
活動報告 Vol.13
「義肢装具士の3年が、人生の可能性を広げる。」
前回の投稿では、業界の“根っこの現実”を書きました。
今日はその続きとして、未来と希望の話をします。
■ 義肢装具士の“最初の3年”は、人生を切り開くパスポート
最近、若手や学生から
「この仕事でいいのか不安です」
「他の道の方がいいのでは?」
という相談をよく受けます。
でも僕は、はっきりと言えます。
義肢装具士としての最初の3年は、どんなキャリアよりも強い“基礎体力”になります。
患者さんと向き合い、
医師・リハの先生と協働し、
技術と人間力が同時に磨かれていく濃い時間。
この3年間で得る経験は──
・医療×IT
・医療機器メーカー
・行政
・研究
・教育
・産業デザイン
どの道にも自然と橋渡しします。
偏差値でも、学歴でもなく、
「現場での3年」こそがキャリアを開く鍵。
これは義肢装具士という職種が持つ、特別な強さです。
■ ジョブハッピーは「卒後36カ月を支える“第2の専門学校”」へ
僕たちは今、
卒後36カ月を伴走する仕組み をつくっています。
✔ 初めての挫折
✔ 技術の壁
✔ 配属や人間関係の悩み
✔ 地元に戻りたい時
✔ 他職種にチャレンジしたい時
✔ 誰にも相談できない瞬間
こうした“孤立の瞬間”をなくすために、
ジョブハッピーは 「第2の専門学校」 として機能します。
卒後36カ月は、
人生の方向が一番変わる時間。
環境と支援があれば、
未来は大きく変わる。
それを“仕組み”で支えたい。
■ 僕が守りたい未来は、3つです
① 誰でも戻って来られる義肢装具士業界へ
(やり直し・復職・地元帰還が当たり前になる構造)
② 魅力が伝わる義肢装具士業界へ
(地域の魅力、職場の魅力、働き方が可視化される世界)
③ 学校が“希望の場所”になる業界へ
(学生が未来を描きやすい教育システムの再設計)
これは評論ではありません。
全国の会社と学校を訪ねて、
現場で話し、交渉し、見えてきた“必然”です。
■ そして─これは義肢装具士だけの話ではない
義肢装具士領域でつくるこの仕組みは、
日本という人口1億2,000万人の国で実証し、
アセアン7億5,000万人へ広げられる“再現性のあるモデル” だと感じています。
小さな職種から始まる変革が、
やがて“医療人材の新しい社会インフラ”になる。
その可能性を信じています。
■ “未来を信じたくなる瞬間”をつくりたい
業界は今、大きな転換点にあります。
でも、絶望だけでは人は動けない。
必要なのは、
未来を信じられる具体的な理由。
義肢装具士の最初の3年には、
本当に未来を変える力がある。
そしてその未来を支える仕組みを、
僕たちは必ず形にします。
■ 最後にひとことだけ
読んでくださる皆さま、
いつも本当にありがとうございます。
これは、義肢装具士を守る挑戦であり、
同時に“人が孤立しない社会”をつくる挑戦でもあります。
僕はこれからも、未来を信じて、動き続けます。



