有効口径66mmフローライトアポクロマート天体望遠鏡DF66システム

DF66天体望遠鏡システムは、有効口径66mmのフローライト(蛍石結晶)アポクロマート対物レンズを採用した高性能な天体望遠鏡と、高度な光学設計による高性能な補正レンズを組み合わせることで、高い眼視観察性能と写真撮影性能を両立するフォトヴィジュアル天体望遠鏡です。

現在の支援総額

691,000

17%

目標金額は4,000,000円

支援者数

2

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/11/21に募集を開始し、 2026/01/10に募集を終了しました

有効口径66mmフローライトアポクロマート天体望遠鏡DF66システム

現在の支援総額

691,000

17%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数2

このプロジェクトは、2025/11/21に募集を開始し、 2026/01/10に募集を終了しました

DF66天体望遠鏡システムは、有効口径66mmのフローライト(蛍石結晶)アポクロマート対物レンズを採用した高性能な天体望遠鏡と、高度な光学設計による高性能な補正レンズを組み合わせることで、高い眼視観察性能と写真撮影性能を両立するフォトヴィジュアル天体望遠鏡です。

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645ミラーレス一眼デジタルカメラの富士フィルムGFX100Sカメラボディを知人から借用することができ、突貫工事で作成したカメラアダプターも出来ましたので、昨夜(12月10日)テスト撮影を行いました。普段は自宅から車で1時間ほど移動した場所で撮影するのですが、今回は天気があまり良くなかったので、少しでも早く結果を報告することを優先し、自宅玄関先で撮影を行いました。自宅は札幌郊外にあって光害がひどく、おまけに昨夜は曇りがちの空を雲間をついての撮影となましたので、撮影画像は真っ白にカブったひどいものでした。そこで今回は星像を確認するためだけと割り切って見栄えは無視しましたが、それでも16bitの威力でしょうか、カブリがひどい画像から星を浮かび上がらせることはできました。二重星団(DF66+FF1x ISO3200 露出10秒 32枚コンポジット)二重星団(DF66+HF0.7x ISO5000 露出5秒 64枚コンポジット)ステライメージ12でコンポジットとレベル補正は行いましたが、それ以外は何も手を加えておらず、色気も見栄えもない画像ですが、画像処理の技術とセンスは不問でお願いいたします。プロジェクト本文にはピクセル等倍で抜き出した画像を追記しましたので、ご覧ください。プロジェクト本文のスポットダイアグラムと実写作例はかなり違って見えると思います。特にFF1xのスポットダイアグラムは対角でかなり放射方向に延びており、実写ではそれほど悪くないように見えるので、間違いではないかと疑念を感じられるかもしれませんが、実写では点像が拡散するため芯の部分のみが写るのに対し、スポットダイアグラムは露光量を反映せず全ての光線をプロットするため、このような違いが起こります。レンズ設計では光学系の評価にスポットダイアグラムを良く利用しますが、それが実際の画像にどう反映されるかを判断するには技術と経験が必要ですので、一般向けにはスポットダイアグラムよりも実写作例を公開する方が望ましいと思っています。本プロジェクトの公開当初は645デジタルの実写作例がありませんでしたので、止むを得ずスポットダイアグラムを公開しましたが、今回何とか645デジタルの実写作例を公開できましたので、スポットダイアグラムはあまり気にせず、実写作例をご覧いただければと思います。ただ、今回の実写作例はあまりにも色気が無さすぎますので、この週末はオリオン周辺で華のある作例にトライしたいと思います。もしも運良く見栄えのする画像が撮れましたら改めて報告いたしますので、期待せず静観していただければ幸いです。


去る12月2日、DF66システムの金属部品を加工していただくアーウ精機製作所さんにお邪魔させていただきました。アーウ精機製作所さんは、東京都板橋区にある創業1953年の老舗機械加工屋さんで、以前私が在籍していたPENTAX本社があった場所が近くにあり、東武東上線ときわ台駅からとても懐かしい街並みの中を徒歩で向かいました。アーウ精機製作所さんの創業はアストロ光学さん(昭和世代にはとても懐かしいですね。)の天体望遠鏡が始まりで、現在も高橋製作所さんをはじめ、多くの天体望遠鏡メーカーや精密機器メーカーの高精度部品を手掛けられているそうです。旋盤やボール盤、フライス盤などの設備は、最新のものではありませんが大切に使い込まれており、深く馴染んだ設備を手足のように使いこなすことで、超高精度な加工を実現されているようでした。特に感銘を受けたのが下の写真にあるチャックとネジゲージで、天体望遠鏡の鏡筒のような薄肉パイプを加工するときは、パイプの歪みを抑えるため左写真のチャック(通称ヤトイ)でパイプを固定して旋盤加工するのですが、これほど多くのヤトイを保管している加工所は今ではすっかり少なくなっており、8年前にDF66を試作したときにはヤトイを持っている加工所が見つからず、パイプ加工のコストが高騰して製品化を断念した経緯があります。あのときアーウ精機製作所さんと出会えていれば違う展開ができたという気もしますが、今回はその問題の解決が明確になりましたので、もう憂いはありません。右写真のネジゲージも手作り感満載で使い込まれていますが、0.5という細かいピッチまで沢山の径のものが整然と保管されており、様々な難題に対応できるのも、こうした細かな設備の蓄積の賜物であることが理解できました。DF66システムの最大の肝は、美しい回折像を実現する対物レンズの間隔環の面当て構造なのですが、間隔環の形状と精度が厳しいために他の加工所に相談して断られることが何度もありました。しかしアーウ精機製作所さんの平林常務は、図面を一目見てあっさりと引き受けてくださいました。これくらいの形状と公差なら全然問題ないと言われて驚いたのですが、それが膨大な経験に裏打ちされた回答であることがヤトイやネジゲージの蓄積からも容易に想像でき、DF66の高品質は保障されたも同然と安堵した次第です。そして、何よりも平林常務のものづくりに対する熱い思いに心を打たれました。私もDF66システムには強い思い入れがありますが、実際に製品化する上ではコスト優先で妥協してしまうことも多々あります。しかし平林常務は「良いものは必ず受け入れてもらえる。そのためには妥協してはいけない。」とおっしゃいました。そしてDF66システムに対する私の思いにも共感してくださり、DF66という「夢」の実現に惜しみないご協力をお約束してくださいました。アーウ精機製作所さんを後に、ときわ台駅へ向かって懐かしい街並みを歩きながら、いろいろ惑っていた自分を思い返していました。DF66のような最近のトレンドではない望遠鏡が受け入れられるだろうか、とか、クラウドファンディングが成立しなかったらどうしよう、といったことばかり思い悩んでいた自分です。しかし、「良いものは必ず受け入れてもらえる。そのためには妥協してはいけない。」という平林常務の言葉を反芻しながら、回折像がきれいな望遠鏡こそが本当に良く見える。良く見える望遠鏡はきっと誰かに受け入れてもらえる。そのためにDF66システムを更に良くすることだけを前向きに考えよう、という思いがだんだん強くなり、熱いものがこみ上げてくるのでした。


先週11月29日(土曜日)に、DF66試作機と日本メーカー製65mm3枚玉フローライト望遠鏡を使用して、月や土星、木星などをサイドバイサイドで眼視観察しました。2機種とも焦点距離400mmでFナンバーもほぼ同じなので、倍率などの条件を統一して純粋に眼視性能だけを比較することができました。3xバローレンズを介し、焦点距離5mmの接眼レンズで倍率240倍という超過剰倍率で見ましたが、2機種ともコントラストが良く、しっかりした像が見られたのには驚きました。比較結果の詳細はここでは割愛しますが、色収差の違いが僅かですが木星の縞のコントラストに違いを与えており、回折像の乱れがガリレオ衛星のシャープネスに影響していました。先日このプロジェクトの本文に製造誤差についての記述を追記しましたが、それをこの観察で再確認できたことは何よりの成果だったと思います。今回使用したDF66試作機は、当時の加工上の都合で対物レンズに面当て構造の間隔環が採用できなかったもので、更に試作から8年経っており、特に去年アメリカ日食に持って行った際は、輸送時に段ボールが原型を留めないほどひどい扱いを受けたのですが、それでも何とか回折像の乱れが少ない状態が維持できていることで、高い性能を半永久的に維持できる可能性が実証できたのではないかと考えております。


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