2018/08/15 00:53
こんばんは。九州北部豪雨&平成30年豪雨における農業復興支援「島らっきょうプロジェクト」です。
今回のお話を端的にまとめると図の通りです。
復興支援のボランティア活動というと基本的に手弁当で参加するものです。
「泥出し」や「災害廃棄物の撤去」など、基本的に身体を使って活動するので、旅費交通費や食費等、個人的な部分を負担する必要があります。
自分自身が復興支援活動に参加し続けて実感しました。
それらの経費を手弁当でご参加頂いているボランティアさんには本当に頭が下がります。
そこに重機等まで持ち込んでくださる方には五体投地なくらいに頭が下がります。
ですが、農業復興支援はそういう訳にもいきません。
何故なら農業の復興には、種(苗)代、肥料代、農薬代、重機を稼働させる費用、(場合によっては)農業機械代、各種資材、その他諸経費がかかる為、その経費は決して安くはありません。
昨年発生した「九州北部豪雨」では、その大部分(殆ど)を私の手弁当でプロジェクトを運営していました。
「九州北部豪雨」における「島らっきょうプロジェクト」には年間で延べ2,000名近いボランティアさんに手弁当でご協力頂きましたこと、本当に感謝の念に絶えません。
ですが、私たちはこの状況に対して疑問を抱きました。
ボランティアさんだからって本当に完全な手弁当で良いものか?
ボランティア活動そのものには参加できない方とも繋がる方法は無いものか?
数々の方法を考えた結果「島らっきょう」を、そして「島らっきょうプロジェクト」を媒介にしたソーシャルビジネスのモデルを作って、様々なジャンルで活躍されている方々と「島らっきょうプロジェクト」を接続し、野菜としての「島らっきょう」以外のモノを新たに生み出し、世に発信すること。
そしてそれを何らかの事情によって被災現場にボランティアへ赴くことが出来ない方などにご購入頂く。
それに最も適した形を模索した結果がクラウドファンディングでした。
「島らっきょうプロジェクト」を媒介にして支援者さんと繋がり、作り手さんと繋がり、繋がりの中で復興支援の輪が広がり、支援者さんは復興の願いを託すことができ、作り手さんは復興の願いを形に表すと共に少額ではありますが、継続的に支援に対する対価を受けることができ、我々は自己資金では賄いきれない復興支援の予算面の問題を解決でき、被災現場の農家の方々に一人でも多くの支援を受けることができるようになる。
これこそが今後の日本の食を守る為に必要な形ではないでしょうか?
私は、私たちはそう信じています。
この想いに共感頂けましたら、是非ご支援のほどよろしくお願い致します。
余談
「平成30年豪雨」発生前、催事等の場面で「島らっきょう」を販売しているときによく受けた質問があります。
「食べ方を教えて欲しい」
現在、活動報告の中にレシピ関係の投稿をするべく準備中ですので、少々お待ちください♪