するという初めての試みでしたが、著者のお二人はもちろんのこと、ご協力くださった方々、ご支援くださった方々のパワーと熱に圧倒される思いです。今回のクラファンの中で、2つの動画が深く印象に残りました。1つめはオンラインツアーの説明動画です。著者お二人が楽しそうで、東ティモールに行きたくなります。もう1つは、MONJO VIDEO WORKSさんの、技能実習生イスコさんの動画です。東ティモールから来日し、高知県での農作業が始まった初日の映像です。不安と希望に揺れ動く心の動きが伝わり胸に迫ります。もし、支援をまよっている方がいらしたら、ぜひこの2つの動画を見てみてください。佐藤暁子『旅の指さし会話帳 東ティモール』ほか 編集者今回のクラファン活動を通じて、東ティモールに、「旅の指さし会話帳 東ティモール」を心待ちにしてくださる方々がいるということを知りました。旅行者にはもちろん、日本語学習にも役立つ会話帳、をコンセプトに制作を行ってきましたが、その成果をもうすぐ彼らに届けることができることが楽しみでなりません。一人でも多く、この本を必要としている方に届けるため、更なる支援をぜひお願いできればと考えております。魅力的なリターンも取り揃えています。どうぞ引き続き支援のご検討をお願いいたします。ネルソン水嶋クラファンサポート/株式会社ゆびさし コミュニティマネージャー旅の指さし会話帳、11年振りの新刊です。これまでの82作と違うところは、東ティモール人の日本語学習者の方に配慮された仕様だということです。事実、このたった11年の間に、日本で生活する外国人の人数は約1.8倍に、実に2倍近くになりました。そう考えると、このシリーズを求める人は、世界を旅する日本人だけではなくなったのかもしれません。だからこそ、これからの日本に送り出す新たな会話帳は、これまで会話帳を使ってくれた人たちと一緒に考えたい!つくりたい!今回のクラファンの支援は、その乗船チケットと言えます。お待ち申し上げております。以上となります。皆さま、ぜひ、私たちと一緒に、21日23時59分まで!走り抜けましょう!きっと、この会話帳が東ティモールと日本の人々の背中を押すことで、後にたくさんの「心の友」が生まれるはずです。 もっと見る





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