1番に保護したかった口腔病のチャトラちゃんと、グレー白ちゃんと同じごはん場所にいつも現れていた茶色の子。本日、2匹を無事に保護することができました。今朝、天気が悪いこともあり、協力してくださる餌やりさんから「後日の方が安心では」とお気遣いの連絡をいただきました。しかし、県外でなかなか通えないことと、土砂降りでなければ大丈夫という思いもあり、向かうことにしました。現場では、餌やりさんがすでに待機してくださっており、なかなか顔を出さないチャトラちゃんも一緒にいました。ちゅーるに気を取られている間に膝に乗せ、そのまま抱っこして、立てたケージに入れることに成功。茶色の子はケージを見るなり緊張していましたが、いちばん慣れている餌やりさんが後ろから抱えて素早くケージに入れてくださいました。帰りの車内では、にゃーにゃーと切ない大合唱が始まりました。不安で可哀想ですが、味方であることをしっかり伝え、我が家でゆっくり休んでもらいたいと思います。
昨年から今年にかけて3匹の猫の抜歯を行い、歯の状態が全身の健康に大きく影響することを実感しました。歯が痛いと食べられず痩せ、毛繕いもできず、毛はボサボサに。よだれで体が汚れ、やがて慢性の口腔病へと進行していきます。外でケアされない猫たちがこうした苦しみを抱えている現実は、とても過酷です。抜歯は痛みを伴いますが、しなければ長く痛みに苦しみ「食べたいのに食べられない」状態に追い込まれてしまいます。口から多量のよだれを垂らしている場合、重度の口腔病を疑う必要があります。グレー白ちゃんもさらなる回復を目指してがんばります。写真は抜歯前の状態です。






