
釜石地方森林組合の震災からの再生と新たな挑戦を描いた『つなぐ森林業 海のまちの森林組合、復興からその先へ』(PHP研究所)の刊行にあたり、ゆかりのある方々から頂いたメッセージをご紹介しています。
今回は、
満を持して、というべきか、困った時の、というべきか、著者の夫である宮崎達也さんからのメッセージです。
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手塚さや香の夫、宮崎達也です。
妻とは釜石で出会い結婚しました。当時は釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)として、釜石地方森林組合さんで働いていました。その頃から、妻を通じて、高橋参事にもお世話になっており、山林火災の前に活動していた、尾崎半島のトレッキングコースを整備する尾崎100年学舎や、本業の設計の仕事にも、ご協力ご支援していただいていました。
その尾崎半島で山林火災があった時は、被災木を、その時DIYで作っていたコワーキングスペース(co-ba kamaishi marudai)の床材に使いたいと言ってみたところ、実際に納入していただけることになりました。

(2017年7月の床材搬入)

(床材貼りの助っ人の皆さん)
このような細かい要望への対応は、他の森林組合などでは考えられないことだと思います。物腰が柔らかく、誰にでも親切で、でも有言実行する芯の強さを持った高橋参事は、本当に出来た人物だと思っていました。
今回、妻が書いた本を読んで、今まであまり良く知らなかったこともわかって、ますますその尊敬の念を深くしました。まさに木のように粘り強く、しなやかで折れず、何があっても成長を続けようとする方だと思います。
そんな高橋参事のことは、伝記を書けるのではないかと、以前から妻に言ったりもしていたのですが、それと関係あるのかないのか、実現することになりました。(おそらくそれよりも、久保元組合長に言われていたことが大きいと思いますが)
本の執筆にあたっては、妻をはたで見ていて辛そうに感じることもあり、内心「大丈夫かな?」と思ったりもしていたのですが、見事に一冊の本を書き上げ出来上がった時は、わが妻ながらあっぱれ!と思いました。
フリーランスとして働きながら、すぐには収入につながらず、また出版後にもつながるかどうかわからない本の執筆は、なかなかきついものがあります。
しかし、それをやりとおすことが出来たのは、釜石地方森林組合さんで働いたことも、無関係ではないと思います。
また、素敵な装丁で出来上がったことにも感動しました。イラストを描いてくださった、デザイナーのR45 designさんとも長くお付き合いをしており、妻のつながりを大事にするところを感じるところでもありました。
そうしてみると、タイトルの「つなぐ森林業」とは、まさにその信念を表しているのだなと思います。
以上、私の立場からは応援というより、ぜひ多くのみなさまに読んでいただきたいという、お願いでした。
宮崎建築事務所/co-ba kamaishi・またたび書店オーナー 宮崎達也
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