人の行動は、下の4つに分類されるそうです。・緊急で重要なもの・緊急だが重要ではないもの・緊急ではないが需要なもの・緊急でも重要でもないもの日常生活において優先順位をつけて、それらを判断し、一日を過ごしているわけです。今日までにこの仕事を終わらせなくてはならない ➡ 緊急で重要なもの今日はバーゲン最終日だから行かなきゃ! ➡ 緊急だが重要でないもの再検査の書類がきてたけど、今月は忙しいから来月にしよう ➡ 緊急ではないが重要なものあの映画みたいな~でもレンタルになってから見ようかな~ ➡ 緊急でも重要でもないもの日本人は、世界一忙しいと言われています。働き方改革と言われ、就業の改善もされている人もいるかもしれません。反対に、毎日を仕事に期限に追われ、相変わらず忙しい人もいるかもしれません。ここらで、立ち止まって考えてみて下さい。ご自身の体の未来は、どこに位置づけられていますか?毎日の忙しさで考えることもない人 ➡ 緊急でも重要でもないもの忙しくはないが、考えないようにしている人 ➡ 緊急でも重要でもないもの考えてはいるが、何もしていない人 ➡ 緊急でも重要でもないものそもそも自分の体の未来は、【緊急でないもの】に分類されてしまいます。そして、驚くのが【重要でないもの】として、毎日を過ごしている人も多いのです。体の未来は、【緊急ではないが重要なもの】近い未来ではなく、遠い未来かもしれません。しかし、とても重要なものなのです。病気にならないように体の未来を心配して、食事に気をつけている人はたくさんいます。血管や内臓にとって、食事がとても重要なものであるという意識を日常からしている人が多いのです。とても喜ばしいことです。それに対して、正しい歩き方はどうでしょう?血管や内臓疾患と違い、直接死に結びつくものでありません。ですが、未来の関節を守って行く上で、【緊急ではないが重要なもの】なのです。関節が壊れ、痛みがでて、家に引きこもり、筋力が弱って、介護になる。死んではいませんが、誰も望んではいない未来なのです。重い病気にもかからず、ここまで生きてきたのに・・・仕事ばかりの人生だったから、これから楽しもうとしていたのに・・・これから夫婦でいろんな所に行ってみたかったのに・・・時間にも追われず、やりたいことをやって、行きたい所に行って、会いたい人にあって、好きなことだけやって楽しもうとしていたのに関節がダメになるという事だけで、その夢は打ち砕かれるのです。日々の食事と同じように、毎日、正しく歩く事で関節は守られます。重要度で言えば、食事となんら変わりないのです。もっと【緊急ではないが重要なもの】に対して、もっと【自分の関節の未来】に対して、今の時間を使いませんか?
初稿に続き、表紙のデザインを出来てきました。思ったより、ポップでかわいい感じになっています。出版社の方が、書店の店員にリサーチをかけて、何個かのデザインから、これに決定したようです。今回は、膝に絞ったタイトルになっていますが、(ターゲットを絞ることも需要みたいです。) 正しい歩き方の本になっています。この歩き方さえマスターしてしまえば、一生涯、関節を壊さずに、筋力を衰えさずに歩く事が可能になります。更に、内容を精査し、良いものに仕上げます。
人は、立ち仕事の人でない限り、どうしても座っている時間のほうが長くなります。 座っていると少なからずどこかの関節が固まってしまうのです。その中で1番固まってしまうのが、腰椎と股関節です。 立っている時に比べ、座っている方が腰椎に2倍の負荷が懸かると言われています。 出版予定の書籍にも書く事が出来なかったので、ブログで紹介したいと思います。はっきり言って永久保存版です。 どんな本を見ても、本当に正しい座り方を書いたものを見た事がありません。うちの絵の上手なスタッフにお願いして書いてもらいました。 書籍に載せる予定でしたが、ページオーバーでカットした部分です。 AとBどちらが正しいとおもいますか? 正解は、両方間違いです。Aは、丸いのですぐ分かります。 Bは、なぜ悪いのでしょう? 腰が反っていて、背中が丸いですよね。反った分、背中の丸みで背骨を戻しているのです。この2つの他にまだ2パターンありますが、今回はメジャーな2つで説明します。 腰は、反りすぎても、丸くなり過ぎてもダメだと言うことは分かりました。 では、どうすれば?という疑問が出てきます。それを説明するには、腰椎を理解してもらう必要があります。下記の図を見て下さい。 腰椎は、5個ありますから、L1~L5と書いてあります。胸椎(背中の背骨)は、12個ありますから、その中でも重要な、TH9~TH12を書いてあります。 誤りの方に比べて、正しい方は、腰椎が前にズレていません。誤りの方に比べて、正しい方は、胸椎が後ろにズレていません。 L4L5をお腹側に反らせては全部が崩れてしまうのです。そのためには、骨盤の位置が最重要になってきます。座骨は解りますよね?座ったときの座骨の位置がポイントです。 座骨の前の部分で座るのではなく、少し後ろの部分で座るのです。解りづらいと思いますので、下の模型の写真をご覧下さい。 【座骨の少し後ろ】ここが正しい位置です。 ここのポイントで座ることで、L4L5はほぼ真っ直ぐな位置に来ます。でもこのままでは、背中は丸くなってしまいます。 次に大事なポイントが、TH10~L2の背骨部分です。腰より上であり、背中より下の部分。胸腰部といいます。ここを前に出すのです。 みぞおち(胃のあたり)を前に出す感じです。決して反らせるのではなく、地面と平行に前へスライドさせる感じです。この時に、背骨の固い人はどうしてもL4L5を反る感じになってしまいます。座骨の位置が前に移動しようとしてしまうのです。 そこを、下腹部の締めで押さえておくのです。座骨の位置は少し後ろをキープしながら、みぞおちを前に出すのです。 この形によって、腰にかかる重みは3分の1位になります。更に、股関節の内巻きを防ぐ事も出来ます。更に、勝手に肩甲骨は下がり寄ってきます。更に、頭が身体の上に乗ってきます。更に、ストレートネックや反り首は、自然な正しい首のわん曲になります。 どうですか?この良いことばかりの座り方!! でも、問題はキープ出来るかどうかになってきます。元々骨盤が開き前に倒れている人は、すごく後ろに倒れて感じます。背骨が固まって動きづらい人は、みぞおちを少ししか出す事が出来ないでしょう。インナーマッスルが弱っている人は、下腹部を締め続けることが困難かもしれません。 ずっとは無理でも、1分キープを何度もやって下さい。一日の中で、立ったり座ったりは何十回も行います。だから、座った瞬間に1分はキープしよう!と決めれば、一日に30分以上はこの形で座ることになります。 実は、この形さえ普段から作っていけば、インナーマッスルが勝手に鍛えられて、正しい姿勢をキープしやすくなってきます。下腹部強化、背筋強化、肩甲骨を下げる筋肉強化、背骨の柔軟性内巻き肩改善、呼吸の改善、腰の加重軽減、首の加重軽減。 これらが、自然と身につくことで、立ったときの姿勢も変わってきます。立ったときの姿勢が変われば、歩くときに使う筋肉も変わってくるのです。