1月31日(土)、アクセスの過去・今・未来をいろんな角度から伝えるクラウドファンディング応援イベントをオンラインで開催しました。当日ご参加いただけなかった方々にも、ぜひその内容を知っていただきたく、アーカイブ動画および、概要テキストを本ページにまとめました。どうかご一読ください! *フェアトレード事業の生産者さんの言葉については、「37:21 アクセス大改革に込めた想い」あたりでお話しています。(本テキストには記載していません)概要こんにちは、アクセス理事長の野田さよと申します。私にとって第二の故郷であるフィリピンは、格差がとても激しい社会。今も1500万人もの人々が貧困に苦しんでいます。私はフィリピンの貧困層の子ども・若者・女性の暮らしを支え、生きる力を伸ばしたいという想いで、23年間アクセスで活動を続けてきました。今日は、37年間をともに歩んできてくださった皆さまと、アクセスの歴史を振り返りつつ、未来についても語り合えたらと思います。ザクっと振り返る、アクセスの37年間▼そもそもアクセスとは?認定NPO法人アクセスは、貧困・人権侵害をなくしたいという強い思いのもと、フィリピンと日本で活動をしてきた国際協力NPO(NGO)です。フィリピンの子どもへの教育支援や、女性への仕事づくりとしてのフェアトレード事業、そしてスタディツアーを通して、5,000人以上の人々と関わってきました。▼アクセスの現在の【3つの活動】1.子どもに教育を2.女性に仕事を(フェアトレード事業) ※今年度をもって終了※3.日本の若者に成長の場を(スタディツアー事業)1つ目の希望 支える側へ変わった元奨学生の「今」・フィリピンの子どもへの教育支援(1997年~/28年間継続)フィリピンでは今も、『5人に1人が小学校を卒業できない』現状があります。アクセスでは、子どもサポーターが一人の子どもの就学を支える「1対1の教育里親制度」により、これまでのべ3,941人の子どもたちを支援してきました。!小学校を卒業させることにこだわってきた理由!アクセスの教育支援は、長年、「すべての子どもが小学校を卒業できるようにする」ということを大切にしてきました。小学校で基礎学力(読み書き計算)を身に付けることは、社会に出た時に騙されたり搾取されたりしないよう、自分の身を守るという意味で絶対に必要なことだからです。同時に、学校で学ぶというのは、社会性やコミュニケーション力・協調性を育むという意味でも重要です時代が変化していく中で、現在のフィリピンではコンビニや工場に就職するにも高卒資格が必須条件となってきていることもあり、2021年からは中学高校に進学するための支援もはじめました。・アクセス奨学生だったアンレスさんからの動画メッセージ「私は8歳のときにアクセスの教育プログラムに参加するようになりました。日本のサポーターさんからの教育支援を受け、学用品の無償提供を受けたり、子どもの権利ワークショップに参加したりしたことで、生きる力を身に付けることができました。自分に自信をもてたり、自分の将来に希望を持てるようにもなりました。アクセスの支援のおかで小学校を卒業した後は、両親のサポートで高校を卒業。就職後は、弟妹の教育費を支援し、大学を卒業させることができました。これからもアクセスには、かつての私のような子どもたちの事を、信じて支えていってほしいです。・教育支援は「希望の種を蒔く」活動かつてアンレスさんは、日本のサポーターさんに支援をしてもらう側でした。その後彼女は、就職して安定した収入が得られるようになり、弟妹を支える側になりました。教育支援をするというのは、その子の人生に希望を届けるということであり、またその子が次の世代を支えていけるようになるという意味で、希望の種をまくということなのだと思います。アンレスさんに「アクセスの教育プログラムを受けている中で一番印象に残っていることは?」と聞いてみたところ、「スタディツアーで日本からきた参加者の皆さんと交流した時間」という答えが返ってきました。自力で海外に行くなんて想像もできない貧困状態の中、日本からやってきた学生たちと交流することは、子どもたちに国際交流の場であり、また幸せな思い出になっていたのです。日本から来た皆さんに披露しようと一生懸命ダンスの練習をし、拍手喝采を受けた経験もまた、奨学生にとって価値ある貴重な体験になっていたのだと思います。2つ目の希望 元スタディツアー参加者の「今」・アクセスが大事にしてきたスタディツアースタディツアーとは、都市スラムや農漁村を訪問し、家庭訪問やホームステイを通じて、地元の人々の暮らしを体験したり、子どもたちとの交流を体験するツアーです。これまで1,000人以上の方がアクセスのスタディツアーに参加し、貧困の現実を五感で体験し、心を揺さぶられてきました。そんな体験をした人の一人から動画メッセージが届いています。スタディツアー参加者の牧野さん(NGO職員)「アクセスの活動に参加して感じたこと・学んだことは、『実際に現地に行かないとわからない、得られない繋がりがある』ということでした。本やメディアを通して知れることには限りがあり、現地の人の暮らしや価値観、日々の楽しみや悩みというのは、現場で言葉を交わして初めて実感するものだと思います。アクセスのボランティアスタッフとして、スタディツアーやトンド地区訪問活動をしたり、街頭募金やチャリティフットサルの企画運営などに取り組む中で、自分のものさしだけで物事を図らないことが大事だと気付かされました。4年間のアクセスでの活動の中で、『支援するされるという立場ではなく、同じ目線で同じ立場に立って物事を解決していく、考えていくことがとても大事だ』と感じました。」(写真左:街頭募金の様子/写真右:チャリティフットサル大会にて)・スタディツアーは希望をつなぐ事業私たちがスタディツアーを実施する時にこだわってきたのは、「フィリピンの貧困は偶然発生したものではなく、世界の経済構造が貧困を生み出しているのだということを伝える」ということです。その構造を変えることは簡単ではありません。でもせめて、貧困は構造的に生み出されているのだということを理解している人を増やしていくことが、アクセスの大きな使命だと思っています。かつてスタディツアーに参加した人たちの中からは、国連職員になった人、NGOを起業した人が生まれています。教員として、親として、子どもに貧困問題のことを伝え続けている人もたくさんいます。サポーターとして継続して寄付し続けてくれている人も数百人にのぼります。スタディツアーは、「自分の身近な人たちを大事にしながら、世界の子どもたちにも目を向けて行動し続ける」、そういう人を増やす、希望の種を蒔く活動なのだと思っています。アクセス大改革に込めた想いや覚悟今私たちは、アクセスの財務構造を改革するためのクラウドファンディングに挑戦しています。今日お話してきた「2つの希望」について、これからも希望の種を蒔き続けていくためには、円安や物価高騰に影響されない、堅実な財務構造へと転換していく必要があるのです。・大改革の内容 ・フェアトレード事業の終了 ・スタッフ減員 ・スタディツアーの拡充 ・理事会の改革アクセスの財務状態や、改革案の内容、その実現性については、ぜひ下記のクラファンページから詳細をご一読ください。・・・・・・・・・・・・▼大改革クラウドファンディングは2/25までhttps://camp-fire.jp/projects/907816目標額:450万円・・・・・・・・・・・・立場を固定しないアクセスでありたい・野田のアクセスではなく今のアクセスはもしかしたら、「理事長・野田が中心の団体」という風に見られているのかもしれません。でもそれは、本来あるべき姿ではないと思っています。アクセスを、私を含めて多様な人々が協働し、それぞれが力を伸ばし、それぞれの力を生かし合う場にしていきたいと思っています。・支える側、支えられる側を固定しない一般的には「日本=支える側/フィリピン=支えられる側」であったり、「寄付者=支える側/アクセス=支えられる側」だと考える人が多いのかもしれません。でも私は、そんなふうに立場が固定してしまうのを避けていきたいと思っています。活動を通じて、私たちはフィリピンから学ぶことも多々ありますし、フィリピンの人々から精神的に支えられるということも少なくありません。寄付者やサポーター、ボランティアやインターンの方々には、活動を支えていただいているだけでなく、メールやお手紙のやりとりや、活動をともにすることを通じて、「アクセスと関わっていてよかった」と思ってもらえることも大切にしています。アクセスという場が接点となり、いろんな人が出会い、物心共にさまざまなものを分かち合う。そうした場をもっともっと提供できるアクセスになっていきたいと思います。*アーカイブ動画では、もう少し詳しい内容をご覧いただけます。・・・・▼ボランティア情報が届くLINEグループ、ご参加ください!https://line.me/ti/g/PWojanYFz6*スマホでタップしてください。うまく参加できない場合は、ご連絡ください。ご招待させていただきます。▼SNS投稿のシェアでの応援もぜひお願いします!*Instagram https://www.instagram.com/access_japan*X https://twitter.com/access_tour*Facebook https://www.facebook.com/accessPhilippinesJapan*YouTube https://www.youtube.com/user/accessjapanmovies*メールニュース https://x.gd/mG6rt





