ほんとに久しぶりに油彩でキャンバスに向かってます。自宅スペースはすでに映像機器やらなんやらで一杯なので、絵画教室ルカノーズに80号キャンバスを置かせていただき制作。ルカノーズは清水伶が現代アートに触れるきっかけを作ってくれた場所です。アート史になぞらえて順番に作品制作していくことで、頭でっかちにならずに体ごとアート史を覚えていく、そんな学びの場所です。私が通い始めた頃はまだ地元の小さな絵画教室でしたが、主催の三杉レンジ先生がテレビ出演を重ねるごとに生徒が増え、今や4つも教室を展開しております。描いてる絵は、テーマやコンセプト等は全くなく、アートラボの記念になれば良いなと思い、研究するメンバーの姿を描いています。私の画力では写実的に描けず、全く似てないのですが・・・そこはご愛嬌。11/22(土)から始まる展覧会会場にも展示しますので、会場にいる白衣のメンバーと照らし合わせてみていただけると楽しいかもしれません。
絵画 の付いた活動報告
これまでのワークショップで、参加者は自分の喪失と真剣に向き合い、その思いを作品のかたちへと模索してきました。しかし、深く向き合えば向き合うほど、心は疲弊してしまうこともあります。そこで第5回は、協会理事でもある公認心理師の清水智子さんをゲストに迎え、喪失と向き合う際に生じる心の疲労や、その対処法について学びました。智子さんは「マインドフルネス」の実践を紹介しながら、こう語ります。「私たちの注意は、過去や未来にさまよいがちです。けれど、いまこの瞬間に気づきを向けることで、心の揺れに振り回されにくくなります」呼吸に意識を向ける。身体の感覚を丁寧に観察する。判断せずに「いま」を味わう。小さな実践が、やがて自分を認め、感情を調整し、他者を思いやる力につながっていく――そんな視点を得られたのは、これから作品制作を進めるうえで大きな支えとなりそうです。後半は、メンバーの希望もあり、さらにブラッシュアップしたアイディアを発表し合いました。前回よりもぐっと具体性が増し、素材や演出についての議論も活発に。互いに意見を交換しながら、実際に作品化へと歩み出す力強さが見えてきました。「心のケア」と「表現の深化」。その両輪を確かめたことで、喪失を見つめる時間は、より安心で、より創造的なものになっていきます。
皆さま、あたたかいご支援を本当にありがとうございます。クラウドファンディング開始から間もない段階で、すでに多くの方に応援をいただけていることが、私たちの大きな励みになっています。進捗のご報告現在、参加メンバーとともに会場の下見を計画しています。展示空間の雰囲気を体感しながら、どのように「喪失と再生」の物語を立ち上げていけるかを議論していきます。作品制作も並行して進んでおり、今日はその一端を少しだけご紹介します。添付の写真は、瓶の中に「心臓」を描いた絵画の制作風景です。命の象徴でもある心臓をガラスの器に封じ込めることで、「守ること」「閉じ込めること」あるいは「差し出し覗き込むこと」のあわいを表現したいと考えています。このように、それぞれの作家が自らの喪失体験を起点にしながら、再生のイメージを探る作品を日々制作しています。※こちらもリターンに設定しておりますのでご興味あればぜひよろしくお願いいたします。基本的にはテーマに沿った小作品となりますが、もしご希望があればオーダーメイドも可能とさせていただきます。最後にお願いこのプロジェクトをより多くの方に知っていただくために、もしよければクラウドファンディングページをSNSなどでシェアしていただけると嬉しいです。「こんな取り組みがあるよ」と一言添えていただくだけで、まだ届いていない方々に新しい広がりが生まれます。展覧会は11月、BUoY(北千住)にて開催予定です。その日に向けて、制作も準備も、ますます熱を帯びてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。===拡散文例=======知り合いが関わっている「喪失と再生のアートラボ」というアートプロジェクトで、クラウドファンディングが始まっています。https://camp-fire.jp/projects/876774/view誰にでも訪れる“喪失”をテーマに、5人の参加者が自らの体験を作品として社会にひらきます。展覧会は2025年11月22日(土)〜24日(月・祝)に3日間限定で開催予定です。場所は演劇や音楽などでも盛り上がりを見せるオルタナティブスペース・北千住BUoY。インスタレーション作品の制作には費用がかかるため、クラウドファンディングに挑戦しているとのこと。ご興味ある方はぜひページを覗いてみてください。支援やシェアで応援いただけたら、とても励みになると思います。
アートヒストリーと事例を学んだ第1・2回を経て、いよいよこの日はメンバーそれぞれが企画を発表する番。「自分の喪失をどう表すか?」――その問いに、ひとりひとりが向き合いました。とはいえ、発表後のフィードバックは難しいものです。誰かの試みに欠点を指摘するのは勇気がいる。最初は「素敵ですね」「面白いです」と褒める言葉ばかりが並びがち。率直な意見を述べるよう促し、ようやくメンバーも少しずつ本音を口にしはじめました。ワークショップの難しさと面白さが同居する瞬間です。発表の内容はどれもユニークでした。記憶障害のある家族と暮らす方は、「底の浅いジョウロみたいなんだよ」と語った本人の言葉から着想を得て、記録された言葉がジョウロから流れ出してしまう装置を構想。ただ、言葉が流れた先をどう表現するかは未定で、「一緒に考えてほしい」と会場に問いかけました。マスクを外せなくなった方は、小学校時代の思い出――ひとりだけ水色のランドセルを背負い「自分らしさ」を認められていた記憶――を手がかりに、マスクとランドセルを組み合わせたインスタレーションをスケッチ。けれど「これで伝えたいことが伝わるのか?」と迷いもにじみました。息子を亡くした母親は「どんなに小さな存在も周囲に影響を与えていることを水の波紋で示したい」と、展示会場に水を敷き詰める案を発表。壮大で魅力的だが、現実的には難題も多そうです。試みはどれも未完成で、答えはまだ見えません。けれど「どうしたらもっと伝わるのか?」を語り合う時間そのものが、すでに次の表現を育てているように思えました。最後には、それぞれが持ち寄った雑誌と、昭和初期の雑誌とを使ったコラージュの実践を全員で体験。切り貼りするうちに思いもよらないイメージが立ち上がり、ものづくりの純粋な楽しさを再発見しました。この日生まれたコラージュ作品は、クラウドファンディングのリターンにも設定しました。A4サイズで、額に入れて飾れる手軽なアート作品として、みなさんの応援を形に変えていきます。
この日のラボは、ひとりひとりが自らの喪失をインタビュー形式で語る時間でした。言葉にするにはあまりにも重い体験。けれど声に出すことで、少しずつ輪郭を持ちはじめる記憶や感情があります。ある方は、亡くなった息子さんについて語りました。どんな人だったのか。別れの瞬間、どのように感じたのか。今はその存在をどう感じているのか。語るうちに、涙がこぼれました。また別の方は、共に暮らす家族が少し前の過去を忘れてしまうことに、不自由さや寂しさを感じていると話してくれました。支える側の大変さがある一方で、それを言葉にしづらい日々。声に出すことで、初めて共有できた痛みでした。恋人を病で失った方は、今もモーニングジュエリーを身につけています。どこかでまだ隣にいると感じることがあると、静かに話しました。年上の同性に恐怖を抱き、うまくコミュニケーションをとれないまま大人になってしまった方は、唯一憧れることができた存在を失い、その喪失をいまだ受け入れられないと語りました。そしてコロナ禍を経てマスクを外せなくなってしまった方は、自分を同調圧力に流されないよう育ててくれた両親の話をしてくれました。マスクという布の向こう側に、喪失と再生のテーマがつながっていることを、私たちは気づかされます。一人ひとりの声は異なりますが、共通していたのは「まずは吐き出す」ことの大切さでした。インタビューを通して体験を整理し、やがて「その経験を通して社会に何を問いかけられるのか」へとつなげていく――。その最初の扉を開いた時間でした。また、喪失にまつわる作品づくりをしている先人は数多くいます。それら事例を紹介すると共に、そこに秘められたメッセージなどにも思いを馳せ、自分が表現を行うのであればどのようにしていけるか?に考えを巡らせる時間も持ちました。そして裏話をひとつ。予算を節約しすぎたために、真夏にもかかわらずぎゅうぎゅう詰めの会議室での開催に。あまりに狭かったせいで記録写真も撮れず、思い出は心の中にだけ残ることとなりました。(写真は次回予告的に第3回のワンシーンを)メンバーの思いを乗せて展覧会を成功させるためにも、皆様のご協力をお願いしています。クラウドファンディングという形で少額から寄付できます。また、その見返りとして作品などもお届けできますので、ぜひご覧ください。







