7月29日(日)は、台風12号接近のため、三瓶でも朝から雨が降っています。 三か所に分かれた白ねぎの草取りも、昨日、やっと二か所目である緑ヶ丘圃場が終わりました。 写真は、園主が緑ヶ丘圃場の白ねぎ畑で草取りをしている様子です。 画面左、白ねぎの後ろに生えている背の高い草は、風よけのソルゴーです。高さ130㎝位にはなったでしょうか?白ねぎは、畝間にしゃがむと頭より高くなってきていますので高さ90㎝程に成長しています。 昭和20年代生まれの園主は、写真が大嫌い。なだめすかして、最後に怒って、やっと撮れた貴重な一枚です。 実は、二年前の9月、園主は心筋梗塞を発症し、倒れました。 ドクターヘリで緊急搬送して頂き、島根県中央病院にて即手術。一命を取り止めたのでした。 …今、思い出しても、ぞっとします。 その年は、白ねぎの試験栽培を始めた年で、白ねぎはもちろん、西条柿の収穫も目前に迫っている時期でした。園主が入院し、私一人で一体どうしたらいいのか分からず、JAや農業普及所、白ねぎ栽培を一緒に始めた方に連絡し、助けて頂きました。もう、白ねぎの栽培はできないかも…そもそも農業自体できなくなるのでは?と思い悩んだ日々でした。 あれから、二年。試行錯誤と喧嘩をしながら、また白ねぎを作っています。そして、三瓶を白ねぎの産地として有名にしていきたいね、と話をしてます。 朝4時に起きて、二人で作業に励んでいます。 暑い日が続いています。皆さまもご自愛くださいね。
7月23日(月)に四回目の土寄せが終わった久部圃場の白ねぎです。 日差しが強くて、カメラの画面がよく見えなかったので上手に撮れなった画像で申し訳ありません。 画面中央(やや右寄り)に白ねぎに紛れて、竹の棒が立っているのが分かりますでしょうか? 竹の棒には、赤と黄色のテープが巻いてあります。一番下の赤いテープは20センチの高さを表しています。現在、白ねぎは17㎝ほど土寄せされていることになります。 赤いテープの上の黄色のテープは、30㎝の高さにあります。「白ねぎ」として出荷するには、白い部分が30㎝ないといけないので、土寄せは一番上の赤いテープ、高さ35㎝を目指して行きます。 気温が高い時期は生育が悪いので、土寄せができません。五回目の土寄せは、気温の下がり始める9月になります。8月は、病気の防除と除草が主な作業となります。
◎猿害片付けと除草 このところの酷暑で、猿に食いちぎられたねぎも、 カラカラに乾燥していて、思ったより量が少なく 土寄せで隠れない10cm以上の草と合わせて まず、撤去作業をしました。 それでも、20kgの肥料袋で28袋ほどの残渣です(>_<) ◎防除(粒剤散布) 成長するまでは少なかった細菌も、成長とともに 活発化するため、予防を目的に「軟腐病」「白絹病」 対策の粒剤を散布しました。 ◎いよいよ、土寄せ 溝掘りロータリーを付けた管理機で、土を跳ね揚げていきます。 土の状態にもよりますが、一度の土揚げ(1往復)で 約4cmほどの土をねぎに被せていき、それを3回(3往復)して 約10cmをねぎに被せます。 被せたところは太陽が当たりませんので、 少しずつ色が抜けていきます。 こうして白ねぎを作って行きます。
今日も三瓶は、スカッと晴天です。 時々、吹く風は、高原らしい優しい涼しさを運んで来てくれます。 緑ヶ丘圃場のベト病も影をひそめ、順調に生育中です。 左の畝の横に植えた風避けのソルゴーも、白ねぎを守るかのように背が高くなってきました。 夏休みに入る前に土の寄せの予定です。
子三瓶農園では、植え付けの時期をずらして 三つの圃場で白ねぎ栽培をしていますが、 4月上旬に植え付けした第一圃場では、 猿が集団で出没して、大変な被害が発生しています。 先日、ネットを張って防護してからは、 猿害が出なくなりました。 餌場を替えただけなのか、 しばらくは様子見の状態です。 このまま、被害が無ければ9月上旬には 収穫が開始出来ます。