
教師として働いていた頃、学校に来られない子たちをたくさん見てきました。
勉強が遅れることよりも、いちばん苦しいのは、
「自分はダメだ」って思い込んでしまうこと。
そして、その思い込みが、子どもたちの可能性を少しずつ奪っていくことです。
そんな中で、忘れられない出来事がありました。
教員生活で2度目の、生徒の自死。
今でも、簡単に言葉にできません。
ただ一つ思うのは、きっとその子には「安心していられる居場所」が足りなかった。
頼れる人や、逃げ込める場所が、見つからなかった。
それほどまでに毎日が苦しかったのかもしれない、ということです。
学校にいながら、何もしてあげられなかった。
だから僕は、フリースクールをつくろうと決めました。
最初は「救いたい」でした。
でも今は違う。
子どもたちと、地域の大人たちと、一緒に居場所をつくっていきたい。
それが、リベルキャンバス。
自由を描く学校です。






