
4ヶ月にわたって続いた「喪失と再生のアートラボ」も、ついに最終回を迎えました。
この日は、5人の参加者それぞれがプロトタイプとなるものを持ち寄りながら、自らの喪失と真正面から向き合い、その痛みをどう作品に変え、社会へ問いかけていくのかを語り合いました。
実は前回、心の疲れから一人の仲間が欠席していました。
喪失と向き合うことは、ときに大きな負荷をもたらします。
それでもこの最終回、仲間は再び輪の中に戻ってきました。
静かな笑顔と共に語られた言葉は、私たち全員に「ひとりではない」という実感を与えてくれました。
ある人は、記憶を残すことが難しい家族との日々を形にしようとしています。
ある人は、遺された者の葛藤の道のりに一筋の光を見出そうとしています。
ある人は、恋人を失った哀しみと、今も尚感じる繋がりを光と影のインスタレーションへ。
ある人は、マスクと同調圧力をめぐる問いを社会へ差し出そうとしています。
ある人は、ペットとの別れを通じて人との関わり方を探り直しています。
5人5様の喪失は、痛みの記録であると同時に、再び歩み出す力の証でもあります。
そしてこの日、私たちは確信しました。
――この試みは「作品づくり」を超えて、互いを支え合いながら生き直すための場そのものだったのだと。
ラボで積み重ねた時間は、11月22日(土)〜24日(月・祝)の展覧会へとつながります。
たった3日間の会期の初日18時には、ゲストに芹沢高志さんを迎え、講評会も実施予定です。
清水伶の2月個展での作品群に加え、尊厳死協会協賛による新作も発表されます。
どうぞご都合をつけて、ぜひ足をお運びください。
最後に、お願いがあります。
インスタレーション作品の制作にはどうしても費用がかかります。
メンバーの負担を少しでも軽くするため、クラウドファンディングを行っています。
ぜひこの挑戦を、一緒に支えていただければ幸いです。






