200年続く酒蔵・妙高酒造が、次の一歩を踏み出します
1815年(文化12年)創業。
200年を超える歴史と伝統に裏打ちされた、丁寧な酒造り。
標高2,454m。越後富士とも称される名峰・妙高山。その名を冠した清酒「妙高山」は、この地の自然とともに育まれてきました。

酒の味を決めるのは、米、水、麹、そしてそれらを活かす蔵人の技です。
蔵人たちは、長年の経験と積み重ねてきたデータを礎にしながらも、五感を研ぎ澄ませ、毎年違う自然の表情と向き合います。
同じ年は二度とない。
気候も、米の出来も、水の状態も、すべてが違う。
だからこそ、一つひとつの工程に心を配り、酒を「育てる」。
妙高酒造の酒は、機械ではなく、人の手と感覚から生まれています。

伝統を守り続けてきた酒蔵が、いま“チャレンジする”理由
日本酒は、同じように造られているようでいて、一度たりとも同じ年はありません。
米も、水も、気候も、そして人も、毎年確実に変わっています。
それでも多くの酒蔵は、「変わらない味」を守るために、必死に変化に抗ってきました。
妙高酒造も、そうでした。
文化12年(1815年)創業。新潟・妙高の地で200年以上、日本酒を造り続けてきた私たちは、ずっと同じように変わらず長く続けることこそが、“伝統を守ること”だと信じてきました。

しかし今、はっきりと言えます。
変わらなければ、守れない。そして、次の100年はない。
36年ぶりの杜氏交代。
次の時代へと舵を切り、歴史が動き始めています。
長年、妙高酒造の酒造りを支えてきたのは、「にいがたの名工」にも認定された前杜氏・平田正行です。

平田前杜氏は、麹室の設備改革や就業体制の見直しなど、酒造りの土台から蔵を整え、そして自社活性酵母を2種用いる「二段酵母仕込み」という独自の技法を確立。
高度な管理と判断が求められるこの手法で、複雑でふくよかな味わいを追求する姿勢は、まさに職人芸でした。
その技と功績は高く評価され、「にいがたの名工」「酒造マイスター」の称号を受賞。全国新酒鑑評会での金賞受賞を重ねるなど、妙高酒造の味を全国レベルへと押し上げてきました。
そして、杜氏歴36年を全うした令和七年酒造年度(2025年7月)、転機が訪れます。杜氏というバトンを渡す時がきたのです。
その後継者として平田前杜氏自身が選び、次の時代を託した蔵人が、新杜氏・長田一郎です。

2009年から妙高酒造の酒造りに携わり、「親方」と呼び背中を追い続ける中で、酒造りの奥深さに魅了され、この道を極めることを決意。
副杜氏として現場を支えながら研鑽を積み、酒造技能士1級に首席合格。平田杜氏に認められ、妙高酒造の杜氏を引き継ぎました。
技術は、言葉だけでは継げません。
一つひとつの動作と判断を重ねる中で、初めて血肉になります。

現在の妙高酒造では、杜氏だけでなく蔵人全員が議論し、高め合う酒造りを行っています。
まさに「和醸良酒」。
それぞれの個性と技術を活かしながら、新しい体制の酒造りが、いま始まっています。

妙高山を越える新しい妙高山を目指した新ブランド「UCHOTEN」
伝統を守っていくために、変わっていかなければならない。
日本酒にもハイエンド、プレミアムと呼べる存在が求められるこの時代に妙高酒造としても、これからの時代にふさわしい最高峰の表現に、真正面から挑戦したい。
その思いから、今回新しいブランドを誕生させました。
その名は「妙髙山 UCHOTEN」

「妙髙山 UCHOTEN」は、これまでの「妙髙山」ブランドの延長線上ではなく、その“さらに上”に位置づけるプレミアムラインです。
このラインでは、原料や造りにおいても明確な基準を設け、精米歩合49%以下という定義のもと、より研ぎ澄まされた表現を追求していきます。
「有頂天」という名は、妙髙山の別名である「須弥山(しゅみせん)」(サンスクリット語)に由来しています。須弥山とは、仏教世界観において宇宙の中心にそびえる聖なる山。その最上階に位置するのが「非想非非想天」、別名「有頂天」と呼ばれる世界です。
“頂の、その先へ”。
既存の妙髙山の上位に位置するプレミアムラインとして、この名ほどふさわしい呼称はありません。

デザインには幾重にも重なる山のかたちをベースに、標高の違い、そして頂へと向かう視線。これまでの妙髙山にはなかった、抽象的で大胆な表現をあえて取り入れることで、「有頂天」という概念そのものをデザインに落とし込みました。
このプレミアムラインでは、味わいだけでなく、視覚表現においても新しい妙髙山をお見せしていきます。
「和醸良酒」の精神でたどり着いた
新商品:妙髙山 UCHOTEN 純米大吟醸 越淡麗 生原酒
新ブランド「妙髙山 UCHOTEN」その第一弾となるのが、
「妙髙山 UCHOTEN 純米大吟醸 越淡麗 生原酒」です。
新潟県産酒米「越淡麗」を45%まで磨き上げた大吟醸でありながら、
生原酒ならではの瑞々しさと透明感を併せ持つ、これまでの妙高酒造にはなかった味わいが特徴です。
一般に、越淡麗を用いた大吟醸は、ふくらみのある旨味や奥行きのある余韻が持ち味とされます。
その一方で、生原酒は力強さや若々しさが前面に出やすく、繊細な設計が求められる酒でもあります。

この相反する要素を、あえて一つの酒として成立させること。
それが今回の「妙髙山 UCHOTEN 純米大吟醸 越淡麗 生原酒」における最大の挑戦でした。
前杜氏・平田正行から受け継いだ「二段酵母仕込み」という高度な技術と、新杜氏・長田一郎の感性。
そして蔵人一人ひとりの判断と対話を重ねる酒造り。
変わらぬ「和醸良酒」の精神があったからこそ、この難題に真正面から向き合うことができました。

口に含んだ瞬間は、驚くほど澄んだ印象。
そこからゆっくりと、越淡麗らしい旨味が立ち上がり、余韻は静かに、長く続いていきます。
派手さではなく、設計と技術によって生まれた透明感と奥行き。
それが、この酒の目指した姿です。
妙髙山 UCHOTEN 純米大吟醸 越淡麗 生原酒 (720ml 箱入)
「妙髙山 UCHOTEN」は、完成形ではありません。
これは、妙高酒造が次の時代に向けて踏み出した、最初の一歩です。
なぜ、クラウドファンディングなのか
ここから先、「妙髙山 UCHOTEN」というプレミアムラインは、
一度きりの挑戦ではなく、少しずつ、確実に積み重ねられていく存在でありたいと考えています。
単なる新商品ではなく、
これからの時代にふさわしい酒造りの“指針”そのものです。

プレミアムラインに挑戦するということは、
原料、造り、管理、そして表現のすべてにおいて、
これまで以上の時間とコストをかけるということでもあります。
「妙髙山 UCHOTEN」の名にふさわしい、妥協のない酒をつくる。
そのための覚悟と現実を、私たちは正面から受け止めています。

そしてもう一つ、このプロジェクトで大切にしたいのが、
つくり手だけで完結しない酒造りです。
この酒は、「完成品を買ってもらう酒」ではなく、
「生まれる瞬間から関わってほしい酒」だと、私たちは考えています。

皆さまの声や反応は、
これからの「妙髙山 UCHOTEN」シリーズを育てていくための、大切な指針になります。
この一杯に、名前を刻んでほしい。
この挑戦に、立ち会ってほしい。

皆さまからのご支援は、
プレミアムラインの継続的な開発、
新たな酒造りへの挑戦、
そしてそれらを支えるための設備の維持・更新へとつながっていきます。
この一杯は、次の100年への投資です。

リターンについて
本プロジェクトでは、日本酒そのものだけでなく、
「妙髙山 UCHOTEN」という挑戦に、どんな形で参加するかを選んでいただけるリターンを多数ご用意しました。
まずご用意したのが、超早割・早割のリターンです。
この一本は、「妙髙山 UCHOTEN」というプレミアムラインの出発点となる酒。
そして、搾られたばかりの状態に最も近いタイミングでお届けする、特別な枠でもあります。
通常の流通では味わうことのできない、
しぼりたてならではの瑞々しさと張りのある香味。
発売前に発送するこのリターンだからこそ、
酒が最も若く、最もフレッシュな表情を見せる瞬間に立ち会っていただけます。
数量限定・1月20日前後発送予定。
「妙髙山 UCHOTEN」という挑戦の始まりを、
最も早く、最もピュアなかたちで味わっていただけるリターンです。
そのほかにも、新ブランド商品単体や複数本セット、ロゴ入りグラスとの組み合わせ、新潟や東京で開催するイベントへの参加権など、「飲む」「体験する」「共有する」それぞれの楽しみ方に応じたリターンを揃えました。
さらに、チタントロフィーや貯蔵タンク名入れ、吟醸室プレート掲出、
そして、限定商品ネーミングライツといったリターンは、
この挑戦に深く関わった証として、長く形に残るものです。
酒を飲んで終わり、ではありません。
このプロジェクトは、
「妙髙山 UCHOTEN」というプレミアムラインが育っていく
過程そのものに参加していただく試みです。
どのリターンを選んでいただいても、
それはこの酒の、そして妙高酒造の次の物語の一部になります。
ご自身に合ったかたちで、
この挑戦に加わっていただけたら嬉しく思います。
現在の準備状況・スケジュール
1月20日 先行出荷予定日(酒造りの状況により前後します)
1月下旬 東京都内イベント開催
2月2日 蔵出し/順次発送開始
2月15日 クラウドファンディング終了
2月下旬 新潟イベント開催
※最新のスケジュールは活動報告をご確認ください。
最後に
妙高の雪は、やがて溶け、清らかな水となり、酒へと姿を変えます。
その一本に、人の手と時間、そして覚悟が重なります。
この特別な酒で、支援してくださった皆さまと、最高の乾杯を交わせる日を、私たちは心から楽しみにしています。
蔵人一同、魂を込めて醸します。
次の100年へ。
この一歩を、あなたと共に刻めたら幸いです。

■酒類販売管理者標識
・販売場の名称および所在地 妙高酒造株式会社 上越市南本町2丁目7番47号
・販売管理者の氏名 樋口 浩一
・酒類販売管理研修受講日 令和5年6月15日
・次回研修の受講期限 令和8年6月14日
・研修実施団体名 高田税務署管内小売販売組合
最新の活動報告
もっと見る【早割】先行発送日の見込みについてご連絡です
2026/01/09 18:07プロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。さっそくではありますが、先行発送について、現状のご報告です。当初は【1月20日発送】を予定していましたが、現在の仕込み状況を見て、今のところ最速で1月23日頃の見込みとなっています。状況によっては、もう少しお時間をいただく可能性もあります。というのも、今年の新潟は想定よりも冷え込んでおり、お米の溶け具合が思った以上にゆっくり進んでいます。その様子を見た杜氏・長田が、上槽のタイミングを少し後ろ倒しにしたほうが良い、と判断しました。今回の先行発送は、生原酒・しぼりたての状態でお届けするお酒です。しぼりたてならではのフレッシュさをしっかり閉じ込めてお届けできるよう、蔵人一同、最善を尽くしております。進み具合は、また活動報告でお伝えしますので、完成まで、どうぞ楽しみにお待ちください。 もっと見る






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