
8月から開始した当プロジェクトですが、結果はさて置き(置いちゃダメなのですが)、最終日にどの画像を持ってこようかなと思って、数日前に決めてました。あくまでもイメージ画像なのですが、海外から観光に来た方が、空港や駅、ホテルなどでこれからの日本での観光旅行をより楽しく、充実して過ごせるために、旅マエとして日本独特のマナーや生活習慣、風習などをまるで実体験のように楽しく学んでもらうことを想定して、某所へ提案の際に作った画像です。今は文字で注意書きとして書かれていることでしょう。「日本では部屋に入る時は靴を脱ぎましょう」って。それを、自分がVR空間内で実際に旅館を訪れ、入口に着いた時に、何をするのか、クイズのように学べるコンテンツです。
これは、実写VR活用のホンの一例です。極端に言うと、VRゴーグルを被るだけで、別の空間へ移動して、そこで体験できることは山ほどあります。アイデア次第で活用法は文字通り無限大です。今日も某所でこんなことも技術的に可能ですよ、ってディスカッションをしてきましたが、こんなことが当たり前に行われるのが、私たちが目指す社会です。VRゴーグルが生活に当たり前に取り入れられている社会です。
古くは自動車が開発された時、それまでの馬車での移動が当たり前の人々は、鉄の箱で移動をする時代ですと言われても意味がわからなかったでしょう。馬を育てて生計を立てている人は職を失ったでしょう。
技術が進化して、より便利で、生活を豊かにする道具が誕生すると、入れ替わりに消えるものがあります。スマホが普及して消えたのは公衆電話やアナログ電話、メールが普及してもうすぐ消えるのが手紙、交通系ICが普及してもうすぐ消えるのが切符、キャッシュレスが普及してもうすぐ消えるのが現金。などなど。細かいものまで挙げればキリが無いほどあります。

では、この実写VR活用が進んだら、何が無くなるでしょうか?
もちろん上に書いたように段階的に進むでしょうが、全体的な方向性としては「紙」が無くなると思います。今でも、オフィスのペーパーレス化はデジタルツール導入で進んできていますが、ホントに最初の第一段階です。国会図書館の書物をデジタルアーカイブ化するような取り組みです。旅行会社でよく見かける下のようなパンフレットが消えることでしょう。
実写VRはそれを加速することでしょう。私自身はだいぶ前から本は全てKindle派、つまりデジタル派ですが、「やっぱり本は紙がいい」という声もまだまだあります。それはデジタルになっても、文字という主体は変わってないからです。インターネットの普及やインフラの進化によって画像や動画が一般化して、徐々に、文字での情報量を遥かに凌駕する情報伝達が当たり前になり、「詳しいことはYOUTUBEで動画を見る」というスタイルが、今では当たり前です。もうすぐ紙のマニュアル類が消えてしまうでしょう。その流れで言うと、360度を映像に囲まれた実写VRが提供する情報量は桁が違います。目で見えるものだけでなく雰囲気までもが伝わります。それが瞬間移動です。
「来てほしい」が「呼べる」に変わる
全国の観光地が旅行者に「来てほしい」と思っています。
全国の大学が高校生に「来てほしい」と思っています。
全国の飲食店が新規のお客様に「来てほしい」と思っています。
全国の企業が新卒学生に「来てほしい」と思っています。
それに対して行なっている取り組みは、私が見ている限り、この10年ほど、ほとんど変わっていません。広告が少しメディアを変えているぐらいで、根本的な考え方はほとんど変わっていないように思います。文字だけでお知らせしていたのが画像や動画を使うようになってから、10年ほど、何も変わっていないです。
テクノロジーの進化は止まりません。ただ、技術はそれ単体では社会に影響も価値も生みません。活用して、人々の生活に初めて影響や価値をもたらします。当社でが「活用支援」を事業としているのはそれが理由です。子どもたちが担う未来社会において、全てが不透明で。どんなことが起こっても不思議ではありません。そんな時代に向けて、新たに生まれる技術を「しっかりと活用する」ことを、とことん突き詰めていきたい、それが当社のミッションだと思っています。その結果として得られるのが、「来てほしい」が「呼べる」に変わる、ということです。逆の言い方をすると「行ってみたい」が「行ける」に変わります。
SFの世界で出てくる存在だった「瞬間移動」が、テクノロジーのおかげで、誰にでも、どこからでも、いつでも、体験できる時代になりました。それを一人でも多くの方に知っていただき、その中の何人かがそれを活用して、現在のビジネスを成長させる道具に使ってもらえれば嬉しいし、そのお手伝いは当社が全力でやらせていただく、そんな思いのプロジェクトです。
今回のプロジェクトは、当社の力不足で残念な結果に終わりそうですが、今回の失敗の理由を私なりに分析した上で、次のチャンスでまたまた皆さまとお会いできて、皆さまのご支援をいただけるよう頑張ります!



