
在日朝鮮学生美術展覧会「学美」東海北信地方展が、愛知県刈谷市美術館にて開催されました。
展覧会は皆様のご支援の中、2月22日をもって無事に会期を終えることができました。
会期中は多くの方にご来場いただき、学生たちの作品をゆっくりとご覧いただく温かな時間となりました。
会期中には、高校美術部生によるギャラリートークも開催しました。

登壇したのは、愛知朝鮮中高級学校高級部美術部の李成世さんと朴商暉さんの2名です。
李成世さんは、自分の中にある「表」と「裏」をテーマに作品を制作しました。
作品のデザインには「窓」のモチーフを取り入れ、観覧者が実際にその窓を開け閉めしながら作品を見ることができる構造になっています。
窓を開くことで、普段は見えない作家自身の本音や内面を覗き見るような体験が生まれる仕掛けとなっており、「人が外に見せている姿と、心の奥にある本当の気持ちの両方を表現したかった」と制作の意図を語りました。

朴商暉さんは、幼い頃から親しんできた折り紙の技術をもとに、立体的な構造を取り入れた作品について紹介しました。
紙という身近な素材を使いながら、平面と立体のあいだを行き来するような表現を目指したこと、折りの重なりや構造によって生まれる形の面白さについて語りました。
また、制作の中では思い通りに形が出ないことも多く、何度も試作を重ねながら作品を完成させたことも印象的に話していました。
朴さんは本制作過程のエピソードに触れながら、これまで美術を学んできた経験についても語りました。
作品制作を通して試行錯誤を重ねてきたことや、表現することの難しさと面白さについて触れながら、大学進学後も引き続き美術を学び、自分の表現をさらに深めていきたいという抱負を来場者の前で語りました。
その言葉からは、これからも美術と向き合い続けていこうとする強い意志が感じられました。

来場者の方々からの質問や感想も多く寄せられ、生徒たちにとっては自分の作品を言葉で伝える貴重な経験となりました。
制作の背景を語ることで、作品に込めた思いや試行錯誤がより深く共有される時間となりました。

このような機会を実現できたのは、クラウドファンディングを通じて応援してくださった皆さまのおかげです。
学生たちの表現の場を支えてくださったことに、心より感謝申し上げます。
今回の経験は、生徒たちにとって次の制作へ向かう大きな力になりました。
これからも学生たちの自由でのびやかな表現を届けていけるよう活動を続けていきたいと思います。
改めて、温かいご支援を本当にありがとうございました。
残るGAKUBI巡回展は、2025年度ラストのセッピョル展です!
現在2026年6月に茨城朝鮮初中高級学校で開催を予定しております。
詳細につきましては、各SNSで追ってお知らせするので、しばらくお待ちください。






