
日本チェリノブイリ連帯基金
理事長 神谷さだ子ウクライナの子ども達
8月、ウクライナの大地は、実った麦が真一文字に広がり、天蓋を真っ青な空が覆っていた。大地の恵みを受け、自然に親しみながら成長していく子ども達。そして、喜び、悲しみを共にする家族がいた。
今、私は一枚の写真を前にしている。爆撃で亡くなった友達の遺体のあった場所に、お花とぬいぐるみを手向けている幼子達。彼らは、この不条理に何を思ったのだろうか。彼らは抵抗できない暴力をいかに受け止めるのだろうか。
大国による覇権争い、核保有国の横暴に世界全体が手をこまねき、なす術もない現在。
皆さんに、見ていただきたい絵があります。
2022年戦争開始直後から、支援活動を行っているJCF/日本チェルノブイリ連帯基金に、「日本の皆さん、ありがとう」と送られてきた絵画作品です。言葉の違いを超えて、絵画が語るものと私たちの対話が始まりました。それは、描いた子自身であったり、大好きな街並みです。
先の見えない戦争で、避難先で描いた数々の絵画に、ぜひ、皆さんも向き合っていただきたいと願います。
認定NPO法人 日本チェリノブイリ連帯基金
理事長 神谷さだ子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ウクライナの子どもたちの絵との出会い

私、新谷は2022年2月に始まったロシアによる軍事侵攻から3年が過ぎた頃、東京で開催された絵画展「ウクライナからの贈り物」で、ポーランドやブルガ リア、ウクライナ西部で避難生活を送るウクライナの子どもたちが描いた絵画に出会いました。
厳しい暮らしの中でも未来を信じ力強く生きる子どもたちのエネルギーをその絵画から感じました。
この度、JCFとのご縁から佐倉市と共催でウクライナの子どもたち絵を11月7日から共催:佐倉市、後援:在日ウクライナ大使館のバックアップを受けて、11月7日(金)~9日(日)の3日間、佐倉市立美術館でウクライナの子どもたちが描いた絵画展を約40点の絵を展示します。そして、「10年後の未来のまち」をウクライナと佐倉の子どもたちが想像した絵も約30点展示します。
ぜひ両国の子どもたちの絵を一目見てください。

ウクライナと佐倉の子どもが描く未来のまち絵画展
- 描かれた希望のまち、消せない想い -
2025年11月7日(金)~9日(日) 10:00~18:00
佐倉市立美術館 市民ギャラリー(展示室1)
入場無料
共催:佐倉市
後援:在日ウクライナ大使館
協力:認定NPO法人日本チェリノブイリ連帯基金
協賛:佐倉ロータリークラブ 生活クラブ風の村




